最近読んだ本 絶対領域1,華蝶仮面3,インポ3

WOWOWの人気ドラマ「クリミナルマインド 5」第23話が、輪番停電を利用した殺人事件が題材になっているために放送自粛になりました(´・ω・`)ショボーン
これはあれですか?輪番停電のそもそもの原因となった原発ぽぽぽぽーんしちゃった東京電力謝罪と賠償を要求すればいいんですか?
WOWOWと言えば9・11の時にフルメタル・パニック!の放映が1ヶ月くらい延期したこともあったよね・・・・・・

オレと彼女の絶対領域〈パンドラボックス〉 1

著/鷹山誠一 イラスト/伍長 レーベル/HJ文庫

未来を変えられたら、君にすべてをあ・げ・る
高校入学直後にオレが一目惚れした黒髪の少女――観田明日香先輩は、『絶対不可避の不吉を告げる魔女』として全校から恐れられる存在だった。自分が視た悪夢が100%現実化してしまう先輩の悩みを知ったオレは、従姉で生徒会長のサヤ姉の制止を振り切り、先輩の未来を変えるべく行動を開始! だが数々の偶然がそれを阻んできて……どうなるオレと先輩の運命!?

第5回ノベルジャパン大賞《大賞》受賞作。
これで大賞か・・・・・・やっぱHJ文庫は微妙だな・・・・・と言うのが一番の感想。
物語の終盤に魔女の力を解き明かすシーンがあるんだけど、相対性理論がどうの電子のスーパーポジションがどうの観測者がどうのetc...、いきなり量子力学の説明が始まってしかもそれが物語の核心に直結してて、この作者は物語を書きたいんじゃなくて量子力学について高説を垂れたいの?ぱにーに(=゚ω゚)ノは科学の一般教養受けてるんじゃなくてラノベって言う娯楽的物語を楽しんでるんだよ!!!!と何度も思いました。
量子力学なんて興味無いので一から理解しようと頭使う必要がある上に、一体全体量子力学の説明に何ページ割いてるんだよってくらいに長上・・・・・・しかもそれによって得られた結論が「観田明日香が観測者である」という一点だけということもあって、クライマックスシーンのはずなのに読み疲れて盛り上がろうにも盛り上がれませんでした。
ちゃんと難しい理論を噛み砕いて説明してるんだろうし、日本語で書いてある以上読んで最低限の理解はしますけど、それでもただの考察というか科学の定説(?)をそのまま説明してるものを物語と呼ぶのはちょっと如何なものかと思います。
文系、特に理数系が苦手な人はきっと読まない方が吉。ほんと終盤一番の見せ場の辺りで量子力学の説明文読まされてイライラしたので。だって文系だもの。理系の人が読むとまた違った感想を持つのかもしれませんが。

恋姫†無双外伝 紫電一閃!!華蝶仮面 3 上巻 わたしを愛した覇王

著/御門智 イラスト/水月悠 原作/BaseSon レーベル/なごみ文庫

3巻の上巻です。蜀→呉と来てついに魏編。下女として名前を隠して曹操に仕える董卓と、董卓と知りながら受け入れた曹操が心を通じ合わせるも、董卓が平行世界の悪董卓の魂を入れられて魔王化してしまい2人の心は離れ離れになってしまったのでした。
次巻に続く。

インポッシブル・ハイスクール 3

著/葛西伸哉 イラスト/了藤誠仁 レーベル/MF文庫J

敵は1、2巻とは違ってちゃんとした悪人でそれなりに強かったんだけど、そんなんじゃ相手にならないくらいに余りに主人公コンビが強すぎてなんだかなぁって。
刺されても大事に至らない主人公補正に加え、急所に攻撃受けても苦もなく戦闘続行したり、止血してるとは言え腹を刺された状態で人を抱えて着衣水泳してまたすぐ戦えるような異常なタフネス。
それでもハリウッド映画みたいに相手も化物タフネスを持ってたら対等なんだけど(あれはあれでどうかと思いますが)、こっちの攻撃がヒットすれば相手は簡単にKOされちゃうからほんともうどうしようもない感じ。
海馬がデュエル開始早々に青眼の白龍を召喚してきたり、SNKのCPUレベル8相手に超反応当身や即死コンボ入れられてどないすんねんこれ!みたいなドキドキ感が無いんだよね。結局主人公達が理不尽に無双するだけ。
あとヒロインが一人なのも微妙かもしれません。彼女にイラッとするようだとポイしたくなると思う。
ヒロインがコトワザ間違えて主人公が突っ込む→夫婦漫才だなーと囃し立てられる→二人揃って「「違う!」」しか掛け合いのネタが無いのもマイナス評価。何回同じ出し物見せんねん・・・・・・