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2016-09-20 アンと青春

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アンと青春

アンと青春


美人で頼りがいのある椿店長。「乙女」なイケメン立花さん。元ヤン人妻大学生の桜井さん。そして、食べるの大好きアンちゃん。『みつ屋』のみんなに、また会えます。

未来に迷う女子にも、夢に押し潰されそうな男子にも、和菓子はそっと寄りそいます。
ある日、アンちゃんの手元に謎めいた和菓子が残された。これは、何を意味するんだろう──


『和菓子のアン』を読んだのが、2011年
またアンちゃんに再会できたのがうれしかったです。

去年からまた働き始めたからなのか、全然職種は違うけれど自分の仕事について考えさせられることが多かったです。
アンちゃんの不安定な立場だとか、自信のなさなど自分と重なる気がしてちょっと痛かった・・・

でも、かわいくて頑張り屋さんのアンちゃんにたくさん元気をもらいました。
そして今回もやっぱり、和菓子が食べたくなって困った(笑)
飴細工の鳥やアヒル、甘酒屋の荷などの意味も知ることができ、いい勉強になりました。

最後もよかった!
この後、立花さん、柏木さんとの三角関係もあり?
続編が出るのを楽しみに待ちたいと思います。

2016-09-11 角野栄子さんと子どもの本の話をしよう

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本書は、JBBYの創立40周年を記念し、作家・角野栄子氏を中心に4回にわたって行われた、連続鼎談子どもの本のこれから――未来への贈りもの」を加筆・再編集しています。

1幼年童話──物語がうまれるとき
高楼方子×富安陽子×角野栄子

2絵本・翻訳──世界に通じる言葉のリズム
荒井良二×金原瑞人×角野栄子

児童文学──会話文のおもしろさ
ひこ・田中×令丈ヒロ子×角野栄子

4街や自然、動物からうまれる物語
あべ弘士×穂村弘×角野栄子

とても楽しい鼎談集でした。
特に最初にする「自己紹介三つ どれがほんと?」は面白かったです。
皆さん作家なのでとてもお上手。
どれがほんとか分からない・・・さすがです!

角野さんのお人柄なのかもしれませんが、どの鼎談も緊張感の中にもリラックスした雰囲気が流れているように感じました。
読んだことのある本の話はとてもうれしいし、未読のものは気になって仕方ない(笑)

鼎談を終えてのゲストのお二人の感想もよかったです。


読みたくなった作品。

『小公女』フランシス・ホジソン・バーネット作 高楼方子訳
『魔女からの手紙』『ナーダという名の少女』角野栄子作
雨月物語』金原瑞人作
『パンプキン!模擬原爆の夏』令丈ヒロ子作
穂村弘さんの短歌やエッセイ。

2016-08-01 羊と鋼の森

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羊と鋼の森

羊と鋼の森

ゆるされている。世界と調和している。
それがどんなに素晴らしいことか。
言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。

「才能があるから生きていくんじゃない。そんなもの、あったって、なくたって、生きていくんだ。あるのかないのかわからない、そんなものにふりまわされるのはごめんだ。もっと確かなものを、この手で探り当てていくしかない。(本文より)」

ピアノの調律に魅せられた一人の青年。
彼が調律師として、人として成長する姿を温かく静謐な筆致で綴った、祝福に満ちた長編小説。



まず不思議なタイトルと美しい装丁に興味を持ちましたが、素晴らしかったです!
大好きな物語になりました。


子どもの頃、ピアノを習っていました。
けっこう習っていた年数は長かったけれど、練習熱心じゃなかったし、本当に好きだったかは謎。
今はほとんど弾けないのが残念です。


しばらく弾かれないままでしたが、次女が2年前に習い始めたのをきっかけにまたお世話になっているピアノ。
楽しんで続けているので、ずっと調律してないのはまずいかもしれない・・・と今更ながら思い始めました。

小説で調律師さんの仕事が少しは理解できた気がするので、実際の作業を近くで見てみたい気もします。
自己流でもいいので、またピアノを再開して娘と一緒に練習するのも楽しいかも。

歌うこと、音楽を聴くこと、好きな歌手のライブに行くことなど、ずっと音に触れる日常があるのはピアノを習った経験があるからかもしれません。


また仕事に対する姿勢についても深く考えさせられました。
年齢や職業は違うけれど、私も働き始めて2年目。
外村くんに感情移入しながら読みました。


仕事に慣れてきてだんだん周りが見えるようになってくる時期。
まだまだ不安や葛藤があるし、力不足を痛感する日々です。
でもこの仕事にやりがいを感じるし、職場の皆さんにも恵まれているのは同じ。
好きな気持ちを大切にして成長していきたいと改めて勇気をもらえました。


また何年か経ったら柳さんや秋野さん、板鳥さんの気持ちに共感できるかも。

この物語に出会えてよかった!
再読を楽しみにしたいと思います。

2016-07-18 そして生活はつづく

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そして生活はつづく (文春文庫)

そして生活はつづく (文春文庫)


食器洗いからもトイレ掃除からも何人たりとも逃れることはできない!
苦手な〈生活〉をおもしろがろうと著者は試みた。
共感と哀愁を誘う爆笑エッセイ。


俳優、歌手、文筆業・・・多方面で活躍している星野源さんのエッセイです。

源ちゃん好きなのですが、特に好きなのは歌!
最近の曲もいいけれど、一瞬で心を掴まれた「くだらないの中に」はあまりに好きすぎて苦しくなってしまうほど。

そんなこともあり、なんとなくエッセイは敬遠していました。
今回思い切って読んでみたら・・・想像以上に面白い!
そして予想通り下ネタが多いぞ(笑)

時々プッと吹き出しながら読みましたが、笑うところだけでなく、しんみりするところもあっていいバランス。
源ちゃんほどではないけれど、おなかが弱い方なのですごく共感してしまいました。

肩の力がフッと抜ける感じでクセになりそうなエッセイ。
これからも追いかけていきたいと思いました。

2016-07-10 小さな本の大きな世界

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小さな本の大きな世界

小さな本の大きな世界

いまなお、出版を求める声が鳴り止まない長田弘さんが
昨年亡くなる直前まで、11年間書き続けた連載エッセイ145編。

絵本作家酒井駒子さんの絵とともに1冊にまとめられました。

絵本、童話、児童書、図鑑など、
様々な本を通して、「大きな世界」の広がりを感じさせてくれます。


様々なジャンルの本を読まれているのはさすが長田弘さん!
既に読んだことのある本から未読で気になっていたもの、そして興味がない分野の全く知らなかった本もたくさん。

私にはけっこう難しい部分もあったけれど、とても読み応えのあるエッセイでした。
酒井駒子さんが描かれたうさぎの絵のかわいらしい仕草に癒されながらゆっくり読みました。


特に好きな絵本『ルリユールおじさん』『としょかんライオン』『空の絵本』についてのエッセイは共感しながら読みました。

我が家でも購入した『マップス 新・世界図絵』についてのエッセイは考えさせられました。
「変」と言われている部分は、たしかにそうかも・・・


・読みたい本

『シカゴよりこわい町』『シカゴより好きな町』リチャード・ペック著
『あべ弘士 どうぶつ友情辞典』あべ弘士著
『本泥棒』マークース・ズーサック著
『ニルスのふしぎな旅』上・下 セルマ・ラーベルレーヴ作
『せんをたどって』ローラ・ユンクヴィスト作
『伝説の編集者ノードストロムの手紙 アメリカ児童書の舞台裏』レナード・S・マーカス編
『いまファンタジーにできること』アーシュラ・K・ル=グウィン
『はじまりのはじまりのはじまりのおわり 小さいカタツムリともっと小さいアリの冒険』アヴィ作
『しきぶとんさん かけぶとんさん まくらさん』高野文子作