ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

ふぅ〜ん

日本中央競馬会JRA)」が2008年度に公益法人などに交付した44億6435万円の99%以上が、所管の農林水産省OBが役員を務める法人に渡っていた。交付金の対象となる畜産振興事業はJRAが公募で選び、2008年度に交付金を受け取ったのは19法人。各法人への取材などによると、うち18法人に49人の農水省OBの役員がいた。この交付金を受けていて天下りがいなかったのはダチョウ生産に取り組む事業協同組合だけ。ここへの交付金はわずかに2490万円だった。(共同通信 2010/03/29 08:47)

 もちろん競輪の収益から機械工業振興の補助金を受けた法人にも所管の経済産業省OBが多く再就職しているとこの記事は伝えている。あ、オートレース経済産業省所管だね。ということは国土交通省所管の競艇からも数多くのOBが交付金とともに対象法人に再就職しているんだろうという想像は容易で、多分それほど間違っちゃいないんだろう。

スカイ・ツリー

 墨田区で建設中の東武タワー・スカイツリーが今朝のブロックの搭載で338mになったので、東京タワーを高さで抜いたそうで、その界隈では取材のためのヘリコプターが数機飛び交い、一体何事?状態だった。それならやっぱり一応はこの記念すべき日の工事状況を写真にしておかなくてはなるまいと吾妻橋まで出掛けて見た。
 いや、なんでこんなに?と思うほど、浅草にはひとが出ていて、なによりも観光バスが何台も到着していて、添乗員がツアーの旗を掲げて内外のツアー客を引っ張って歩く。中には吾妻橋の袂にバスを停めて駐車違反の切符を切られている観光バスまででる始末。警官がバスの中に乗って、唖然としている運転手に違反切符を切っていた。
 肝心のスカイツリーは、なるほどそういわれてみると結構高くなっていて、この前までの寸胴という状況から上に行くにつれて少しずつ絞られてきているのが分かる。Asahiビールの例のビルの間に入ってもなかなか負けていないぞという貫禄を見せ始めている。
 TBSのアナウンサーが「スカイツリー」という度に「スパイク・リー」と聞こえておかしい。
 さて、それで隅田公園の桜はどうなの?というところだけれど、なかなかつぼみは開かないらしくて、今日もまた空気が冷え込んでいて日陰は凍えそうでなかなか開かない。
 それでも北、あるいは西の風が遮られていそうな、それでいてお陽様の恵みをしっかりと受け入れられるような好条件のところに住まいを致す連中は、もう満開と云っても良いんじゃないの?とばかりに咲き誇っている。丁度開きどころのところにこの寒風で桜の木、それぞれに大きな差が生じているといって良いか。

きっかっけ

 近年正式な所属元ってものを持たない、完全フリー状態にあるわけだけれど、時々何かの申し込みとか、パソコンソフトの登録なんてことをしようとすると、「所属」だなんて項目が必ずあって、まぁ、私の場合だったらその所属を埋めることができない。敢えていえば「なし」と書くくらいだろうか。これが実に何となく「無頼漢」になったような気がするものなんである。あ、もう「無頼漢」なんて変換ができなくたって良いですよと日本語変換ソフト、うちの場合だと随分長いことATOKだ、にいってやりたくなる。その辺でふらふらしているというニュアンスがあって良い。
 あぁ、もう今日なんて会社なんて行きたくねぇなぁと思って電車を待っている時に反対側のプラットフォームに到着した電車から、ふらふらっと降り立つ兄ちゃんやら、婆さんやらを見ては、あぁもうこのままどっかに逃げちまうかなぁと思ったもんだったけれど、そんな勇気もなく、足を引きずりながら会社に向かったものだ。そんな気持ちを察するなんてことがあるわけもなく、人の神経を逆なでするような上司のひと言でまたまたどこかに行きたくなったものだ。
 ところがいざこうして、さぁどこへでもいつでも好きなようにお出かけなさいよ、となってみるとなかなかきっかけというものがない。どこへ行っても良いようなんだけれど、意外とそうもできない。何をやっても良い筈なんだけれど、手が出ない。まぁ、先立つものの心配があるというのもその理由の一つではある。若い時は金がなくても仲間と一緒に平気でどこかにぶらぶらしていたじゃないか、あれと一緒だよといわれたって、あの頃はひょっとして何か面白いことが起きるかもしれないというドキドキ、ワクワク感がもれなくついてきていたよ。今、例えば私がひとりで俄に思い立って横須賀線に乗って鎌倉に行ったと思し召せ(あ、この言葉も随分と使わないね)。まったくの話、なんもない。大仏さんを見て、江ノ電に乗って浜辺にでても、江ノ島に行ってサザエの壺焼きなんか、醤油の匂いに誘われて食べたりしたら、なんだ、随分と高いもんだなぁと思って砂浜の写真を撮って帰るだけだよ。
 友達のイベントの手伝いなんかやったりしてきたけれど、昔だったらここで客受けしてひと盛り上がりしようじゃないかと意欲満々だったりするんだろうけれど、今やここで盛り上がっても別に何が待っているわけじゃないしとやたらと後ろ向きだ。
 こうして考えてみるとひょっとしてそのうち寝ても覚めても、家の中にいるだけで人生が終わってしまうのではないかという恐怖感がある。あ、いや恐怖感というよりはその時は自分ではそれで何がいけないのかと思っているんだろうから、恐怖に感じないのか。う〜む、複雑だ。

徳之島

徳之島で普天間移設反対集会、4200人気勢
 沖縄県の米軍普天間飛行場の移設候補に浮上している鹿児島県・徳之島で28日、移設に反対する集会が開かれた。会場の天城町総合運動公園野球場には約4200人が集まり、気勢を上げた。
 徳之島の3町長の発案で、商工会やJA、漁協など約60団体が主催。奄美群島の他島からの参加者もいた。鹿児島県内の自民党衆院議員2人や小池百合子・元防衛相も姿を見せた。
 高岡秀規・徳之島町長は「報道では移設候補に徳之島の名が挙がるが、政府からは何の打診もない。地域の声を聞かない政治手法はいかがなものか」と訴えた。
 会場のスピーカーからは、米軍が配備を計画している垂直離着陸機「オスプレイ」の飛行音が流され、参加者は騒音のすさまじさを体感した。太平洋戦争の際、徳之島で空襲に遭ったという保岡勝彦さん(80)(徳之島町)は「当時を思い出し、体が震えた。基地は戦時の攻撃対象にもなる。絶対に受け入れられない」と力を込めた。(2010年3月29日 読売新聞)

 読売新聞には小池百合子の名前しか掲載されていないけれど、他に参列した自民党議員のひとりは徳田毅衆院議員だというのはすでに他紙で報道されている。一方社民党も徳之島案には反対していて、期せずして小池百合子と同意見ということになった。ところで小池百合子はこうした時に常に報じられるように元防衛大臣である。ということは辺野古移転案については大賛成でそれを推し進めてきた自民党の中心にいたといっても良い立場だろう。その小池が徳之島移転に関して公の場に出ていって反対だと主張するということは、辺野古は良いけれど徳之島は駄目だということになるわけで、この記事で書かれている「オスプレイ」の騒音がすさまじい影響を及ぼすという点については徳之島では影響を与えるから駄目だけれど、辺野古だったらそれ位は良いじゃないかといっているということになる。
 小池、徳田の主張にははなはだ矛盾したことがあってあまりにも愚かではないか。