らっきょうパワー・フルクタンなど-未病への挑戦-まぐろぐ
らっきょうパワー・フルクタンなど-未病への挑戦
らっきょうは「畑の薬」といわれ、
「血液サラサラ、疲労回復、整腸など」の効能があることがよく知られている。
平安時代から薬として食べられるなど、すごく健康にいい食べ物だ。
そこでこれら栄養とその効果をレポートします。
次いで北の漁師の流儀として、
らっきょうの来し方・想い出を記します。
☆ らっきょうパワー・「フルクタン」-水溶性食物繊維
○便通のスッキリ感が増し・血液サラサラ効果
- フルクタン5gを女子大生25人が摂取したところ、
飲まなかった人に比べスッキリ感が確認された。
-「小さな癒やしの海へ」
らっきょうピクルス
○知られざる「らっきょう」パワー!-「かりんとうレビュー」
※らっきょうには食物繊維が100g中に21gも含まれており、
含有量は野菜類の中で1位だという報告がある。
◎"寒天は食物繊維の含有量「食品中随一・81.29%」
ぐるメル寒天5:驚異の「寒天極め術」
○らっきょうの含硫アミノ酸は体内に入るとアホエンに変る
- 血中の脂質も減少させる働きもあり、
含硫アミノ酸は、
ビタミンB1の働きを高める効果も持っており、
疲労回復にも良い食物だ。
- 糖質を包み込んで、
胃から腸への移動をゆっくりとさせるので肥満防止になる。
また、
糖質をとった際の"血糖値の急上昇"を抑える効果もある、
という実験結果が出ている。-「けんコン!・NHK」
◎アホエン
含硫アミノ酸−体内→アホエンに変化 アホエンは、
血液の余分な粘りを取り去り、サラサラ血液にする。
また、酢酸、硫化アリルの働きで胃酸の分泌を助け
消化吸収をよくする。
◎ポリフェノールの"抗酸化力"
ポリフェノールがもつ強い抗酸化力は、
アンチエイジングを気にする女性にとって欠かせない成分。
身体を錆つかせる要因、
活性酸素は年齢とともに発生量が増えていく。
ポリフェノールを摂ることで、
抗酸化力をアップさせ、若々しい肌や身体をキープ。
◎サポニン-肥満を抑止・抗酸化作用(ガン予防)
良薬は口に苦し!大豆サポニンの奇跡の力
-植物に含まれる天然の成分で、
種類によってさまざまな健康効果があることがわかっている。
サポニンを含む植物としては、大豆や薬用人参などが有名。
大豆サポニンは、大豆のえぐみなどの元になっており、
非常に抗酸化作用が高いことで知られている。
体内に取り込んだ脂質やコレステロールの酸化を防ぎ、
余分な脂肪や糖質の吸収を抑制して
生活習慣病や肥満の予防にも役立っている。
スライス
☆ らっきょうパワー・「硫化アリル」
○鳥取のらっきょうは旨いで〜-「らっきょう本舗」
-栄養素としてはらっきょうには糖質が多いが、
ビタミン、ミネラルでは目立ったものはない。
◎「黒らっきょう」は、
血液をサラサラにする効果を持つ
「シクロアリイン」含有量は生ラッキョウの2倍、
抗酸化力は一粒でトマト一個分にも相当する
約20倍にも跳ね上がることが、
鳥取県園芸試験場の森本研究員がによって分析された。
※シクロアリイン
シクロアリインは、熱を加えることで増加する。
"肝臓内の脂質を血中に送る酵素の働きに関わり"、
血液中のコレステロール値や中性脂肪を抑える。
「高脂血症、動脈硬化、肥満の防止」に効果がある。
しかし、他のネギ類と同様にアリル化合物を含むため、
ビタミンB1の吸収を助ける効果がある。
参考 不思議ならっきょうの生態・効能
-「土佐のおんちゃんの田舎暮らし奮闘記」
☆ らっきょうの来し方・想い出-北の漁師の流儀
- 小学校低学年の頃弁当を持って登校。
その弁当たるや我が家はまず焼魚それは、
夏場はカツオの醤油漬けか味噌漬け、イワシ・アジ・鯖のそれ。
秋はサンマの塩焼かスルメイカの醤油煮付け。
冬は塩引き鮭・キンキ・カレイの焼いたやつ。
春は鱒の塩焼-定番だった。
どれも乾かして-日に当てると旨味が高まる。
よその家と違って一匹のまま二つ折りにしてつめて、
外に沢庵こうこと梅干しだけ。
よその子は紅ショウガからっきょうの酢漬けだった。
だから魚半分とらっきょうを"ばぐって-交換"して味を覚えた。
食いたくて、食いたくて焼き魚をもう一匹、
そうして味をしめて食ったことがないもんだから、
生まれて初めての初体験-その旨いことしきり。
らっきょうの、歯ざわりよくてシャキシャキと、
紅ショウガのあの辛味。
ご飯に付いたあの紅色の旨いこと、
共に忘れえない原体験、と。
≪家で食えない らっきょう紅ショウガ
あてがう品で 我慢しろ≫
やがていつのまにやら、
土らっきょう、生ショウガをちょうどいま時分の六月、
梅干しの汁の中に入れるようになり、
食膳にも弁当にも出すことになった。
- おそらくは、
在から百姓さんが物々交換の体で「肥・こえ」のくみ取りに、
頼んだらあるということだったらしい。
いつもは「薪」が定番だったが、
祖父さん達が意外といける-これが本当らしい。
- それにしても、
底魚の毛ガニ・エビなどもそうなんだけど
らっきょうがこんなに栄養があるとは思いもしなかった。
かつての若い衆も歳には克てず、
老漁師となりはててPCを叩くありさま。
「馬上少年すぐ」とはこのことか。
そろそろスーパーに土らっきょうが出る頃、
今年はその"塩漬け"をやってみるか。
半月ほど前キロ700円で出していたっけ。
400円ぐらいになってからやろう。
大津浪の前からなのだが高いので手が出なかった。
ネスカフェの大瓶が二つあるし、
"薬味"に挑戦、"酢みそ和え"か。
まぐろぐ
H25 2013-06-09 0540