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2016-05-31 世界でいちばん貧しい大統領からきみへ

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ウルグアイでの現地取材によるムヒカ氏の肉声が聞こえるメッセージブック。
生い立ち、大統領になるまでのさまざまな体験など、絵本では語られなかったその「言葉」を通して、その人柄・哲学がよく分かります。
イラストたっぷりで子どもから大人まで読める本に仕上げました。


以前絵本『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』を読んでよかったので、こちらも手に取りました。
メッセージブックとあるようにムヒカ前大統領が優しく語りかけているような感じがしました。
田口実千代さんの絵もとてもいいなと思いました。

テレビ番組でも見ましたが、ムヒカさんは若い頃にゲリラ活動をしていたそう。
4度の投獄経験があり、獄中の過酷な日々も語られています。
牢獄で救われたのは読書!
本を読んでゆっくり深く考え、感じることの大切さは世界共通だと思いました。

ムヒカさんが生まれ育った地区に日本人が住んでいて花の栽培を教わったという話は知りませんでした。
ずっと昔から日本と縁があったのだと思うと不思議な感じがしました。


>いちばん大切なものは命なんだ。


>ほんとうに貧しい人とは、社会とつながらずに生きている人なんだ。


生きていることは奇跡、挫折から何度もはい上がることが大事、人生という時間を大切になど心に留めておきたい言葉がたくさんありました。
色々な経験を乗り越えてきたムヒカさんだからこそより胸に響くのだと感じました。

2016-05-29 うたかた/サンクチュアリ

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うたかた/サンクチュアリ (角川文庫)

うたかた/サンクチュアリ (角川文庫)


人を好きになることは本当にかなしい。
かなしさのあまりその他のいろんなかなしいことまで知ってしまう。
果てがない――瞬間、私もまた彼に恋をする。
失望も欲望も、あらゆる角度から彼をくり返し発見して、くり返し恋をする。
そして、こういう恋はもう後戻りできないことを、くり返し知る――  
透明な空間のなかに、運命的な恋の瞬間と海の底のような静謐な愛の風景を描き出した二中篇を収録。
芸術選奨新人賞受賞。


吉本ばななさんの小説を初期の頃から少しずつ読んでいます。

『キッチン』は過去に読んだ記憶がはっきりあったけれど、今回は怪しい(笑)
角川文庫版を読みました。


「うたかた」

>人を好きになることは本当にかなしい。

読み始めて主人公のインパクト大の名前とこの言葉が印象に残っていたのを思い出しました。
若い頃「うたかた」だけ読んだのかも?
恋はもちろん、家族の絆について考えてしまう作品でした。


「サンクチュアリ」

男性が主人公なのが新鮮で珍しい感じがしました。
サンクチュアリとは聖域、自然保護区のことだそう。
智明と馨は偶然出会ってその後再会するのですが・・・人の出会いって不思議。
不倫自殺などけっこう重い内容なのにさらさら読めてしまうのがすごいと思いました。


どちらの話も辛い経験をしている主人公が登場しますが、最後はほんのり明るい光が射してくるような感じがするところが好きでした。

2016-05-22 かわいいドイツに、会いに行く

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かわいいドイツに、会いに行く

かわいいドイツに、会いに行く


心が躍る、そこはおとぎの国
美しい街並み、伝統が息づく民芸・雑貨、
おしゃれなカフェや文化にふれる
定番だけじゃない見どころ満載の「かわいい」ドイツをご案内!


ドイツといえば、ソーセージ、ビール、シュトレン・・・私の頭の中では見事に食べ物ばかり(笑)
他には真面目で堅実なイメージもあります。

タイトル通り、とてもかわいいドイツの案内本でした!
写真がとても美しくて眺めているだけで癒されます。
ドイツのイメージがいい意味で裏切られた一冊でした。

バウムクーヘンやシュトレンなどは日本でもおなじみだけれど、本場ではまた違った味わいなんでしょうね。
黒い森のさくらんぼケーキも食べてみたい!
テディベアで有名なシュタイフ・ミュージアムやザイフェンの木工おもちゃ工房にも行ってみたくなりました。

今回初めて知ったボルハーゲンやブンツラウの器も気になる、気になる。
街並みや民族衣装も絵本からそのまま出てきたような感じで素敵でした。

高校時代の修学旅行で韓国に行っただけの私ですが、海外への興味はずっとあります。
いつか行けるかな?
その時はぜひドイツ訪問ができたらいいなと思いました。

2016-05-19 ことばの果実

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ことばの果実

ことばの果実


日々の暮らしの光景に風物詩としての彩りとアクセントをもたらしてきた果実と花実。
食卓のささやかな悦びと、至福の味の記憶を綴る


長田さん最後のエッセイ集とのこと。
果物のイメージで読み始めましたが、果実と花実の両方あって楽しめました。

印象的だったのは「苺」「柘榴」「メイプルシロップ」
イラストも瑞々しく描かれていてエッセイをより素敵に引き立てているように思いました。

2016-05-13 三人寄れば、物語のことを

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三人の物語の秘密が解き明かされる! ?
〈守り人〉シリーズ、『獣の奏者』、『西の善き魔女』、『RDG レッドデータガール』、『一瞬の風になれ』、『シロガラス』…
当代きっての物語の書き手でありまた読み手でもある3人の作家が、 お互いの作品を時にするどく時になごやかにあますところなく語り尽くす!


去年購入して大切に寝かせておいた鼎談本。
全作読んでいる方はいないけれど十分楽しめました。
一番たくさん読んでいたのは上橋さん。
その次が佐藤さん、荻原さんの順(勾玉シリーズと『源氏物語 紫の結び』以外は未読)でした。

荻原さんが1959年生まれで、上橋さんと佐藤さんが1962年生まれで年齢が近いのもあるのでしょうが、三人の仲の良さが自然と伝わってきてとてもよかったです。
それぞれの作品について真剣かつ率直に語り合えるのは、お互いを認め合い尊敬しているからなんでしょうね。
これからも三人の方の作品を追いかけていきたいと思いました。


(これから読みたい覚書)
上橋さん 守り人シリーズ再読。
荻原さん『RDG レッドデータガール』『西の善き魔女』
佐藤さん 『シロガラス』

『闇の左手』
サトクリフ作品