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kojitakenの日記

2017-10-18 小川淳也(希望・香川1区)、9条改悪反対を叫んで小池百合子を批判

小川淳也(希望・香川1区)、9条改悪反対を叫んで小池百合子を批判

昨日(10/17)、話題になった件。産経の記事より。

衆院選 希望の民進系造反「9条改悪反対」「小池氏ひどい」 (産経新聞) - Yahoo!ニュース

衆院選 希望の民進系造反「9条改悪反対」「小池氏ひどい」

 衆院選を前に民進党から希望の党に移籍した前職の中に、希望の党公約と大きく異なる主張を掲げる候補が続々と出始めた。希望の党容認する「憲法9条改正」などの“踏み絵”を踏んだはずなのに公然と異を唱え、小池百合子代表を批判する声まで上がる。希望の党の失速で焦りを募らせているようだ。

 「憲法9条の改悪については明確に反対」。香川1区から希望の党公認で立候補した小川淳也氏は、党の公約に「憲法9条を含め改正議論を進める」と明記されているにもかかわらず、自身のホームページにそう書き込んだ。

 小川氏は16日、高松市で行った街頭演説で「小池氏の物言いは『排除』などひどい。私の政治信条は変わらない」と強調。この日は改憲派前原誠司民進党代表が街頭演説を行う予定だったが、急遽(きゅうきょ)キャンセルした。後援者らを集めた15日の会合では「立憲民主党無所属民進党の人たちを巻き込み、野党再結集、再合流へと歩みを進めなければならない」と言い切った。香川1区は立民や共産党が候補を立てておらず、「反自民」票を自身に集約させたいとの思惑がにじむ。

 一騎打ちの相手となった自民党平井卓也氏は「対抗馬の政策がどこにあるか分からない。世の不平や不満をあおり右から共産党までの受け皿になるなんて有権者をばかにしている」と指弾する。

 こうした民進党から希望の党への移籍組による“造反”の動きは小川氏に限ったことでない。九州の前職は「安倍晋三首相のように9条改正を特出しするのはいかがか」と批判し、北関東の前職はフェイスブックに「憲法9条に自衛隊を加える提案にはくみしません」と書き込んだ。(奥原慎平)

産経新聞 10/17(火) 7:55配信

小川淳也は2005年の衆院選民主党公認香川1区から出馬して自民党平井卓也四国新聞西日本放送を牛耳る四国メディア一族世襲・腐敗政治家)に敗れたが比例復活して初当選。以後、2009年の香川1区当選を含む4期連続で当選(前々回と前回は平井に敗れ比例復活)している。

私は以前香川1区有権者だった。小川には2009年の衆院選で投票した(比例は社民)。当時から、凌雲会(前原派)では異色のリベラル派だった。私はこの人が前原派であることを嫌って2005年までは投票しなかったが、2009年には投票したのだった。

小川は今に至るも前原系で、Wikipediaによると

2016年9月の民進党代表選挙では前原誠司の推薦人となったが、前原は蓮舫に敗れた。

2017年9月の民進党代表選挙では側近として前原を支え、前原が代表に選出されると前原らと党役員人事案を練り上げ、自らは役員室長に就任した。

とのこと。

その香川1区共産党が候補を下ろした。自民対希望の対決構図の選挙区共産党候補者を下ろしたのは異例だが、昨年の参院選民進党香川選挙区で候補を下ろしたことと関係があるのではないか。何しろ県内から2人の衆院議員を出している香川県は、自民党が異様なまでに強い中四国ではもっとも民進党地盤のある県で、その香川民進党が候補を下ろしたことに私は驚いたものだ。本来なら共産党地盤が飛び抜けて強いのは高知県だが、前回の参院選から徳島と合区になってしまい、おそらく今も徳島民進党に強い影響力を持つ仙谷由人か、元衆院議員で今回も希望の党から出馬している仁木博文あたりが強く反対したのだろう。香川民進党にもバリバリの右翼政治家である玉木雄一郎がいたが、それでも香川民進党が候補を下ろしたことに小川の骨折りがあったことは想像に難くない。共産党はそのあたりの事情を考慮したのと、できれば公示前に(原口一博のように)希望の党を離脱してほしいという期待をにじませたようにも見える。

実は私は、3連休の間にこの人が希望の党からの離脱を決断するかどうか注目していた。しかし小川淳也は動かなかった。

この時、この人は勝機を逸したのだろうと思う。理由は想像するところ二つあって、一つは長年のボスだった前原誠司への配慮というかしがらみで、もう一つは仮に立憲民主党に移っても比例復活の目がないと計算したのだろう。

しかし、昨今の立憲民主党の異様なブームで、四国には選挙区の候補がおらず、定数6の比例四国ブロックに1人候補を擁立しているだけの立憲民主党が1議席を固めたと報じられている。私は定数6の比例ブロックに候補を立てても案山子に過ぎないだろうと思っていたので、現在の情勢報道には驚いている。

なお、ネットの一部に喧伝されている、立憲民主党の比例候補が足りなくなって、これ以上投票しても死に票になるとの風評は、デマと断定して差し支えない。いくら立民がブームでも、たとえば低位数6の四国で2議席当選相当の得票をするとは、マスメディアの情勢調査の結果から判断しても考えられない。

現在の情勢からいえば、希望の党比例四国ブロック議席は多くても1議席で、それも愛媛3区白石洋一Wikipediaによると「稲盛財団イナモリフェロー(第2期生)出身」とのこと)が占めそうだ。もっとも現在見られる希望の党の崩壊が進めば、玉木雄一郎を含んで全員選挙区で敗れ、比例ブロック獲得議席もゼロで四国希望の党候補は全滅という可能性もゼロではない。

そこまで行かずとも、小川淳也比例復活もならずに落選の可能性が高い。

その小川は、ボスであるはずの前原誠司応援演説を拒否したという。

これは、小川が予想される浪人生活を経て、次回の衆院選に挑むとしたら、その時には前原誠司との縁を切っている可能性が高いことを予感させる。

今回は自らが決断できなかったことが選挙結果に反映されるだろうから、それは仕方ない。今後どのような道を歩むかが注目される。

2017-10-17 小池百合子、都知事支持率も27ポイントもの暴落(産経)

小池百合子、都知事支持率も27ポイントもの暴落(産経)

人気絶頂だった人物短期間でここまで評判を落とす例は珍しいだろう。産経記事より。

【産経・FNN合同世論調査】比例で希望、立憲民主が拮抗 小池都知事の支持率は66%から39%に急落(1/2ページ) - 産経ニュース

産経・FNN合同世論調査

比例で希望、立憲民主が拮抗 小池都知事支持率は66%から39%に急落

 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)は14、15両日に合同世論調査を実施した。22日投開票の衆院選に関し、比例代表の投票先を聞いたところ、希望の党が15.0%、立憲民主党が14.6%と拮抗(きっこう)した。自民党は32.9%だった。また、希望の党代表を務める小池百合子東京都知事支持率は前回(9月16、17両日)から27.2ポイント減の39.2%に急落した。

 希望の党に対し「期待しない」は60.7%で、「期待する」の34.6%を大幅に上回った。小池氏が衆院選に立候補すべきだったと答えたのは14.2%にとどまり、都知事を続ける判断をしたのは妥当だとしたのは81.1%に達した。安倍晋三首相小池氏のどちらが首相にふさわしいかの質問には、安倍首相が54.0%、小池氏は26.5%だった。

 今後の政権の枠組みに関し「自民党を中心とする政権」が50.5%、「自民党以外の政党による政権」も40.6%あった。

 民進党前原誠司代表が同党を希望の党に事実上合流させると判断したことを「評価しない」は71.8%。同時に、民進党候補者希望の党立憲民主党に分かれたことは「よかった」が52.1%と、「よかったと思わない」の33.3%を上回った。

 平成31年10月の消費税率10%引き上げの増税分の使途について「国の借金返済中心の従来方針見直し子育て教育無償化に重点」との回答は37.7%、「予定通り国の借金返済中心」は28.5%、「引き上げに反対」は32.1%だった。

 安倍内閣支持率は42.5%で、前回比7.8ポイント減。不支持は46.3%で前回比6.3ポイント増えた。安倍政権の北朝鮮情勢への対応について「評価する」が38.6%、「評価しない」は50.6%だった。

 比例代表の投票先について自民、希望、立憲民主の3党に次いだのは、公明党で8.5%。共産党5.4%、日本維新の会4.8%、社民党1.0%、日本のこころ0.9%と続いた。

産経ニュース 2017.10.16 11:48更新)

安倍内閣支持率も先月と比較するとそれなりに「急落」しているのだが、それでも8ポイント減で支持率4割を越えている。小池百合子は1か月で27ポイントも都知事支持率を落として4割を切り、安倍内閣支持率に逆転された。

ところで中山成彬が「踏み絵」の経緯をTwitterで暴露している。

https://twitter.com/nakayamanariaki/status/919682276375400448

https://twitter.com/nakayamanariaki/status/919693379457368069

小池代表に頼まれ、九州候補者探しをしていた2日朝、民進党丸ごと希望の党へというニュースに驚き、恭子に電話した。本当なら我々が新党に参加した意味がない、離党せざるを得ないと小池代表に話してほしいと。恭子はそうなったら貴方は出られなくなるけどいいのと聞くので、仕方がないよと答えた。

恭子が小池代表に電話したら、ニュースは間違いで、民進党からの議員憲法改正安保法案に賛成かどうかチェックする、心配なら恭子さんも加わってと言われ、私は分からないから主人を出すと。急遽上京した私は誓約書を提案した。民進党の中には世襲自民党から出られなかった有能な人材が数多いる。

小池百合子右派に阿って「踏み絵」を踏まそうとしていたところに中山成彬が加わって「誓約書」を提案した。それがネットにも出回った当初案の8項目の誓約書なのだろう(すぐあとに10項目のバージョンに改められた。テレビなどで多く紹介されたのは後者)。

これらの中山のツイートネトウヨたちに猛烈なバッシングを受けている。左右双方から見放された小池百合子希望の党、それに中山成彬らの凋落は、とどまるところを知らない。

2017-10-15 朝日新聞の衆院選情勢調査記事を読んで思うこと

「希望さらに失速」(毎日)

このところの毎日新聞選挙情勢記事は、まず共同通信の序盤情勢調査結果を載せ、その後中盤戦に自社調査結果(JNNと提携して実施)を載せるパターンだ。今回もそうだった。

衆院選中盤情勢:自民、最大300超も 立憲は堅調続く - 毎日新聞

衆院選中盤情勢

自民、最大300超も 立憲は堅調続く

毎日新聞2017年10月15日 22時19分(最終更新 10月15日 23時06分)


 毎日新聞は13〜15日、第48回衆院選(定数465=小選挙区289、比例代表176)が22日に投開票されるのを前に特別世論調査を実施し、取材情報を加味して中盤情勢を探った。自民党小選挙区比例代表とも堅調で、単独で300議席を超える可能性がある。希望の党は最大で54議席にとどまる見通しで、結成当初の勢いは感じられない。立憲民主党公示勢力(15議席)を大きく上回る40議席台を確保しそうだ。

希望さらに失速

 調査では小選挙区で4割が投票態度を明らかにしておらず、情勢は変わる可能性がある。

 自民党青森秋田群馬富山、石川、福井滋賀島根鳥取、山口、徳島愛媛高知長崎熊本、大分、宮崎、鹿児島の各県で、全選挙区で優位に戦いを進めている。

 自民無所属が優勢な選挙区を含めると、さらに山梨岡山も「独占県」になりうる。

 比例代表は全ブロックで着実に議席を固め、2014年の前回衆院選で得た68議席を上回る勢い。70議席超えも見込める。小選挙区比例代表を合わせると公示勢力(284議席)を超える可能性が高い。

 公明党候補者を擁立した9小選挙区すべてで優位に戦いを進めている。しかし、比例代表では伸び悩んでおり、合計で公示勢力(35議席)を維持するのは難しい状況。それでも、自公両党を合わせると、衆院の3分の2(310議席)を確保する見通しだ。

 小池百合子東京都知事が代表を務める希望の党は、小選挙区比例代表で計235人を擁立し、野党再編の核を目指した。

 しかし、小選挙区では最大でも23議席程度しか見込めず、10議席台にとどまる可能性がある。特に新人候補の苦戦が目立っている。比例代表と合わせても公示勢力(57議席)に届かない見通しだ。

 7月の東京都議選では小池氏が率いた都民ファーストの会が圧勝したが、今回、希望の党が都内で優勢な小選挙区はない。立憲民主党共産党と競合し、政権批判票が分散たことが響いたようだ。

 希望の党と連携する日本維新の会も伸び悩み、公示勢力(14議席)を維持するめどは立っていない。地盤大阪で優位に立っているのは19選挙区中4選挙区程度で、8選挙区では自民党に先行を許す。

 民進党から希望の党に合流しなかった候補者を中心にした立憲民主党は勢いを増している。比例代表では最大で35議席を獲得する見込みで、希望の党を上回り「比例第2党」になりそうだ。小選挙区と合わせると議席公示勢力の3倍に増える可能性が高い。

 安倍政権批判の受け皿として最近の国政選挙存在感を示してきた共産党だが、今回は新党に押されて苦しい戦い。小選挙区で1議席を確保しそうだが、比例代表と合わせても公示前の21議席には届かない。

 社民党は今のところ比例代表議席獲得のめどが立たず、小選挙区の1議席にとどまる見通しだ。【高山祐】

調査の方法

 13〜15日の3日間、全国289小選挙区ごとにコンピューターで無作為に数字を組み合わせて作った電話番号に、調査員が電話をかけるRDS法を使いJNNと協力して実施した。福島第1原発事故で帰還困難区域などに指定されている市町村電話番号は除いた。全国の有権者7万3087人から回答を得た。

「今回、希望の党が都内で優勢な小選挙区はない。」ここが重要だ。

東京選挙区には、松原仁(3区)、若狭勝(10区)、柿沢未途(15区)、長島昭久(21区)という、「極悪四天王」とでも評すべき候補たちがいる。仮に彼らが小選挙区で全敗し、比例区希望の党の当選が3人にとどまった場合、松原、若狭、柿沢、長島のうち誰か1人は落選する。

どうせなら4人のうちもっとも得票率の低かった奴が落選するのを見たい。その分自民議席が増えるかもしれないが、改憲を目指す極右政党という意味において、自民も希望も全く違いはない。ニセ野党自民党とは同じくらい悪質だ。

従って、私は小池百合子希望の党の奮起など全く期待しない。むしろ、もっともっと失速しろと念じ、一人でも多く希望の党候補者の落選を願う。もちろんその代わりに当選するのが「立憲野党」や「立憲無所属」の候補者の当選であればいうことなしだ。

朝日新聞の衆院選情勢調査記事を読んで思うこと

朝日新聞(10/15)に掲載された衆院選情勢調査記事を読みながら書く。まだ全部読んだわけではないが、改めて希望の党の悪逆非道な「刺客」に激しい怒りを感じている。昨日にも少し書いたが、「小池と希望の奮起求む」などと書いた某ブログ主は、たとえば東京16区江戸川区)の情勢をどう考えているのか聞きたい。同区の情勢を朝日は下記のように伝えている。

 激戦の中、大西(英男)がわずかにリード。初鹿(明博)と田村(謙治)が肉薄する。大西は自民支持層と公明支持層の大部分をまとめた。初鹿は立憲支持層を固めた。田村は希望支持層が厚い。

リードが伝えられる大西英男の悪逆非道ぶりは、思い出すだけでも腹が立つ。Wikipediaから以下にいくつか引用する。

国会答弁での不規則発言

マスコミを懲らしめる」発言

  • 2015年6月25日、自民党内の勉強会文化芸術懇話会において、「マスコミを懲らしめるには、広告料収入がなくなるのが一番」などと述べた。同27日、自由民主党幹事長谷垣禎一は、同党本部で記者会見し、同発言を行った大西を厳重注意とした他、同様に問題発言を行った井上貴博、長尾敬を厳重注意とし、さらに同会代表の木原稔自民党青年局長を同日付で更迭し、1年間の役職停止処分とした。
  • さらに、2015年6月30日、国会内で記者団の質問に対して、安全保障関連法案に批判的な報道機関について「懲らしめなければいけないんじゃないか」などと述べた。これらの発言に対し、自民党執行部は同日夜、大西に2度目の厳重注意処分を下した。

北海道での発言

こんな大西英男が、希望の党がこの選挙区初鹿明博への刺客を送り込んだせいで勝とうとしている。朝日記事の「わずかにリード」とは実際には逆転が難しい差だが、2候補が「肉薄」しているということは、「野党共闘」が成功していれば勝てたかもしれないと思える。それだけに、都市部の立憲民主党候補を狙い撃ちにした希望の党刺客作戦は徹底的に批判されなければならない。

以上のような情勢であるにもかかわらず、「小池と希望の奮起求む」などと書くとは、一体何を考えているのか。この情勢で「小池と希望」が奮起したらどうなるのか。他の区でも、たとえば東京6区希望の党から立候補している香川県からの落下傘候補植松恵美子(こいつも香川県選出の参議院議員時代=2007〜2013年=からろくなことをしてこなかった政治家だ)の応援小池百合子希望の党が力を入れれば、票を食われるのは立憲民主党落合貴之(個人的には、江田憲司系のこの人にも含むところなきにしもあらずだが、今回のこの選挙区では一番マシなのはこの人だろう)だろう(もっともこの選挙区自民の落ちた顔もとい越智隆雄が「他の候補を引き離している」とのことではあるが)。小池希望の党の「奮起を促す」どころか「批判を強める」べきではないのか。

さすがは、昨年末に「小池都知事公明党民進党の連携にちょっとワクワクする」と書いて、それを今に至るまで何の反省もしていない御仁だな、と改めて呆れてしまったのだった。

2017-10-14 「自公、300議席うかがう勢い 朝日新聞情勢調査」

小池百合子と希望の党(=小池ファ★スト)に関するまとめ(10/14現在)

小池百合子希望の党は、既に今朝の朝日新聞が報じた衆院選の情勢報道で決定的に「とどめを刺された」と言って良いだろう。

この期に及んで「希望失墜→自民圧勝はマズい。小池と希望の奮起求む」などと書いて、日頃批判しているはずの小池百合子希望の党をあからさまに応援する不思議な人もいるが、ここではそれに対する批判には深入りせず、現時点での小池百合子と「小池ファ★スト」についてまとめておきたい。

そもそも小池百合子と「都民ファ□ストの会」は都議選の時にも選別だ排除だをやっていた。表では当時の民進党代表・蓮舫の「協力」の申し出をすげなく断りながら、裏では小池野田数が気に入った右翼候補だけを民進党から引き抜いていた。そのあたりの事情は朝日新聞(特に地方版)などのマスコミでも報じられて記事になっていたから、注意深く見ていれば気づいたはずだが、都議選は7月2日に行われるとあらかじめわかっていたから、それに向けてのタイムスケジュールに合わせて彼ら(小池都ファ)は動いていたし、東京民進党には「排除」されて騒ぎになるリベラル系の大物など誰もいなかったから(これは民進党右派松原仁が都連を仕切っていたせいもある)、一般にはほとんど注目されなかった。しかし私は小池都ファの狙いをこの日記で以前から指摘してきた。

そんな背景があったから、私は2か月前に下記の予測をすることができたのだ。

孫崎享『戦後史の正体』と育鵬社の教科書は「押しつけ憲法論」で完全に一致! - kojitakenの日記2017年8月2日)より

 なお、仮に民進党代表選が枝野幸男前原誠司との争いになる場合の私の予想は下記の通り。

 まず枝野幸男が勝った場合、民進党は分裂するか、または右派議員衆院選前に大量に離党し、次の衆院選では「国民ファ★ストの会」から出馬する。

 また、前原誠司が勝った場合だが、この場合も民進党が丸ごと「国民ファ★ストの会」と合併することはあり得ない。民進党とは、国ファがそうなるであろうような右派ポピュリズム政党にとっては疫病神なのだ。特に民進党内の中間派やリベラル議員長島昭久渡辺喜美若狭勝や、その背後にいる小池百合子小池自身は次の衆院選には間違いなく出馬しない)に排除されるだろう。民進党の看板があっては国ファには絶対に受け入れられないから、結局前原が勝った場合に起きるのは、民進党の解党だろう。「国ファ」の公認さえもらえれば、いくら「元民進」だろうが勝てることは都議選の結果がはっきり示している。ついでに書くと、無所属の推薦程度ではダメなことは柿沢幸絵が示した(ざまあ!)。

なお、引用文の最後の部分は現状と合わなくなっている。「希望の党」の公認さえもらえれば、いくら「元民進」だろうが勝てるどころか、下手に「希望の党」公認なんかがあると、本来民進党公認でも勝てたはずの候補者まで勝てなくなっているのだ。好例が前回の衆院選維新の党公認で当選した東京15区柿沢未途だ。朝日新聞の調査によると、今回の衆院選では柿沢は自民党秋元司の後塵を拝しているようだ(どの程度の差なのかは明日15日付の紙面を見なければわからないが)。

まあこのウェブ日記の読者など4桁、それもその前半だ(アクセスカウンタとアクセス解析がなくなったのでどの程度かは把握していない)。しかも長らく小池百合子批判の記事はアクセス数の多くないこのウェブ日記の中でも特に不人気をきわめる記事だったから、小池都ファが行ってきた「リベラル」排除の実態を世に広く知らしめることは全くできなかった。

今回の小池百合子による「排除」発言は、小池の本音が劇的な形で明らかになっただけだ。私はこの小池発言に全く驚かなかった。ついに本音を口にしたなと思っただけだ。

しかし、小池発言が世間一般に与えた衝撃はきわめて大きかったようで、あの発言を機に小池希望の党への支持は急速にしぼんでいった。

結局、権力の源泉は金と人事権の行使なのだ。金については、政党離合集散の際に政治資金を確保するテクニックに長けた小沢一郎からの伝授があったに違いないと私は推測しているが、前原誠司がかくも厚かましく「民進党候補の全員公認」を言い出して、自らの聖域であると思っている人事権に干渉してこようとは小池は想像してなかったから、ブチ切れて「排除」発言になったのだろう。

もちろん、前原も本当に全員が公認されるなどとは考えていなかったであろうことは、今朝の朝日4面に載っている、

前原氏は、「小池氏の立場になれば、民進が全員来ると困る。それで政策を打ち出したら思わぬ反発を招いた」と周辺に困惑の色を隠さなかった。

と書かれた記事からも明らかだが、独裁気質安倍晋三以上に極端に強い小池は、前原が人事権に干渉してきた、とばかりに逆上して理性を失ったのに違いない。この時、「緑のたぬき」はその正体を現した。

私が思うに、あのあたりは前原誠司小池百合子人間性がむき出しになったやりとりだった。あ、金が絡むか絡まないかの点で大人の世界とは大違いだが、こと人事に関しては、子どもたちの集団にガキ大将が現れる時にそれに媚びへつらうスネ夫のような人間が現れることと、現在「希望の党」に観察される国政政党内の人間関係はいくらも違わない。

これが理念を持った政党ならだいぶ話が違うのだが、都民ファ□ストの会にせよ希望の党にせよ、独裁者である小池百合子に盲従するだけの原理しかない集団だから、ガキ大将を中心とした子どもの集団とどこも変わらない、あまりにも程度の低い政党になってしまっているのだ。

こんな政党はやはり淘汰されなければならない。

「自公、300議席うかがう勢い 朝日新聞情勢調査」

朝日新聞は今回の衆院選では序盤戦の情勢報道は半分の選挙区だけかと思いきや、2日ずつ計4日に分けて全選挙区をやっていた。私は日経リサーチ(日経読売)や共同通信(毎日、東京その他地方紙)の情勢報道よりも朝日の情勢報道の方が正確だと思って昔から信頼しているので、今回も全選挙区の序盤戦情勢調査をやってくれたのはありがたい。

自公、300議席うかがう勢い 朝日新聞情勢調査 - 2017衆議院選挙(衆院選):朝日新聞デジタル

自公、300議席うかがう勢い 朝日新聞情勢調査

2017年10月13日22時45分

 22日投開票の衆院選について、朝日新聞社が実施していた電話調査が13日終わり、全国約8万8千人の有権者からの回答に全国の取材網の情報を加え、選挙戦序盤の情勢について全容を分析した。現時点では?自民党公明党を合わせた与党で300議席をうかがう勢い?希望の党は、東京候補者を立てた23すべての選挙区で先行を許す――などの情勢になっている。

 全289の選挙区を全国の「縮図」となるよう統計的に分割し、10、11日に144選挙区、12、13日に残りの145選挙区を調査した。投票態度を明らかにしていない人が4割前後おり、今後情勢が大きく変わる可能性がある。

 調査で安倍政権の5年間の評価を聞くと、「評価する」44%、「評価しない」41%と割れている。ただ、「評価しない」と答えた人でも、選挙区では3割近くが自民候補に投票する意向を示した。野党分散していることに加え、政権批判票の受け皿になり切れていない状況がうかがえる。

 自民は、全国190以上の選挙区で一定の差をつけている。2016年の参院選野党統一候補に苦戦した東北でも、5割の選挙区で優勢に立つ。比例区と合わせ、公示勢力(284議席)に迫る勢いだ。公明は、公示前の34議席を維持できるかどうか。

 希望と日本維新の会は勢いがなく、それぞれ公示前の議席(希望57、維新14)を下回る可能性がある。希望は小池百合子代表のおひざ元、東京で、比例区でも自民に差をつけられている。維新も、地盤大阪で先行を許す選挙区が目立つ。

 立憲民主党は、公示前の15議席から40議席前後に増える勢い。選挙区では北海道近畿などで、やや優位に立つ候補がおり、比例区も30議席をうかがう。共産党公示前の21議席に届くかどうか。社民党と、新党大地議席の確保を視野に入れている。

 調査方法 朝日新聞社の今回の衆院選情勢調査は、10〜13日の4日間にわたって実施した。全289選挙区を全国の「縮図」となるよう統計的に2分割し、まず10、11日に144選挙区を対象に調査、選挙区比例区の投票先などを質問。11日時点の全体の概況を先行して報じた。

 12、13日は残り145選挙区が調査対象。同様に選挙区比例区の投票先などを質問。今回、10、11日の調査結果と合算し、選挙区比例区の全体情勢を最終推計した。

 調査は、コンピューターで無作為に作成した固定電話番号に調査員が電話をかけるRDD方式で実施。各選挙区の有効回答の目標数は300。有権者がいる世帯と判明した番号は全国で計15万3239件、有効回答は計8万8152人。回答率は58%。

朝日新聞デジタルより)

リンク先記事には予想議席数の数字(中心値、上限、下限)を示した表も掲載されている。その中心値だけを転記すると、自民286、希望56、公明29、共産15、立民41、維新12、社民1、諸派1、無所属24となっている。記事を読むと、諸派新党大地比例区北海道)を指すことがわかる。

今回の朝日の調査の最大の特徴は、希望の党の失速が日経リサーチや共同通信の調査と比較して、より鮮明に表れていることだ。しかも、同じ朝日の調査でも10,11日に調査した分(12日付朝刊で報道)と比較しても、12,13日に調査した分において自民の好調と希望の党の失速がより鮮明になっている。

たとえば、12日付朝刊では

 自民は現時点で、公示勢力(284議席)を上回るかは微妙だが、小選挙区では200議席を超え、比例区も前回2014年衆院選で獲得した68議席の確保をうかがい、

と書かれているが、今朝の記事では自民の予想議席の中心値が286議席になっている。それに対応して希望の党の失速の度合いが強まっている。

要するに今は、「秋の日はつるべ落とし」の比喩がもののみごとに希望の党に当てはまっている。

結局今回の政変と総選挙で明らかになるのは、「百合子の野望」の挫折だろう。これが政変と総選挙の唯一の収穫になる。あの猛毒女が総理大臣になる目が事実上消滅することは大いに喜ぶべきことではあるが、その授業料はあまりにも高くつく。選挙後に待ち構えているのは、自公圧勝、第4次安倍内閣発足に加え、希望の党というニセ野党野党第一党としての東条もとい登場だからだ。このニセ野党は1996年衆院選後の新進党同様、いずれ解党が待ち構えていることはあまりにも明らかだが、ニセ野党を構成する議員のある者は自民党へ、またある他の者は維新の党へ、また別の者は立憲民主党へとそれぞれ離散するのだろう。その結果として改憲勢力は確実に増え、「崩壊の時代」はその崩壊の度合いをより深めてしまう。