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kojitakenの日記

2016-08-30 共謀罪法案4度目の提出、沖縄圧殺等、安倍晋三の独裁はますます進む

共謀罪法案4度目の提出、沖縄圧殺等々、安倍晋三の独裁はますます進む

昨日(8/29)、職場で日経を見ていたら、安倍内閣支持率が62%に上昇し、一昨年以来となる高い数字を記録したという。

支持率の底はもちろん昨年半ばに安倍政権国会に提出した安保法案憲法学者たちによって違憲と指摘されたことを受けて批判を浴びた頃だったが、そのあとの経過を思い出すと、「リベラル左派」たちは「安保法案は通ってしまったが、若い世代から『SEALDs』という希望の星が出てきた。負けたけど勝ったようなものだ、良かった良かった」、「参院選には負けたけど、『野党共闘』が功を奏して1人区で11勝できた。負けたけど勝ったようなものだ、良かった良かった」、「都知事選には負けたけど、自公の推す増田寛也も負けた。良かった良かった、とまでは言えないにしても最悪の事態は免れた」などと能天気に気炎を上げ続けてきた。そのあげくが安倍晋三独裁力のさらなる強化だ。なんたるざまか。

以下に、『きまぐれな日々』にいただいた鍵コメ情報をほぼそのまま転載する(引用符号や出典の明示等のみ書き加えました)。

https://news.nifty.com/article/domestic/society/12182-shimpo340625/琉球新報 2016年8月21日)

機動隊の強制排除、根拠説明なし 羽交い締め、記者の抗議聞かず


http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016082790070111.html

共謀罪を「テロ準備罪」 名称変え 秋の国会提出検討

<解説> 政府が十数年来導入を目指してきた共謀罪法案の四度目の提出を検討しているのは、リオデジャネイロ五輪が終わり、二〇二〇年東京五輪パラリンピックの準備が本格化する今、「テロ対策の一環」と強調することで、国民の理解を得る好機と捉えたためだ。七月の参院選自民公明与党が大勝。たとえ国民の理解を十分得られなくても、数の力で押し通せる。

 確かにテロ対策は重要な課題だ。昨年十一月のパリ同時多発テロを受け、共謀罪創設を求める声が政権内で広がったこともあった。政府高官も「共謀罪と聞くと身構えるが、テロ犯罪防止と聞くと『なるほど』と思う」と指摘する。

 しかし共謀罪は国際組織犯罪防止条約を批准するための制度として提案されたものだ。条約マフィアなどのマネーロンダリング資金洗浄)対策が中心。テロ対策で共謀罪提案するのはこじつけだ。今でもテロ行為を未遂の前の段階で処罰する法律はある。

 むしろ共謀罪の本質はテロ対策に名を借りて「心の中で思ったこと」を処罰することにつながる恐れがあるということだ。

 共謀罪は複数の人が犯罪を行うことを話し合って合意(共謀)しただけで罪に問えるようにする犯罪。犯罪行為は通常、具体的な被害が生じたり、犯罪行為に着手して危険が生じたりすることで罪に問われる。新たな案は対象集団を絞り込み、要件に準備行為を加えたが、いずれも拡大解釈の恐れがある。共謀罪に詳しい弁護士によると、沖縄の新基地反対や脱原発などの市民団体が話し合いで「路上に寝転がって警察車両を止めよう」と決め、何らかの準備をすると組織的威力業務妨害共謀罪になりかねない。

 また、共謀罪を創設すれば、犯罪の相談や合意があったと証明するために室内盗聴など日常的な監視が必要になる。今夏の参院選では野党支援団体などが入る建物の敷地に警察が隠しカメラを設置していた。自民党は〇七年に名称を「テロ等謀議罪」と変更を試みたこともある。最近は「組織犯罪準備罪」という名称も挙がっていた。実質的な共謀罪ができれば、罪名は何でも構わないのだろうか。

東京新聞 2016年8月27日 07時01分)


http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/59026

警察官が市民に「ばか」「気持ち悪い」 沖縄名護署前の抗議で

 警官1人は名護署の敷地内に入った50代女性を排除。記者の前で女性が「恥ちらー(恥知らず)」、警官が「ばか」と3回ののしり合った。

 もう1人の警官は顔をスマートフォンで撮影しようとした40代女性に対して「触らんで、気持ち悪いから」と言う場面が動画で録画された。

 40代女性は高江での抗議行動の最中、警官に「ばばあ」と言われたことがあるという。「暴力があっても証拠さえ残らなければ許されるという土壌が警察の中にあるのではないか」と語った。

 50代女性も高江で路上に倒され、膝で押さえ付けてきた警官に「おまえなんか殴る価値がない」と言われたと訴える。「県警は辺野古で暴力に慣れてしまっている。最初はおとなしかった他府県の機動隊もそれを見て徐々に暴力的になっている」と危惧した。

沖縄タイムス 2016年8月25日 09:26)


http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2016082702000141.html東京新聞 2016年8月27日)

【核心】「共謀罪」新設案 処罰対象 解釈に幅 捜査当局の判断次第 監視社会の到来


http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-346152.html

社説>「共謀罪」提出へ 民主主義崩す「悪法」だ

 罪名を変えたところで、市民活動を抑え込み、思想・信条の自由を侵す危うさは消えない。「共謀罪」の新設は必要ない。

 安倍政権は、国会で3度も廃案を重ねてきた「共謀罪」をつくろうとしている。罪名を「テロ等組織犯罪準備罪」に変える組織犯罪処罰法の改正案を、9月の臨時国会に提出する見通しだ。

 2020年の東京五輪に向けたテロ対策を前面に押し出す構えだ。

 昨年11月のパリ同時多発テロ後、自民党内からテロの不安に便乗し、「共謀罪」創設を求める声が出たが、首相官邸は火消しに走った。

 なぜか。国民生活を縛る「悪法」との印象が根強く、今年夏の参院選への悪影響を懸念したからだ。

 7月の参院選で大勝した後、政府は「共謀罪」創設に走りだした。国民受けの悪い施策を封印し、選挙後になって推し進める。安倍政権お決まりのやり方である。

 「共謀罪」とは何か。具体的な犯罪行為がなくとも、2人以上が話し合い、犯罪の合意があるだけで処罰対象となる。

 これまで「団体」としていた適用対象が「組織的犯罪集団」に変わった。市民団体労働組合を標的にした乱用の恐れがあるとの批判をかわしたつもりだろう。一方、謀議だけでなく、犯罪実行の「準備行為」も罪の構成要件に加えた。

 犯罪集団や準備行為の定義はあいまいで、捜査当局が組織的犯罪集団か否かを判断する構図は変わらない。恣意(しい)的な判断による立件の恐れがある。謀議や準備行為を巡り、盗聴や密告奨励など監視社会が強まる危険性は拭えない。

 治安維持法の下で言論や思想が弾圧された戦前、戦中の反省を踏まえ、日本の刑法は犯罪が実行された「既遂」を罰する原則がある。

 政府は「共謀罪」をテロなどに対処する国連の「国際組織犯罪防止条約」への加入条件とするが、現行刑法でも予備罪や陰謀罪など、未遂以前の段階で処罰する仕組みはある。

 特定秘密保護法集団的自衛権行使に道筋を開く安全保障関連法の成立など、安倍政権立憲主義を軽んじてきた。名護市辺野古や東村高江では、新基地にあらがう市民を力ずくで排除している。

 政権への批判に対し、度を越えた反発を示して威圧する狭量が色濃い。この政権が「共謀罪」を手中にする危うさも考えたい。民主主義を掘り崩す制度は要らない。

琉球新報 2016年8月29日 06:01)


http://www.excite.co.jp/News/column_g/20160824/Litera_2519.html?_p=4

ライムスター宇多丸が戦争特集で「大本営発表は今まさに進行している問題」と、安倍政権メディアの一体化に警鐘

だんだんと戦況が悪くなり、大本営発表は嘘に嘘を重ねるようになっていく。そんななか、完全に体制に取り込まれたマスコミ軍部は何をしていたのか? 驚くべきことに、彼らは「宴会」をしていた。日本産業経済記者の岡田聡氏はこんな証言をしていると本書では書かれている。

「わが社でも私の在任中、春秋二回、報道部長以下を柳橋の亀清楼だの、茅場町の其角だの、築地の錦水だのへ招待した。これを在京の各社が全部やるので報道部は宴会疲れをしていたようだ」

 これまたどこかで聞いたことのあるような話である。現在、安倍政権が大手キー局・新聞社の幹部や、現場記者らと頻繁に会食を行い接待漬けにしていることは当サイトでも何度も報じ、批判してきた。しかも、「日刊ゲンダイ」の報道によると、その接待費用は「官邸もち」との話もあり、メディア側が勘定をもっていた戦前と比べ、血税からタダ酒タダ飯が出ている現在の方がより最悪ともいえる。

リテラ 2016年8月24日 12時00分 (2016年8月30日 07時56分 更新))


http://www.excite.co.jp/News/society_g/20160825/Litera_2521.html

沖縄・高江で取材中の琉球新報沖縄タイムス記者を警察が拘束!「報道の自由」侵す暴挙も中央マスコミは一切無視

大手メディアは 22日付で共同通信が短く報道したのみ。24日現在、読売産経はいわずもがな、朝日や毎日までもが一行も記者拘束の事実を伝えていないのだ。

選挙によって再三示してきた「基地はいらない」という沖縄民意に対し、時の政権が牙を剥き出しにし、ためらいもなく民主主義を徹底的に破壊しにかかるという、とんでもない暴走が繰り広げられているのである。

 現に安倍政権は、約150人の住民しかいない村に全国から500人以上の機動隊を集結させ、米軍属による女性暴行殺人事件後の防犯パトロールとして派遣した防衛省の約70人の職員を高江の反対派市民の警備に就かせている。さらに抗議の現場では、昨日も70代の女性が押し倒され後頭部を打ち出血、救急車で搬送され、40代の男性は5〜6人の機動隊員に囲まれた挙げ句、公務執行妨害で逮捕された。他方、同じ日に安倍政権参院選で落選した島尻安伊子前沖縄担当相を大臣補佐官に任命した。

 公然と警察が暴力をふるい、不当な弾圧を続け、ついには報道の自由も認めない......。このように民主主義が奪われた"最前線"で何が起こっているのかを伝えないということは、結局、中央の大手メディア政府と同じく「沖縄我慢しろ」と強いている証左だろう。

 昨年、菅義偉官房長官の質問の中で、時事通信社の記者がこんなことを言った。記者は、那覇空港第2滑走路建設事業の工期短縮に"協力しない"沖縄県議会を「国として見限っていいような気がする」「そんな連中はほっといてもいいと思う」と述べたのだ。

リテラ 2016年8月25日 07時30分 (2016年8月30日 07時56分 更新))


http://www.news-postseven.com/archives/20160829_442797.html

2018年大河ドラマ 「西郷隆盛」に内定との情報

西郷内定情報の裏には「官邸明治維新の呪縛があるのでは」という見方がある。

「大河誘致は地元への大規模な振興策となるので、過去にも大物政治家が自分の選挙区を舞台とする作品をねじ込もうとしてきた。西郷隆盛20+ 件が主人公となれば、安倍首相の地元である山口県の長州藩士も、ともに維新を成し遂げた英雄として扱われる作品になっていく。維新150年というタイミングで、予算の国会承認が必要なNHK官邸の顔色をうかがったか、“天の声”があったとしても不思議ではない」(前出の脚本家

 何よりも、安倍首相明治維新の精神的支柱といわれる長州藩士・吉田松陰を「尊敬する人物」と公言しているのは周知の事実だ。

NEWSポストセブン 2016.08.29 16:00)

2016-08-26 角岡伸彦『ふしぎな部落問題』(ちくま新書)を読む

角岡伸彦『ふしぎな部落問題』(ちくま新書)を読む

昨日(8/25)読み終えた本。


ふしぎな部落問題 (ちくま新書)

ふしぎな部落問題 (ちくま新書)


著者の角岡伸彦は、昨年初めに大センセーションを呼んだ『百田尚樹『殉愛』の真実』(宝島)を構成した主力ライターの1人で、『ゆめいらんかね - やしきたかじん伝』(小学館)も書いている。その著者は兵庫加古川市被差別部落の出身。

この本の白眉は、第2章「メディア出自―『週刊朝日』騒動から見えてきたもの」だ。

言うまでもなく、2012年に『週刊朝日』と佐野眞一が引き起こした「ハシシタ」騒動を批判したものだが、著者は『週刊朝日』や佐野眞一のみならず、彼らに先立って橋下徹の「出自」を暴き立てたポスト・宝島・文春・新潮や、それらの媒体で活躍した一ノ宮美成、森功上原善広らのライターをも徹底的に批判している。後述のように、実は『週刊朝日』や佐野眞一は、彼らが敷いたレールに安易に乗っかったに過ぎなかった。しかし、媒体が橋下徹の大嫌いな朝日新聞の系列出版社が出している週刊誌であり、ライターがこの騒動以前には「ノンフィクションの『巨人』」(嫌な言い方だがw)として世の尊敬を集めていた佐野眞一だったことに目をつけた橋下がこれを徹底的に批判し、括弧の有無を問わないリベラルを含めた人たちもそれに同調したという経緯があった。

週刊朝日』と佐野眞一が叩かれたあと、彼らに先行して同種の記事を発表をしていたライター(例えば森功上原善広)もその流れに乗って週朝と佐野を批判し、月刊誌などがその場を提供したが、私はそれに何ともいえない嫌な違和感を感じていた。なぜなら、彼らが書いてきたことが週刊朝日佐野眞一とどう違うのか、いくら彼らがもっともらしく批判しても、私には理解できなかったからだ。

著者の角岡伸彦による先行メディアやライターの批判は、その溜飲を下げてくれるものだった。ああ、この人の書く週刊朝日佐野眞一批判にならうなずける、と得心が行った。著者は、彼ら及び彼らの記事を掲載した先行の雑誌がやってきたことも週刊朝日佐野眞一がやったことと何ら変わらないこと、週刊朝日と佐野はむしろ彼らの仕事を安易に後追いしたに過ぎなかったことを明快に指摘している。著者が特に辛辣をきわめるのは、著者と同じく被差別部落の出身であることを公表しているライター・上原善広に対する批判だ。

また、何よりもうならされたのは、週刊朝日佐野眞一の「差別記事」をとっちめた橋下徹その人の持つ差別意識への切り込みだった。著者の論考の一部はかつて『週刊金曜日』に掲載されたことがあるらしい。以下本書から引用する。

 橋下氏は『週刊朝日』の佐野氏の批判に関して、新聞記者に「政策論争はせずに、僕のルーツを暴き出すことが目的とはっきり明言している。血脈主義ないしは身分制に通じる本当に恐ろしい考えだ」と語っている(『朝日新聞』二〇一二年一〇月一八日)。また、大阪市長選を前にした週刊誌出自報道に対し、ツイッターで次のようにつぶやいた。

〈実父とその弟(伯父=ママ)がやんちゃくれで実父が最後には自殺したのは事実。僕が小学校二年生の時、物心ついたころには実父は家にいなかったのでほとんど記憶なし〉*1

 父親出自については、次のように反撃した。

〈妹も初めてこの事実を知った。妹の夫、その親族も初めて知った。妻やその親族も初めて知った。子供に申し訳ない。妹夫妻、妻、義理の両親親族、皆に迷惑をかけた。メディアによる権力チェックはここまで許されるのか〉*2

〈子供は親を選べない。どのような親であろうと、自分の出自がどうであろうと人はそれを乗り越えていかざるを得ない。僕の子供も、不幸極まりない。中学の子供二人には、先日話した。子供は、関係ないやん!と言ってくれたが、その方が辛い。文句を言ってくれた方が楽だった〉*3

 メディアには攻撃的だが、家族や親戚に対しては殊勝な言葉が並ぶ。

 だが、私は思う。なぜ、家族や親戚に迷惑をかけたと言う必要があるのだろうか。子供に謝る必要があるのだろうか。なぜ、子供が〈不幸極まりない〉のか。これでは部落にルーツを持つ者は不幸と言っているようなものである。橋下氏が尋常ではないほど、部落にマイナスイメージを持っていたことを、図らずも露呈している。

 橋下氏のメディアへの怒りは収まらなかった。

〈今回の報道で俺のことをどう言おうが構わんが、お前らの論法でいけば、俺の子供にまでその血脈は流れるという論法だ。これは許さん。今の日本のルールの中で、この主張だけは許さん。バカ文春、バカ新潮、反論してこい〉*4

 橋下氏の過剰な反応は、部落民でないと思っていた者が、「実は……」と告げられた時に見せる激しい動揺である。メディアに対し〈お前らの論法〉と非難しているが、これはメディアだけではなく、世間の見方でもある。

 また、自分が部落民と見られるのはまだしも、子どもにはそうはさせないと憤っている。私は『週刊金曜日』(二〇一二年一一月一六日号、金曜日)に、次のように書いた。

部落民、部落出身者とは、出生地や居住地、あるいは血縁において部落と関係ある者をいう。例えば片方の親が部落出身者であれば、子供もそう見られることがある。橋下氏は、そのように血脈をもって判断すること自体がおかしいと主張している。いつまで部落出身者を後世に残すのかという問題意識は、わからないでもない。

 しかし私は橋下氏に問いたい。では、日本で最も血脈主義が貫徹されている天皇制はどうなんですか? と。私が言いたいのは、日本社会では、よくも悪くも血脈が大きな意味を持ち、だからこそ天皇制部落差別とが残ったのではないか、ということである。

 血脈報道における橋下氏の過激とも言える反応から垣間見えるのは、子供が部落民であってほしくないという切なる願い。私に言わせれば“部落(民)忌避”である。橋下氏の子供が部落差別に遭う可能性が、ないとは言えない。彼ほどの有名人でないケースも同じである。

 どの親も、自分の子供は差別に遭わせたくないと考えている。大事なことは、万が一、子供が差別を受けた場合、それに対して闘うという姿勢を見せることではないか。人に範を見せるべき政治家であるなら、なおさらである。それを血脈主義はおかしいと主張しても詮なきことであろう。

 いまだに部落差別があることを認識した上で、それにどう対処していくかを考える方が建設的ではないか。わが子の将来に思いをめぐらす橋下氏の親心もまた、血のつながりを重視する血脈主義につながるのだから〉

角岡伸彦『ふしぎな部落問題』(ちくま新書,2016)130-133頁)

以上、長々と引用したが、「ハシシタ」騒動から4年近く経って、ようやく納得できる関係者(週刊誌等の雑誌、佐野眞一上原善広らライター、それに橋下徹)への批判に接することができたと思った。

ダイアリーの読者の皆さまにも是非おすすめしたい1冊だ。

[追記]

この記事で触れなかった本書の他の章への言及のある下記ブログ記事にリンクを張っておきます。下記記事には、「ハシシタ」騒動についても、やはりこの記事では触れなかった、上記佐野眞一に先立つライターが犯した事実誤認にも言及しています。

また、上記記事からリンクを張られた梶谷懐(かじたに・かい)氏(「関西の大学で中国経済論を教えて」おられるとのこと)の下記ブログ記事を読んで、私の書いた駄文(本記事)のレベルの低さに、われながら嫌になりました(苦笑)。

*1https://twitter.com/t_ishin/status/1300578835797237762011年10月29日のツイート。『週刊朝日』と佐野眞一の「ハシシタ」騒動の前年であり、先行メディア(おそらくは上原善広が書いた『新潮45』のルポや、その他『週刊新潮』や『週刊文春』などの記事に対する反応と思われる。以下2件のツイートも同年同月同日のもの=引用者註。

*2https://twitter.com/t_ishin/status/130070246504677377=引用者註。

*3https://twitter.com/t_ishin/status/130071270665621504=引用者註。

*4https://twitter.com/t_ishin/status/1316239119756861442011年11月1日のツイート=引用者註。

2016-08-25 広島カープに優勝マジック「20」が点灯。読売・菅野、2年連続の屈辱

広島カープに優勝マジック「20」が点灯。読売・菅野、2年連続の屈辱!

いつものスワローズネタではなく、ここ数年「カープ女子」とやらで敵地のスタンドまで超満員に膨れ上がらせるカープの話。

昨夜(8/24)、東京ドームで行われた読売広島カープ第20回戦に広島が勝ち、リーグ優勝へのマジックナンバー「20」を点灯させた。広島のマジック点灯は、直近で最後にリーグ優勝した1991年以来25年ぶり。

私は1975年広島初優勝を覚えているが、1950年の球団発足から25年だった。1991年からの25年は、それと同じ長さの歳月だ。1975年の初優勝から79,80年の2年連続日本一読売の球団創設50周年に冷水をぶっかけた84年の日本一西武相手に1引き分けから3連勝しながら4連敗して日本一を逃して山本浩二胴上げされて引退した86年(この年にはスワローズがマーク・ブロハードの「神が打たせた正義の一発」読売にとどめを刺した痛快なアシストもあった)などのカープ黄金時代をよく覚えている私からすれば、その黄金時代こそ例外で、弱い時期の方がずっと長かったカープが不思議に思える。もっとも同様の歴史はスワローズにもあって、90年代から2001年にかけて5度のリーグ優勝と4度の日本一を誇った時期を除けば、1978年(日本一)と2015年リーグ優勝)を除けば弱いのが常態のチームだ。しかしこちらは全然不思議とは思えない(笑)。

まあ読売もここ数年地力を落とし続けているから、1996年みたいな悪夢の「メイクなんとか」の再現はまず考えられない。広島の25年ぶりリーグ優勝は九分九厘間違いないだろう。もっとも、3位DeNAが息切れしてきたので読売の2位もほぼ間違いない。4位阪神DeNAを1.5ゲーム差で猛追しているが、その阪神を2ゲーム差で追うのが5位ヤクルトであって、3位(クライマックスシリーズ出場権)争いの行方もまだわからない。勝率5割未満のチーム同士の争いの場合、引き分けが少ない方が有利なのだが、ヤクルトは1引き分けで阪神は3引き分けだから、ゲーム差なしならヤクルトの方が上になる。中日の連続カード負け越しを止めるほど勢いの落ちたDeNAとも3.5ゲーム差だから、まだヤクルトが3位に食い込む可能性は残されているのだ。仮にヤクルトが3位に食い込んだ場合、今季9戦全敗(昨年から10連敗、オープン戦を合わせると12連敗)の東京ドームでのクライマックスシリーズになるが、短期決戦はレギュラーシーズンとは全然違った結果になることが多いから全然わからない。たとえばヤクルトは、2008年から今年までの9シーズンで2011年を除いて8度(直近では5年連続で)中日に勝ち越しているが、クライマックスシリーズでは3度顔を合わせて一度も勝っていない。一方読売戦は、2001年から昨年までの15年間で2011年を除いてすべて負け越しているが、クライマックスシリーズでは2度対戦して2度とも勝っている(但し、中日との3度はすべてナゴヤドーム、読売との2度はいずれも神宮球場の試合であり、地の利がものを言ったともいえるが)。

ところで昨夜は、広島がプロ入り以来東京ドームで負けたことのない福井優也読売がプロ入り以来東京ドーム広島戦で負けたことのない菅野智之の両先発だったとのことだが、先に2点をもらった菅野が中盤に打たれて、東京ドームでの広島戦初黒星を喫し、これが広島のマジック点灯試合となった。

この経緯に私は、「ああ、菅野らしいな」と思った。というのも、昨年9月27日にヤクルトが同じ東京ドームで優勝マジック「3」を点灯させた時の相手投手も菅野だったからだ。菅野は2年続けて本拠地で首位チームのマジックを点灯させる役回りを演じたことになる。さらに菅野は、阪神とのクライマックスシリーズ第1ステージ(東京ドーム)でも、ヤクルトとのクライマックスシリーズ最終ステージでもともに敗戦投手になった。要するに、夏場から秋にかけての勝負どころに弱い投手なのである。菅野は、前々回の直接対決だった京セラドーム大阪での広島とのホームゲームでも福井と投げ合って敗戦投手になったし、昨年は優勝を争ったヤクルト戦に4戦全敗(クライマックスシリーズを合わせると5戦全敗)していた。後半戦での勝負弱さは折り紙付きだ。その同じ投手が毎年春先には滅法強く、今年などかなり長い間防御率0点台を誇っていた(交流戦明けのDeNA戦で9失点して途切れた)のだから、その落差は信じられないほど大きい。

春先には「にっくき菅野」だが、夏から秋にかけては「神様、仏様、菅野様」だ、などと言ったら、読売ファンばかりか故稲尾和久の信奉者たちも敵に回してしまうのではないかと恐れる今日この頃だ(笑)。

2016-08-24 安倍晋三がリオ五輪閉会式に出しゃばる醜悪に吐き気を催した

安倍晋三がリオ五輪閉会式に出しゃばる醜悪に吐き気を催した

今回のリオ五輪生中継は終盤の一部競技(男子陸上の400mリレー決勝戦など)を除いてほとんど見なかった。前半の「山の日」(8月11日)からの4日間は夏休みをとって祝日制定の狙いに嵌って山に行っていたし、その後はお盆の時期だというのに仕事が忙しくて首が回らなかった。政治のニュースも、もともと安倍晋三が夏休みをとっているなどして少なかったし、その少ないニュースもあまり把握していないので、『きまぐれな日々』は開設以来最長の更新の空白を続けている。なんとか29日には更新したいと思っているが。

リオ五輪の話に戻ると、開会式も閉会式も見なかった。ただ、閉会式を伝えるニュースを見て、安倍晋三だの小池百合子だのといった暑苦しい面々がしゃしゃり出てきたことに心からうんざりした。小池百合子の場合は、まだ次回開催地の首長だから致し方ない点もあるが(それでも小池の目立ちたがりぶりには大いに反感を持った)、安倍晋三に至っては、なんでこんな男が出しゃばってくるのかと驚き、その醜悪な演出に吐き気を催した。

何も私が安倍晋三を死ぬほど嫌っているからこんなことを書くわけではない。ヒトラー時代はいざ知らず、次期開催国のトップの政治家が露骨に五輪閉会式の前面に出てくるのは異例のことなのだ。

下記日刊スポーツの記事もそれを指摘している。

安倍晋三首相「東京で会いましょう」任期延長想定か - 五輪一般 : 日刊スポーツ

安倍晋三首相東京で会いましょう」任期延長想定か

[2016年8月23日9時51分 紙面から]

 リオデジャネイロ五輪閉会式で21日夜(日本時間22日午前)に行われた次期開催都市のプレゼンテーションで、安倍晋三首相(61)が人気ゲームキャラ「スーパーマリオ」の姿で登場するサプライズ演出が行われた。国のトップ自ら現れるのは異例だが東京大会組織委員会・森喜朗会長の発案という。18年秋に自民党総裁の任期が切れる首相は「東京で会いましょう」と20年東京五輪での“再会”まで宣言。総裁任期延長を意識した形だ。東京都小池百合子知事(64)は着物姿で五輪旗を受け取った。

 小池知事五輪旗を受け取った後、東京を紹介した約10分のプレゼン映像で意外な演出が飛び出した。

 アテネ北京五輪競泳メダリスト北島康介氏から赤いボールのリレーが始まり、キャプテン翼ハローキティなど、世界的な日本の人気キャラクターに続き、安倍首相が登場。車の中で「リオに行かねばならないが、時間がない」と述べ、マリオに変身した。

 首相マリオ渋谷スクランブル交差点で、ドラえもんポケットから出した土管に飛び込み、リオへワープ。競技場の中心に土管が出現し、カウントダウンがゼロになると、なじみの電子音とともにマリオの格好をした首相が現れ、服や赤い帽子を脱ぐと、スーツ姿で観衆に手を振った。政府関係者は「あの首相が『かぶり物』をするなんて」と驚きを隠せなかった。

 首相は、マリオになった理由を「日本のキャラクターの力を借り、日本のソフトパワーを示したかった」と述べた。リオで取材に応じた20年東京大会組織委員会の武藤敏郎事務総長は、森氏が「マリオ役は、総理にお願いしよう」と発案したと説明。森氏が直接首相に交渉、快諾を得たという。

 次期開催国のトップがプレゼンの「顔」になるのは、極めて異例。近年はスポーツ界の大物が続いており、今回も米大リーグイチローブラジルに縁があるサッカー三浦知良らの名前が取りざたされていた。

 首相が、マリオ役を受けた意図について、与党関係者は「小池知事のハンドオーバーも、すっかりかすんだ。東京五輪の『顔』は自分という、首相のアピールだ」と指摘する。首相プレゼンの最後に「SEE YOU IN TOKYO(東京で会いましょう)」と宣言。自身の自民党総裁の任期は18年9月までだが、首相周辺では任期延長論が拡大中だ。ただ慎重論も根強く「任期延長の既成事実化を意識したのではないか」と警戒の声もあり、今後波紋を広げそうだ。

 首相は先月13日、都内の広告代理店電通本社で「海外広報戦略の説明会」に出席したが、準備は極秘に進めた。「東京五輪首相として迎えたいか」。報道陣の質問に、首相は「どんな立場でも五輪の成功に汗を流したい」とけむに巻き、帰国の途についた。

 ◆マリオ 任天堂のゲームキャラクター。京都生まれという設定。1981年のアーケードゲームドンキーコング」で初登場した。赤い帽子に赤いシャツ、青いオーバーオール姿に口ひげがトレードマークアメリカ法人の「ニンテンドー・オブ・アメリカ」の倉庫係の職員にそっくりだったためマリオと名前が付いた。1985年、ファミリーコンピュータの「スーパーマリオブラザーズ」が世界的ヒット。以来シリーズ累計販売本数3億2000万本以上に達している。日本国内での職業は大工米国では配管工。

日刊スポーツより)

この件に関して、玉木正之という、80年代に一時期影響を受けたスポーツライターがいるが*1、彼は安倍晋三の東条、もとい登場に苦言を呈している。

安倍首相登場に違和感「主役は選手。首相は出てくるべきではなかった」 ― スポニチ Sponichi Annex 五輪 より

安倍首相登場に違和感「主役は選手。首相は出てくるべきではなかった」

リオデジャネイロ五輪閉会式 (8月21日)

 ▼スポーツ評論家の玉木正之さんの話 閉会式で安倍晋三首相が登場したことには大いに違和感があった。スポーツは政治から独立したもので、主役は選手。政治家はあくまで応援する存在であり、首相は出てくるべきではなかった。東京五輪パラリンピックを、政治色を排して開催できるのかは今後の課題だ。(後略)

スポーツニッポン 2016年8月22日)

当然の正論である。まとまった記事として、引用はしないがリテラの記事も下記に挙げておく。

しかしNHKの「報道」は違う。下記は私の嫌ってやまない日刊ゲンダイの記事だが、ゲンダイには珍しくまともなことを書いているので引用する。

五輪メリットは「国威発揚」 NHKが憲章と真逆の仰天解説 | 日刊ゲンダイDIGITAL

五輪メリットは「国威発揚NHKが憲章と真逆の仰天解説

2016年8月22日

 ビックリ仰天した視聴者も多かっただろう。21日のNHKの番組「おはよう日本」。オリンピックを扱ったコーナーで、「五輪開催5つのメリット」としてナント! 「国威発揚」を挙げていたからだ。

リオ五輪 成果と課題」と題し、刈谷富士雄解説委員が登場。刈谷解説委員は、まず、過去最多の41個のメダルを獲得したリオ五輪の日本勢の活躍について「目標を達成した」と評価。そして、2020年の東京五輪に向け、競技人口の底上げやスポーツ環境を整える必要性を訴えた。驚いたのは次の場面だ。

「何のためにオリンピックを開くのか。その国、都市にとって何のメリットがあるのか」と投げ掛けると、五輪のメリットとして真っ先に「国威発揚」を示したのだ。

 オリンピック国威発揚の場にしたのがナチス・ドイツだ。聖火リレーの導入やサーチライトを使った光の演出など、ヒトラーは権力を世界に見せつけるため、徹底的に政治利用した。その反省から生まれたのが、オリンピック精神の根本原則を示した「オリンピック憲章」だ。JOC(日本オリンピック委員会ホームページの「オリンピズムってなんだろう」と題したコーナーで、同憲章は〈オリンピック競技大会は、個人種目または団体種目での選手間の競争であり、国家間の競争ではない〉とある。

 JOCもわざわざ、〈みんなはメダルの数を国別で数えたりして、ついついオリンピックを国同士の競争のように見てしまいがちだろう? でも、オリンピック勝利をおさめた栄誉は、あくまでも選手たちのものだとオリンピック憲章では定めていて、国別のメダルランキング表の作成を禁じているんだよ〉と説明。「人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会を奨励する」というオリンピック憲章の精神は、戦争や独裁政治国威発揚とは相いれない。つまり、NHKの解説はオリンピック憲章理念とは真逆なのだ。

 NHKを含む大メディアが「メダル41個で過去最高」と大ハシャギしているのも、本来であればオリンピック精神に反する行為なのだ。スポーツジャーナリスト谷口源太郎氏はこう言う。

「NHKがオリンピック憲章を理解していないことがハッキリした。そもそも国威発揚で国家間競争を煽るような勝利至上主義が、五輪ドーピングの問題を生み、スポーツ競技そのものを壊している。メディアならば、それをきちんと認識する必要があります。影響力があるテレビ、それもNHKが先頭に立って国威発揚をメリットに挙げてどうするのか。許されません」

 リオ五輪で、柔道の日本選手が「銅メダル」を獲得したにもかかわらず、「すみません」と謝罪していた姿に違和感を覚えた人は少なくなかったはず。これも勝利至上主義が招いた悪しき慣習だ。メディアがその片棒を担いでどうするのか。

日刊ゲンダイより)

この記事に限っては、ゲンダイ得意の針小棒大などでは全くない。ゲンダイの記事を疑ってかかる習性のある私は、記事の裏を取ろうとネット検索をかけたところ、件のNHKニュースおはよう日本」の画面の画像を取り込んだ記事を見てぶっ飛んでしまった。下記Twitterに画像が掲載されているのでご参照いただきたい(下記引用では画像は省略した)。

https://twitter.com/manauwf/status/767140631944630272

小張 學

@manauwf

NHKおはよう日本が今朝解説した「五輪開催5つのメリット」。「(1)国威発揚」「(2)国際的存在感」…。五輪憲章の説く「オリンピズムの根本原則」平和、人権差別撤廃は…もはや眼中にない「民族の祭典」。

16:25 - 2016年8月20日

いやはや、「アベさまのNHK」はここまできた。私はこの「おはよう日本」を見なくなって久しい。現在は和久田なんとかという東大を出た女性がキャスターの1人をやっているらしいが、おそらく安倍晋三の「喜び組」さながらに、翼賛ニュースの読み上げでもやっているのだろう。朝っぱらからそんな不快なものは見たくないこともあって、現在のキャスターに代わるよりもかなり前から見なくなっている。思い出せば、東電原発事故が起きた2011年原発を守りたがるNHKに反発したのがきっかけだったかもしれない。

もっとも変わったのはNHKばかりではない。「リベラル」も同じだ。「民族の祭典」という言葉から、私は反射的にある音楽家のTwitterを思い出した。

https://twitter.com/miyake_yohei/status/408980134746546176

三宅洋平

@MIYAKE_YOHEI

さぁて、民族がひとつになるための新しい時代の始まりや。

盛大なファンファーレを、明日の渋谷から鳴らすっぺよ。

7:23 - 2013年12月6日

最近になってこの男が安倍昭恵にすり寄ったことによって、ようやくこの男の正体に気づいて支持を止めた「リベラル」たちも少なからずいるようだが、3年前のつぶやきでこの男の正体は既に割れていたのに、今頃やっと気づくとは何やってたんだ、というのが私の正直な感想だ。

先の参院選でこの男を応援した野党国会議員も音楽家の同類だ。音楽家が前記のつぶやきを公開した少し前、当該の国会議員天皇に何やら「直訴」したことが話題になったが、この時国会議員氏は皇居に向かって90度の角度でお辞儀をしたとのことだ。こんな人間はもはや括弧付きの「リベラル」とさえ言えず、どんなに良くても「保守」であって、下手をしたら「反動」がつくというのが私の意見である。

こんな野党国会議員や「音楽家」を支持する「リベラル」が蔓延するていたらくだから、安倍晋三は大手を振って露骨に4年後にもまだ総理大臣でいたいと事実上の意思表示をするのだし、NHKも何はばかることなく「五輪のメリットで第一に挙げられるのは国威発揚だ」などと画面に大々的に表示して訴えることができるのである。

もはや今の日本は、中国北朝鮮どころか戦前の日本かナチスドイツとほとんど変わらない国になりつつあることを改めて認識させられる今日この頃なのであった。

*1玉木正之長嶋茂雄星野仙一という私の大嫌いな2人を信奉しており、それでいて(読売でも中日でもなく)阪神ファンという、私とは相容れないところだらけの男だが、玉木の主張には一定の説得力があった。しかしのちには彼の主張に疑問を感じることが増えたので離れていった。