(旧)軽井沢駅舎記念館
(旧)軽井沢駅舎記念館は、長野新幹線開通に伴い取り壊された旧軽井沢駅舎を再築した記念館で、1階は信越本線に関する展示コーナー、2階は歴史記念室となっています。
屋外には軽井沢駅旧1番線ホームにEF63形電気機関車や10000形電気機関車などが展示されています。
■ (旧)軽井沢駅舎記念館
((旧)軽井沢駅舎記念館 2010/09/26)
■ 軽井沢駅旧1番線ホーム
((旧)軽井沢駅舎記念館 2010/09/26)
■ 10000形電気機関車
10000形電気機関車は信越本線横川 - 軽井沢間の碓氷峠用アプト式電気機関車で、ドイツAEG・エスリンゲン社にて1911年に製造された。
当初の形式番号は10000形となっていたが、1928年にEC40形に変更。
((旧)軽井沢駅舎記念館 2010/09/26)
小諸城址 懐古園
本日の最初の目的地は小諸市にある小諸城址 懐古園。小諸城跡に開設された公園で園内には、
- 動物園
- 児童遊園地
- 小諸義塾記念館
- 藤村記念館
- 小山敬三美術館
- 郷土博物館
などの施設があります。
■ 小諸城址 懐古園 (長野県小諸市)
http://www.city.komoro.nagano.jp/kankou/kaikoen/index.html
■ C56形蒸気機関車 (C56 144)
懐古園の駐車場にC56形蒸気機関車が保存展示されている。
同機は1938年に日立製作所にて製造された機関車で、小海線中込機関区に配置され1973年に廃車となってる。
(小諸城址 懐古園 2010/09/26)
■ 三の門
小諸城址 懐古園の入り口。
(小諸城址 懐古園 2010/09/26)
■ 懐古園からの眺め
懐古園に到着しまず最初に向かったのは児童遊園地に保存展示されている長野県警へリ 初代やまびこの見学だがこれについては後述。
その次に向かった動物園へ行く途中に撮影した懐古園からの眺め。
(小諸城址 懐古園 2010/09/26)
■ 動物園
この動物園は1926年に開園した長野県では最古の動物園で、たくさんの珍しい動物がいたが、特に気になったのは、
川上犬さくら
川上犬は、長野県南佐久郡川上村にて猟犬として飼われていた犬種で頭数が少なく長野県の天然記念物に指定されている。
さくらは2009年1月に長野県川上村で生まれ、4月から動物園で飼育されている。
フンボルトペンギン
こちらは南アメリカの沿岸地域に暮らすフンボルトペンギン。暑さにも耐久力があることから日本の動物園や水族館などでは多く見られる。
(小諸城址 懐古園 2010/09/26)
■ 朝食
懐古園を跡にする前に朝食がまだだった事を思い出し、三の門近くにある笛本というお店へ。
注文したのは手打ちの山菜そば。
(長野県小諸市 2010/09/26)
懐古園を後にして長野県佐久市にある道の駅ほっとぱ〜く・浅科に寄ってから同じく佐久市内にある旧中込学校へ。
(道の駅ほっとぱ〜く・浅科 2010/09/26)
ベル222 長野県警ヘリコプター 初代やまびこ(JA9553)
園内の児童遊園地に長野県警へリとして活躍していたべル222 初代やまびこが展示保存されています。。
ベル222は1980年に生産が開始されたツインエンジンを搭載したヘリコプターで、引き込み式の車輪を収納する短翼があるのが特徴。
海外ドラマ「超音速攻撃ヘリ エアーウルフ」に登場するヘリコプターのモデルとなったことでも有名。
初代やまびこは1980年に長野県警察航空隊に配備され、2002年に2代目やまびことしてユーロコプターAS365N3が登場し世代交代し引退。
1985年8月に発生した日本航空123便墜落事故では、最初に現場に到着したのが同機でした。
■ 外観
屋外展示ではあるが屋根付のため保存状態はよい。
長野県警察の文字や徽章は消されているが、ドアのやまびこの文字は残っている。
■ 操縦席
現役当時のままのと思われるコックピット。残念ながら操縦席には入ることはできない。
■ 機内
乗組員用の座席は前2席+後3席の5席分。
(小諸城址 懐古園 2010/09/26)
旧中込学校
旧中込学校は、1875年に建てられた日本最古の西洋風建築の校舎が残る小学校跡で国の重要文化財に指定されています。
(旧中込学校 2010/09/26)
■ 旧中込学校 (長野県佐久市)
http://www.city.saku.nagano.jp/kankou-k/sightseen/art03.html
■ 校舎
入り口。
校舎1階。
古いオルガン、机などが並んでいる。
1階の教室に掛かっていた100年以上前の掛時計。
校舎2階廊下。
丸窓のステンドグラスが印象的。
2階から見た階段付近。
(旧中込学校 2010/09/26)
■ C56 101号機と佐久鉄道キホハニ56
旧中込学校に隣接する成和公園にC56形蒸気機関車と佐久鉄道キホハニ56が保存展示されているのでこちらも見学。
2両は公園の一角にフェンスで囲まれた屋根付のフラットホームをはさんで展示されている。
C56形蒸気機関車 (C56 101)
同機は1937年に三菱神戸造船所にて製造された機関車で、新潟局白山機関区に配置され、新潟・長野県内で使用され1973年に長野運転所にて廃車となっている。
佐久鉄道キホハニ56
キホハニ56は小海線の前身である佐久鉄道で1930年に登場したガソリンカー。
1942年に廃車となり三岐鉄道に売却、さらに別府鉄道へと移り1984年の廃線まで使用された。
キホハニ56の意味は、
- キ→気動車
- ホ→ボギー台車付
- ハ→三等客車
- ニ→荷物車
- 56→51型の6号車
碓氷峠鉄道文化むら
碓氷峠鉄道文化むらは、信越本線横川−軽井沢間の廃止と共に閉鎖となった旧横川運転区の設備を利用して1999年に開設されたテーマパーク。
碓氷峠の歴史を伝える鉄道資料館のほか、碓氷峠で活躍した機関車・電車をはじめ、国鉄時代に製造された車両が数多く展示されています。
■ 碓氷峠鉄道文化むら
http://www.usuitouge.com/bunkamura/
■ エントランス
線路は横川駅から旧横川機関区へ伸びる線路。
(碓氷峠鉄道文化むら 2010/09/26)
■ シンボル広場(ロコ広場
イベントが開催時に会場となるシンボル広場(ロコ広場)にて展示されているアプト式時代のラックレールと第三軌条。横川−軽井沢間の第三軌条は日本初採用例。
(碓氷峠鉄道文化むら 2010/09/26)
■ 鉄道展示館
鉄道展示館の建物は旧横川機関区の検修庫がほぼそのまま利用されている。
検修時に使用された機器類や部品もそのまま展示されており、EF62形・EF63形電気機関車やED42形電気機関車の展示、EF63形電気機関車と189系の運転シミュレータが設置されている。
189系(クハ18-506)とヨ3500形車掌車
鉄道展示館の手前に展示されている189系とヨ3500。
189系は特急あさまにて使用されていた車両で、横川−軽井沢間はEF63形電気機関車2両と強調運転を行っていた。
ヨ3500形車掌車(ヨ3961)はED42形電気機関車用の電源車で、直流600V用のED42を通常の直流1500Vの区間でも走行可能なように変圧器を搭載。
189系の運転台。
EF63形電気機関車 (EF63 10)
EF63形電気機関車は信越本線横川−軽井沢間の碓氷峠専用の補助機関車で1962年より製造が開始された。
EF63 10は1次形と呼ばれるグループ。
この碓氷峠鉄道文化むらではEF63形運転体験が実施されており、EF63 11、12、24、25号機の4両が体験運転用に整備されている。
運転台。
機器室。
EF62形電気機関車 (EF62 54)
EF62形電気機関車は客車および貨物列車用の電気機関車で、信越本線横川−軽井沢間の碓氷峠ではEF63形電気機関車と強調運転を行い同区間の直通運転用に1962年より製造された。
機関車の後ろに見えるのは189系運転シミュレータ。
部品棚
電気機関車の部品が並べられた部品棚。
(碓氷峠鉄道文化むら 2010/09/26)
■ 屋外展示場
屋外展示場では国鉄時代に製造された全国の機関車・電車・気動車・客車・貨車が数多く展示されている。
ほとんどの車両の撮影はしたが、車両数が多いので一部を紹介。
D51形蒸気機関車(D51 96)
EF15形電気機関車(EF15 165)
189系あさま(クハ189-5)
キハ20形(キハ20 467)
キハ35形(キハ35 901)
(碓氷峠鉄道文化むら 2010/09/26)