世界屠畜紀行

書き手:千葉県立図書館 W

世界屠畜紀行

世界屠畜紀行

所蔵図書館 資料番号 請求記号
千葉県立東部図書館 2102010906 64822 / 2
ゆうき図書館 010966257 / 648.2/ ウ/
犬山市立図書館 111854386 / 648/ /
加須市騎西図書館 310559760 / 648.2/ セ/
大阪市立図書館 0011346274 648//

1.この本を選んだわけ
宮崎県で発生した口蹄疫もようやく終息宣言が出されました。
普段何気なく食べている肉ですが、育てている農家の人や食肉に加工する人など、いろいろな人の手間隙がかかっていることは忘れがちですよね。
そこで、あらためて食肉について考えてみる一冊。あまり知られていない屠畜の現場を、世界中を巡ってイラストとともにレポートしています。気軽に読めますが、食肉をめぐる問題について、幅広くいろいろなことを考えさせられる本になっています。


また同著者の実践篇として、2009年10月から岩波書店の月刊誌「世界」に、豚を飼って喰う「飼い喰い」レポート連載中です。図書館で雑誌のバックナンバーを一つ一つたどって読むのも通な楽しみ方です。興味のある方はこちらもぜひお試しください。
ちなみにこちらは千葉県が舞台になっています。

2.こんなひとにおすすめ
肉好きの人、普段食べてるものをもっと詳しく知りたい人におすすめです。
世界の食事情に興味のある人にもおもしろいかもしれません。

3.こちらもどうぞ

安愚楽鍋 (岩波文庫)

安愚楽鍋 (岩波文庫)

所蔵図書館 資料番号 請求記号
千葉県立中央図書館 9100685420 9136 /KA43
大阪市立図書館 0000643063 Fカナカ/アク/

日本人が牛を食べるようになって100年ちょっと。牛肉食の黎明期を振り返りたい人に、こちらをどうぞ。
聞いたことはあるけど、実際に読んだことがある人は少ないのではないでしょうか。

牛を食べることは当時の流行の最先端。明治初年に牛肉屋に集う書生や田舎武士、芸者など、様々な面々の生な語りが楽しい一冊です。
発行当時の雰囲気を味わいたい人には、和装本の復刻版(日本近代文学館刊)もありますよ。挿絵は幕末から明治にかけて活躍した絵師、河鍋暁斎が描いてます。