たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

結婚ドリームなんてお父さん許しませんよ!「プリキュア5第32話」


この世の終わりのような顔で真剣に悩む一同。
なんでしょう、ナイトメアの襲来ですか?恋愛の悩みですか?
と思ったら「りんちゃんがごはんを食べなかったの」。
 
そんな回でした。
世界の滅亡よりも、明日の食事が気になるアニメ。それがプリキュア5です。誇張はありません。
 
さて、今回はりんちゃんが、結婚を迎えたこまち姉の友人のためにティアラを作ると言う話でした。
コレを見ている本来の層である女児にしてみたら、やはり「お嫁さん」は永遠の憧れなわけです。
しかし、結婚年齢はそんなに早くなくてもいいよねという昨今、お嫁さんに憧れる気持ちは単なる刷り込みや恋愛至上主義の産物?みたいな余計なことを考えるのが大人のうがったオタの悪い癖です。
しかし、そのへんも含めて、子供の見る結婚ドリームと大人の結婚観がうまくバランス取れていた回だと思います。なんせね。プリキュア5人の結婚ドリームがニヤニヤですよ。幼い、それがいい。
 

●りんちゃん、花嫁を夢見る●

一番スタンダードな憧れを感じるのがりんちゃん。
ええ、りんちゃんはかわいいですよ。その素朴さというか純粋さというか。

全く隠そうとせずストレートに感情を表すのは、やはりこのシリーズではショートカット(貧乳)っ娘ですよね。

彼女の花嫁姿は、やはり非常にストレート。妄想に悶えていますが、とても普通に花嫁しています。
ボーイッシュと思われがちな彼女がとても情熱的で純情乙女なのは今まで見てきたとおり。
ただ、やはり普段の格好を見ていると、動きやすさ優先の服装のせいか、あまり女の子っぽさは前面に打ち出していません。
やはりそのへんの「普段は出していない純情さ」が打ち出されているのが魅力なんでしょうね。なぎさも、咲もですが。
今回は特に彼女の中の「理想」がどんどん膨らんで圧迫されていくわけですが、このへんはまた最後に。
 

●こまちさん、花嫁を夢見る●


以前は書いた小説を隠していた少女も、今は自分の妄想を全肯定するほどに成長しました。
よいことです。そう、のびのびと育って欲しい。
ですが。
 
BGM「サウンドオブサイレンス」。多分。もうすでに「花嫁になりたい」ドリームではありません。
こまちの妄想は、完全に「妄想>現実」と割り切っているのか、それとも「妄想=現実」とごっちゃにしているのかはよくわかりません。ただ最近のこまち攻勢を見ていると、割り切っている感じはあるのですが。ナッツに対しての恋慕の情も自分ではまだ気づいてなく困惑しているようですし、そこまで現実的なものではない、という曖昧なラインが正解かもしれませんネ。
しかし、この駆け込んできた男はナッツですか?ナッツなのか?ムキー!
 

●うらら、花嫁を夢見ていない●


今回最上級にトンチンカンだったうらら。
あなたのそれは、結婚式ではないだろう。

これはコンサートって言わないか?
他の3人(かれんは微妙)は「男性との恋愛」をちゃんと想定しているというのに、うららの妄想には男性の影すら出てきません。
ファンサービスと称してみんなに出血大サービスな花嫁なわけですが、こりゃ完全に結婚のことは考えていませんナ。
今の彼女の状態を見ていると、アニメでもマンガでも完全に「のぞみにべったり」な彼女。まだまだ男性への恋愛というステージに上るつもりはないようです。というかうらxのぞ。
加えて、彼女の結婚の夢は、自分の未来の夢とごちゃまぜ、と言うのも興味深い。幼さの表現ではあるけれど、彼女のストレートさも感じられます。
 

●かれんさん、花嫁を夢見る


照れる、という面では最強の称号を得ているかれんさん。他の子は照れてもそこまでギャップがないだけに、彼女のデレ度は半端じゃありません。クールを装うほどにそのデレ顔をつんつんしたくなりますのう。

そして彼女の理想は白無垢。
にしても。これは10年後の写真ですか?と言いたくなるくらい違和感がないですよね。
あ、そうか。10年後か。なるほど。ん?
ちなみに、彼女の妄想にも男性は出てきません。
 

●のぞみさん、花嫁を夢見る●

 
そして、やはり「ドリーム」ののぞみさん。言っていることは「ウェディングケーキが食べられる!」と幼さ満載で表情をころころ変えているのですが、地味にもっともリアル寄りな夢であるのも彼女です。
なんせ、しっかり相手が「男性」として存在しているのですから。このへん、うららとかれんにはなかった部分ですね。

花嫁と言えば、きれいなドレスを着られる!お色直しだウェディングピーチだミルクで乾杯。
このへんはまあ、他の子とも共通していて、特にりんちゃんとは同じようなシンパシーすらあります。ドレスは夢ですよね。
そして、彼女が描いたイメージがショッキング。

どうみてもココです。
もちろん作品内で、ココだとかは言われていませんが、のぞみさんの中にはやはり何らかの意識は芽生えているようです。
それを「ケーキ」でごまかしたのか、はたまた単にアホの子なのかはわかりませんが、こうして5人のウェディングドリームを比べてみると、やはりのぞみ・りんの二人はちょっとだけ恋愛意識面では進んでいるような気がします。
え、こまちさん?微妙。
 

●現実の花嫁の見る夢は●


盛り上がるのは勝手ですが、いざ大人の結婚式のことを考えるとさすがにりんちゃんも浮かれていられません。そりゃね、根本的な価値観が違うからあせるのも当然。
結婚式は乙女の夢…夢…でもどう形にすればいいんだろう?

しかし、「夢」であることは変わりないんですが、大人の見る「結婚式」の夢は、もっと身近なところにある、という結論に行ったのがステキです。
彼女の結婚式、手作り式なんですよ。別にホテルを借りるわけじゃない、みんなで手作りで作って、身内で祝う、そんな本当の意味での、はりぼてじゃない式です。
もちろん、のぞみやりんが見た妄想の式が「無駄」ではない。それも夢なんですが、素朴に、純粋に「結婚」というイベントに向かおうとする姿は、確かにりんちゃんの妄想と夢の重なり合う場所にあったようです。

人の幸せを見て素直に喜べる少女、りんちゃん。
彼女の最大の魅力は、裏表が全くなく、ストレートに打ち出す感情の素直さなのかもしれません。
着実に、他のキャラほど目立たないけど成長しつづけているのも、いいよね。
 

●ミルクは子供にどう見えるんだろう●

今週のみどころ。
 
その1

ミルクも妄想します。
ああー、なんかショックだ。何がショックかって、「ココってやっぱり基本はケダモノだったんだよなあ」と言うこと。これが本来の姿だと思うと、のぞみの恋愛のハードルはあまりにも高すぎです。きついぜ
そういう意味では、このエンドでいいよもう。のぞみはりんちゃんの嫁。りんちゃんはのぞみの嫁。
 
その2

ブーケを奪うミルク。
さすがにこれはやりすぎたようで、みんなの嫉妬を買います。

ほらね。といってもまあ「ミルクだしー」という雰囲気で笑い飛ばすわけです。
うん、確かにミルクについてそんな本気で怒っても仕方ないし、ミルクも女の子だから今回は仕方ないかな、と言う感じ。しかしこれ、ちっちゃい子にはどう見えるんでしょう?ミルクに感情移入ってよりは、のぞみ・りんに感情移入して「ミルクめ!」ってなりそうですが。
 
その3
 
今回はのぞみ・りんあたりのぷにぷに度が最高潮でした。ああもう、この口は反則だな!のぞみストレート。
いつもこのくらいぷにぷにだと自分が喜びます。
 
その4

やっぱりのぞxりんは息がぴったりじゃないとね!
このまま二人とも母親になって、それでもこうやって戦い続けてほしいなあと願う今日この頃。うん、ありですよね?
 
その5

かなり拡大図。ブーケトスで一人だけムキになっているりんちゃんが、すげーかわいいです。
こまちさんはあまり取る気なさそう。
 
その6

やたら象徴的なトンボ。
二人で生きるってことは、こういう自然体だってことなんだろうな。
 
その7

ついにきた!増子さんメイン回。
しかし一番気になるのが

増子さんのスカートのきわどさ。
ええ、そうなのです。増子さんのカットは、やたら下からあおってスカートとパンツぎりぎりのラインのアングルが多いのです。気になる人は見てるといいです。意図的だと思っています。そして見えないのがいい。
 
Yes!プリキュア5 Vol.1 [DVD]Yes!プリキュア5 Vol.2 [DVD]
DVD、まもなく発売。第一話の頃の、出会ってない5人が今となってはいとしすぎるヨ。

Yes!プリキュア5 Vocalアルバム2 ~VOCAL EXPLOSION!~

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ガンバランスdeダンス~夢みる奇跡たち~

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んで、ボーカルアルバム2が出ます。友人と話していて「次はブンビーさんだろう」「いや、のぞみ母xりん母だろう」と妄想していました。ゼヒ敵幹部の歌は入れてください。特にギリンマ。
んで、EDテーマ、変わるんですね。題名は未定だけど、発売時期を考えると来週か、その次か…。
 
Yes!プリキュア5 企画ミニアルバム ココ(小々田)&ナッツ(夏)
アニメイト通販企画?これは気になるアイテム。BL棚に並んでたりして。
 
以下過去記事
 
 
大人になったら何になりたい?「YES!プリキュア5」第一話
プリキュア5が二話目にしていきなり百合展開でした。
実力の伴わない夢は持ってはいけませんか?「YES!プリキュア5 第4話」
これからのヒロインはもりもり食う時代へ!「プリキュア5 第5話」
やけにリアル社会人な敵のお仕事。「プリキュア5第6話」
少女たちの絆は、少しずつ歩き出した。「プリキュア5第7話」
学年や身分による感覚のカベってありますか。「プリキュア5第8話」
有名なみんなと、そうでない自分と。「プリキュア5第9話」
社会の仕事は甘くない。「プリキュア5第10話」
今がんばることは、ムダじゃない!「プリキュア5第11話」
アイドル業は、その一歩から。「プリキュア5第12話」
自分のために生きる?誰かのために生きる?「プリキュア5第13話」
お金で買えるの?その価値は。「プリキュア5第14話」
少女達の友情はいつまでも。「プリキュア5第15話」
自分の視野を仲間内だけで満足してはいないか。「プリキュア5第16話」
どんな時でも、そばにいるよ。「プリキュア5第17話」
友達は、必要ですか?「プリキュア5第18話」 
心配は何のためにするの?「プリキュア5第19話」
まっすぐ進むだけが道じゃない。「プリキュア5第20話」
ミルク視線で楽しむ「プリキュア第21話」
大人としてのココの立ち位置。「プリキュア5第22話」
5人それぞれの心の闇へ。「プリキュア5第23話」
追悼・ギリンマへ。平社員の憂鬱と哀しみに敬礼
さあ、その手をつなごう。「プリキュア5第24話」
4人の心がここから開くんだ!「プリキュア5第25話」
見終わった後の顔は鏡では見られない。「プリキュア5第26話」 
夏に女の子を怖がらせたくはないかい。「プリキュア5第27話」
あなたがいつも側にいたから。「プリキュア5第28話」
人をつなぐ架け橋になる人って、大切なんだよね。「プリキュア5第29話」
自分が輝くのではなくて。「プリキュア5第30話」
乙女の感情の高ぶりに、ニヤけたりへこんだり。「プリキュア5第31話」