六斎念仏

我が家から3分の所に壬生寺がある。
そこでお盆に「六斎念仏」が行われる。
夕食の片付けを済ませてから出かけた。
本堂には万灯籠がかかげられていた
8月16日お盆で帰ってきたたくさんの精霊を送る灯にちょっと感動


発願から始まる、ご詠歌らしい。




近くだったので油断した。
カメラを持っていかなかった。
携帯のぼけた写真で情けないが、初めて見た感動を残したい。

太鼓を打ちながら唄う
六斎念仏踊りは起源を空也上人の鉢叩き念仏に持つという
ここ壬生寺で行われる「中堂寺六斎」は宗教的色合いは薄れ芸能性がたかめられた六斎である

時代を経るごとに少しづつ姿が変わったように聞いた
最初は太鼓を打ちながら踊る太鼓踊り
地唄長唄が取り入れられ太鼓曲が生まれたそうだ
プログラムには「六段」「石橋」と聞いたことのある演目がある

太鼓の音は語りかけるように
また太鼓どうしの掛け合いのように心に響く
六歳を守り続けている中堂寺(地区)の人々の思いが伝わる
写真は無いが子供たちもたくさん参加している
「舞台に出ることで褒めてもらって、自信を持つ、もっと上手になる」古参の方の弁である
そうして何百年も伝わった六斎念仏だ


狂言の演目もある
「橋弁慶」今年は特に縁のあった橋弁慶である
壬生狂言の後継者不足の折、中堂寺六斎講が一翼を担ったそうだ
その時の縁で今六斎念仏でも「橋弁慶」が演じられる

獅子舞と土蜘蛛
どちらも狂言の演目である
獅子舞と土蜘蛛が絡む所は独特だがこれも見せ場の一つだった
土蜘蛛の蜘蛛の糸も手作り、拾って持ち帰ると福を呼ぶそうだ

「チョット見てくる」と言って出かけて、しっかり最後まで見てしまった。
重要無形民俗文化財である郷土芸能
身近にあって、しかも心揺さぶるものであった。
来年はカメラ、ムービー用意して見学しようと思う。