急げ!「可視化法案」、と追記

 『「私は無実」訴え続け84歳…奥西死刑囚、時間とも戦う』
http://www.asahi.com/national/update/0406/NGY201004060004.html
奥西死刑囚は一審の津地裁で「自白には多くの疑問点が存在する」と「無罪判決」を得たが、二審の名古屋高裁で「有罪、死刑」との判決が下され、最高裁で「死刑判決」が確定。

 「毒ブドウ酒」の過去の鑑定結果もさることながら、何故に無実の人間が「自白」するのか?
(まだ「再審」と決まった訳ではないし、勝手に「無実」と決めつけることは間違っているかも知れないが、最高裁名古屋高裁に「審理」を命じると言うことからほぼ無罪確定と推定する)

 既に「冤罪」であった事が判明し、「無罪」が確定した「足利事件菅家利和さん」も捜査段階で自白している。
戦前の話でも無ければ、封建時代の話でも無い。現憲法下で「無実」の人間が「自白」し、有罪判決を受けているのだ。

 司法機関「警察・検察、そして判事」は自分の犯した罪を一度顧みるべきだ。
無実の人間に無理矢理自白をさせ、「有罪」判決を導いたとしたら、「警察・検察」の行為は「適法」とは言えまい。
「無期及び有期刑」なら「傷害」か「監禁」か、「死刑」なら「殺人」と同じであろう、「未必の故意」、最低でも「業務上過失致死」に当てはまる罪を犯していると言えよう。
その自覚はないのか?良心は持ち合わせていないのか?

 「判事」も「過失」が全く無いと言えまい。

今まで一体何人の無垢の人々が「服役」させられ、「死刑」にされたことだろう、おぞましいとしか言いようが無い。

これを防ぐに「警察・検察」の善意など全く信用出来ない、1日も早く「可視化法案」を出すべきだ、それがマニフェストであった筈だ。>民主党

 しかし、今回の再審請求に対し、名古屋高検は何故反対したのだろうか?
「冤罪」では絶対無いと本当に思ったのだろうか?
「検察」のメンツなのか?「公務員の無謬」とは「なんなんだ、一体?」
人の命よりも大切なのか?


 最高裁も「奥西死刑囚」の年齢を慮り、「再審」を決定して欲しかった・・・
これも「前例主義」ということなのか?


一度、コメント欄に書き込みましたが、もう一度載せます。
飯塚事件(女児2人殺害)」で「有罪判決」を受け、2008年に「死刑」が執行された久間三千年元死刑囚である。2008年と言えば菅谷さんの「再審請求棄却に対する即時抗告」に「東京高裁」が「DNA再鑑定を行うこと」の決定を下した同じ年なのである。
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000001003150004