危機感駆動型ニッポンの危機!?
ネガティブなニュースの濁流に流されるな

http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20080310/149475/

 アメリカでは日本よりポジティブ用語が使われることが多く、メディアひとつとっても日本ではネガティブな表現が多い、とし、
日本人に多い類型は「危機感駆動型」であると言える。「このままではお前(日本)はダメになる!」「危機だ!」と言われると強く反応して動き出すわけである。一方、米国人に多い類型は「希望駆動型」である。「できるじゃないか!」「ステップアップできるぞ!」と励まされると強く反応して動く。
と分析する。たしかに日本人は「このままではヤバイ!」と一念発起する例が多いように思います。そのことと、アメリカ人がポジティブ用語を多用することを結びつけて考えていなかったので面白いと思いました(あくまでそういう傾向にある、ということですが。)。ただ無難に誉めている場合もありですので、仕事上気持ちよく過ごすためにはいいかしら、というかんじですね。ネガティブ用語が不必要な場面も多いですから。もちろん、身近な人たちとのあいだでは、愛情こもったポジティブ言葉たっぷりで過ごしたいです。(たまには愛のムチもあり!?)

危機を謳歌するバフェット氏
バリュー投資に好機到来

http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20080228/148372/

 今日、円高が進むと共に株価も大幅下落。底が分かれば買いたい!と思っておられる方も多いと思いますが、不透明な状況が続いていますよね。バフェット氏ほか、投資家の方々が今がチャンスとおっしゃっていてそれはよく分かるのですが、なかなか・・・もう少し落ち着いて欲しいところです。
 バフェット氏は簡素な自宅オフィスで1人仕事に没頭し、メールを避け、年次報告書や調査書を読みふける。「チェリーコーク」を飲み(コカ・コーラは彼が最も利益を上げた投資先の1つ)、菓子を食べながら割安株を探すのだ。頑なに主義を守り通す姿勢は私生活でも一貫している。食事はステーキやハンバーガーにコーラ、毎週何時間もブリッジのオンラインゲームを楽しみ、長年質素な自宅に住み続ける。
 この生活で投資をしていなければ単にコーラ好きのアメリカ人というかんじですが、推定520億ドルの私財を築いた人の日常となると、かっこよく思えます。私もまずはコーラくらいから真似しようかしら?(チェリーコーク、日本での販売は数ヶ月で終わったようですね。オーストラリアでも味が受け入れられなかったとか。ビル・ゲイツも愛飲しているって・・・何かある?)

40代からの遺言状
〔第4回〕自分の資産リストを作り、人間関係を見直す
アジアの若い女性に奨学金を残したい

http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20080107/144260/

 この記事を書いておられる福沢恵子先生は、事実婚を選択されている等の理由から40歳にして遺言状を書くことにされたそうです。題にも見られるようにアジアの女学生のための奨学基金設立がその内容となっています。15歳以上なら誰でも遺言できるので、必要があれば書いておくにこしたことはないのでしょうね。福沢先生のように遺産を有効に使うための遺言は素敵です。あと、特に後で揉める可能性のある場合は書く責任があると思います。

 〔第5回〕人間関係を整理する「人脈マップ」をつくろう
遺言状作成、実践篇
 http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20080222/147795/
 これが上の続きになっています。「人脈マップ」作成のためのシートが付いていますが、縦軸が「価値が高いか低いか」、横軸が「好きか嫌いか」になっていて、私はこういう分け方はしないかな、と思いました。福沢先生によると、価値の高い人は自分が一週間後に死ぬと分かった時に知らせたい人、ということですが・・・。
 たしかに自分の周りの人たちのことを改めて考えてみる、というのは有意義かもしれませんね。私の場合、仕事関係の人に仕事の上での好き嫌いは無し(ということにしています一応。)、プライベートでは基本的に好きな人だけ、というかんじでシンプルだからあまり考えるほどでもないけれど。自分があと一週間で死ぬと分かったら・・・大切なひとと過ごすか、ひとりで自分が考えたことをあれこれ書きながら過ごすかな。猫のようにひっそりと死にたいです。

謎の人気サービス「プーペガール」とは?
ファッション着せ替えは、もうひとつの自画像

http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20080222/147856/

 この「プーペガール」はサイバーエージェントのサイトで、着せ替えと自分の持っているおしゃれなものの投稿、そして登録しているひとたちのあいだでコミュニケーションをとることができます。普通のSNSやブログのように広告が表示されるわけでもなく、純粋に着せ替えを楽しんでスナップを撮り、ランキングをしておしゃれさをアピールできるサイトのようです。すでに1年になるそうですが、全く知りませんでした。
ブログやプーペガールで発信することは、すなわち、自分を発信することです。・・・語りたい消費者に、存分に語らせてあげる仕掛けを持つ。どんな商品でもサービスでも、意識すべき要素ではないでしょうか。
 これはたぶんネット上だけにあてはまることではなく、普段の生活の中にも応用できそうですね。(私は「プーペガール」にハマることはなさそう・・・そう、おしゃれじゃないのです。)

部下と張り合うようでは上司失格
リンダ・ヒル
ハーバード大学経営大学院教授に聞く

http://business.nikkeibp.co.jp/article/pba/20080218/147347/

 上司というマネージングをする立場になると、元々のプレーヤーとしての地位との兼ね合いに悩むことになるそう。企業はその難しさを見逃しがちだが、新任マネジャーへのサポート体制が重要とヒル氏は語っています。そこで必要なのは、1.課題の設定 2.良好な関係に基づくネットワーク作り 3.チームとして業績を上げる 4.時間の有効活用(業績向上と部下の育成の両立)とのことです。
 私には部下もいないので直接関係ないのですが、「大人になる」ということと少し関係あるように思います。もちろん遊びは子供っぽく楽しんでもいいと思いますが、仕事やその他広いお付き合いについては大人なのだから大人として・・・難しいんですけれどね。

グレーゾーン金利の息の根を止めた男
宇都宮健児弁護士が見た社会の変化

http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20080215/147262/

アメリカは金利規制を自由化しているため低所得者用ローンには金利が700〜800%のものがある一方で、
米国には連邦取引委員会(FTC)という組織があり、あらゆる悪徳商法に関して立ち入り調査や業務停止権限を持つ。しかも被害が生じた場合は、FTCが原告になって損害賠償請求を行って被害者に配当するという手続きがある。
日本にはこのような行政機関がないため、消費者保護のための「消費者庁」をつくる必要がある、というのが宇都宮弁護士の主張です。アメリカは規制緩和&救援策をセットで行っていることが多く、その意味で合理的制度が整っているといえる一方で、今回のサブプライム問題のような不測の事態によって大きな損失を出すこともあり、今後アメリカがどのような対策を講じるのか興味深いと思います。
 日本に「消費者庁」のような消費者の立場にたつ省庁が誕生すれば、素晴らしいですね。

見切るという言葉、辞書に無し!『東京大学応援部物語』
〜9回表、0対19でも応援し続ける理由

http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20080208/146831/

 東京大学応援部が、負け続ける運動部を最後まで応援し続けることができるのはなぜか。応援することの意義を問いかけるノンフィクションです。大学生くらいの年齢の頃は、自分のしていることの意義が分からないことが多々あったように思います。本当に楽しい、何らかの役に立つ、ということではない別の何かに動かされていることが多く、私の場合、例えば旅行や外食を心から楽しめるようになったのは大学を卒業してからです。応援部が応援し続けたり、運動部が負けても練習し続け戦い続けたり、学園祭で不思議な展示をしたり、意味がないように見えることでもいろいろ試すことの出来るのが大学時代ですよね。すべてを合理化するのではなく、様々なデコボコも許容する社会であって欲しいな、と思います。


【第9回】異動先の職場で上司からよく思われたい!
〜日本企業の「排除の論理」を甘く見てはいけない 職場のNo.3を警戒せよ〜

http://business.nikkeibp.co.jp/article/skillup/20080214/147230/

 読者コメントには賛否両論あって、どちらかといえば「否」が多いようです。私も「否」です。というより、自分には出来ない、と思います。最近は終身雇用ではなくなってきているので、いろいろ工作するよりは仕事が出来るようになりたいですね。