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2017-01-07 火花

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火花

火花

笑いとは何か、人間とは何かを描ききったデビュー小説。
第153回芥川賞受賞。

売れない芸人徳永は、熱海の花火大会で、師として仰ぐべき先輩神谷に電撃的に出会った。
そのお笑い哲学に心酔して行動を共にしながら議論を続けるのだが、やがて二人は別の道を歩んでいくことになる。
運命は二人をどこへ連れていくのか。


お笑い芸人の又吉さんの小説&芥川賞受賞作と聞いて気になっていました。
なかなか手に取る機会がなかったけれど、『夜を乗り越える』をきっかけに読めてよかったです。


芸人の先輩と後輩の絆ってこんな感じなのかな?
人を笑わせるってなかなか厳しくて難しい・・・
お笑い芸人の世界を垣間見ることができた読書でした。


神谷がなんとも危うい感じで目が離せず最後はびっくり!

お笑いに限らず、神谷みたいに突き詰めていくとかなり苦しそう。
でも、ここまで熱中して打ち込めるものに出会えたのは幸せなのかもしれないと感じました。
徳永と神谷の関係がだんだん変わっていくのが興味深かったです。

面白かったので又吉さんの次回作も読んでみたいと思いました。

2016-12-23 小説 君の名は。

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山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は、自分が男の子になる夢を見る。
見慣れない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。
一方、東京で暮らす男子高校生・瀧も、山奥の町で自分が女子高校生になる夢を見る。
やがて二人は夢の中で入れ替わっていることに気づくが――。
出会うことのない二人の出逢いから、運命の歯車が動き出す。
長編アニメーション『君の名は。』の、新海誠監督みずから執筆した原作小説。


一人で映画を観るのが好きな私ですが、これは一度観た後、若い長女にこそぜひ観てほしいと思った作品でした。
先日一緒に行きましたが、気に入ったようでよかったです。

映画の後、小説を読みました。
どちらもそれぞれのよさがありました。
小説では、映画だけでは分からなかった物語の背景だったり、三葉や瀧の内面がよく理解できた気がします。

記憶の不思議、命のはかなさを感じて辛い気持ちになったり、学生時代の友情や恋に青春っていいなと懐かしくなったり(笑)

自分の人生を大切に生き切りたいと思えた映画と読書でした。

2016-12-09 倒れるときは前のめり

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倒れるときは前のめり

倒れるときは前のめり


図書館戦争』『レインツリーの国』『植物図鑑』ほか映像化続々の人気作家・初のエッセイ集! 
日々の生きるつれづれ、創作の裏側、大好きな本や映画、敬愛する人びと、ふるさと高知のことなど、デビュー書籍刊行前から現在までに綴った90本超に、それぞれ振り返りのコメントを書き下ろし
現在入手困難な「ほっと文庫」に収録された短編「ゆず、香る」と、片想いがテーマの恋愛掌編「彼の本棚」の、小説2編も特別収録。
当代一の人気作家のエッセンスがここに!


有川浩さんのエッセイ。
小説も好きだけど、エッセイも素敵でした。


印象に残ったもの

・自粛は被災地を救わない
小説家になりたいあなたへ
・未来への投資
・「嫌い」と公言 慎みたい

[振り返って一言]も印象的でした。


書店はテーマパークというのは同感。
有川さんの読書スタイル、自分と似てるかも(笑)
読書が趣味でよかったと思いました。


出身の高知県についても色々書かれていて、地元愛たっぷりでした。

小説も2つ楽しめてよかったです。

2016-11-27 夜を乗り越える

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夜を乗り越える(小学館よしもと新書)

夜を乗り越える(小学館よしもと新書)


芸人、芥川賞作家・又吉直樹 初の新書
芸人で、芥川賞作家の又吉直樹が、少年期からこれまで読んできた数々の小説を通して、「なぜ本を読むのか」「文学の何がおもしろいのか」「人間とは何か」を考える。

また、大ベストセラーとなった芥川賞受賞作『火花』の創作秘話を初公開するとともに、自らの著作についてそれぞれの想いを明かしていく。

「負のキャラクター」を演じ続けていた少年が、文学に出会い、助けられ、いかに様々な夜を乗り越え生きてきたかを顧みる、著者初の新書。


『火花』は未読ですが(母経由で借りているので手もとにはあり)なかなか読む気持ちにならなくてそのまま寝かせていました。
私の場合、先にこちらを読んで正解だったかも。

感覚の確認(共感)と感覚の発見・・・なるほど!
読書の魅力がとてもよく分かる内容で、心に響く言葉がたくさんありました。

>本はまた戻ればいいのです。
>本は楽しく読みたいです。
>文学は自分の人生に返ってきます。


又吉さんが芸人以外の時間で文章を書いているというのはさすがだと思ったし、読書大好きなのが伝わってきて、うれしくなってしまいました。


近代文学は難しそうなイメージがありましたが、敬遠せずにもっと読みたいと思いました。
西加奈子さん、平野啓一郎さんは少し読んだことがあるくらいでしたが、町田康さん、中村文則さんは未読なので挑戦してみたいです。

2016-11-05 北欧スウェーデン 暮らしの中のかわいい民芸

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北欧スウェーデン 暮らしの中のかわいい民芸

北欧スウェーデン 暮らしの中のかわいい民芸


北欧のぬくもりがつたわる、かわいい手仕事

森に囲まれ冬が長い北欧では、家の中で手仕事をする文化が自然と育まれてきました。木彫りの馬に絵付けしたダーラへストや白樺の木で編んだかごなど、今でも受け継がれる民芸品が多くあります。本書では北欧の暮らしに息づくかわいい民芸品を紹介します。


ムーミン好きなのもあるけれど、なぜか北欧に強く惹かれます。
手芸も好きなので、スウェーデンの美しい手仕事が紹介されているこの本を眺めているだけで癒されました。

ダーラナ地方、北極圏、南スウェーデン、中南部・中北部スウェーデン、ストックホルム近郊のパートに分けて紹介されています。

特に素敵だったのは、民族衣装の紹介ページとクリスマス、色鮮やかな手袋の数々。
ウォールステッド毛糸工場、ヴェックスボー・リーンのリネン、デルスボー刺繍、グスタフスベリの陶磁器、バッカスアンティークのカップ&ソーサーコレクションにもうっとり。

遠いけれど、いつか行ってみたい憧れの国です。