財務省は、どうやって国債を返す気なのか?



日本の国債残高が、670兆円(国民一人当たり525万円)に達したらしい。
参考リンク1
参考リンク2


以前から思ってたんだけど、
俺達国民はこの問題に対して無関心すぎじゃないか?
一体、どうやってこの借金を返せばいいんだよ?


ここに財務省の資料(平成13年度の歳入歳出決算書)がある。
参考リンク
この報告書の70ページ目(PDFファイルの3ページ目)に、
平成13年度の全歳入が約86兆円がわかるのと同時に
公債費が30兆円と書かれているではないか!
つまり、政府の収入の1/3弱が公債によってまかなわれているって事でしょ?
んで、歳出の方はどうなっているのかというと……
全歳出が約89兆円。
このうち、国債の返却に約16兆円ってことになっているな。
(上記参考リンクの72、74ページ参照。PDFファイルの5、7ページ。)
つまり借金を返す額を除いても、73兆円の支出があるってことか。
つまり実際56兆円の収入に対して、73兆円の支出。
こりゃ、どう考えてもこのままじゃ破産だぜ!


この他にも、こういう資料では出てこない
特殊法人公益法人の借金(隠れ借金)があるわけでしょ?
やっぱ、このままだと近い将来
アルゼンチンと同じように債務不履行(デフォルト)になるんじゃないか?


大体、日本がデフォルトに陥ると
日本国内だけじゃなく全世界に迷惑がかかって
世界経済がめちゃくちゃになるぞ!
ちなみに、ご存知の通り日本は世界最大の債権国であると同時に
アメリカは世界最大の債務国である。
(もしドルが基軸通貨じゃなければ、
 アメリカは双子の赤字で、とっくにデフォルトに陥っているはず。
 これに関しては、後日に詳しく書こうと思ってる。)
仮に、日本がデフォルトに陥って
アメリカを含む世界各国の債務を放棄したら……。
あぁ、考えただけでも地獄絵図だな。
日本とアメリカの世界経済2トップがW破産なんて事態が起これば、
間違いなく世界経済が大混乱だろう。
おそらく、情報化やグローバル化の進んだ現代だと
1929年の世界恐慌と比較にならない程の影響が出るな。


そういう状況を作り出さないためにも、何とかこの670兆円を返さないと。
一生懸命考えたけど、俺は経済学の専門家でもないし、良い案は浮かばない。
でも間違いなく普通に考えれば、以下の2つの方法しかないだろ?

  • 国民生活を無視して、歳出を大幅カット
  • インフレを起こして、物価を大幅に引き上げ歳入激増

あと、何か考えられる?
どちらの方法をとっても、今の暮らしを続けるのは無理だな……。
歳出を半分に減らせば、俺の給料も激減だし
インフレを起こしても、物価変動に対する相対的な俺の給料は激減だし……。
一体全体、政府や財務省はどう考えてるんだろう?


政治家・官僚・日本国民のみんな
そろそろ次の世代へ先送りするのはやめて、
本気で借金を返すために何か始めてみませんか?



数学の未解決問題シリーズ①「リーマン予想」



まぁ、多分この「リーマン予想」を知っている人は
理学部数学科の人か、数学オタクぐらいの人だろうな。(笑)
いや、でも問題自体は全然難しくないよ。
この「リーマン予想」、例のごとくわかりやすく一言で書けば
 「ある1以上の自然数nに関して
  n^2(n+1)^2の間には、かならず素数が存在する」
っていう予想なんだ。


リーマン自体については、以下を見てくれ。
参考リンク
牧師の息子で貧乏だったのかぁ……。
金儲けばかり考えている現代の新興宗教は、
「貧乏清貧」って言葉を忘れないで欲しいよなぁ。(笑)


もともとこの予想は、ゼータ関数の零点分布に端を発していて
素数の分布と深い関係があるらしい。
さらに、このリーマン予想を証明することによって
他のいろんな未解決問題が解けるとの事で、
クレイ数学研究所が(参考リンク)
ミレニアム懸賞問題に設定されていて、
日本円にして100万円以上の賞金がかかっている。
参考リンク
世界中の数学者達が、100年以上前からこの予想の証明を試みているが、
未だ証明できた人はいない……。


まぁゼータ関数の式を見ても、何が何やらわかんないよなぁ……。(笑)
\zeta(s)=\frac{1}{1^s}+\frac{1}{2^s}+\frac{1}{3^s}+\frac{1}{4^s}+\frac{1}{5^s}+\frac{1}{6^s}+\cdot\cdot\cdot
この式を見ただけだと、一体どこでどう素数と関わってくるのか
まったくわからないわけじゃん?(笑)
でも、そこが数学の魅力って言えば魅力なんだろうけどね。


しっかしこの「リーマン予想」、どう世の中の役に立つんだろうか?(笑)
いや、純粋数学って、100年、1000年単位のスパンで考えないと
なかなか評価できないだろうけどさぁ……。
肯定的にリーマン予想が証明されればいいけど
否定的に解決されたら(リーマン予想が間違っていると証明されたら)
100年以上に及ぶ数学者達の努力が全部無駄になるわけでしょ?(笑)
否定的に解決されることは、まずないとは思うけどさ。


さてさて、俺が生きている間に証明できるんだろうか?