まりふのひと

Windows7のバックアップ/「システム復元のポイント作成」と「イメージファイル」の違いは何?

§Windows7のバックアップについて・経緯
  1. 2013.09.01 Windows 7でセキュリティ状態をチェックして安全に運用するには ‥‥ 初めての Windows7 バックアップ
  2. 2013.12.24 Windows7の「バックアップ」の評価は…
  3. 2013.12.25 Windows7のバックアップを試した(2回目)
  4. 2013.12.27 Windows7のバックアップ/復元に関する情報集め
  5. 2014.01.03 Windows7の「システム復元のポイント作成」と「イメージファイル」の違いは何? (このページ)

Windows7/アクションセンターのメンテナンス,イエローカードが出ている人が目についたので、次回の MAPSで「セキュリティ チェック」時に何らかの対応をしよう,ついては予習は今日で終わらせよう‥‥ と、情報を集めたが、結局は上記 4. の編集後記と同じ結論になった。
次回の MAPSで、解決を図りたい人は、ケースバイケースなので状態を掲示板にアップしてもらうことにしよう...



§システムの復元とシステムイメージとの違いは何ですか (Windows7の Q&A 【OKWave】)

> どちらもシステムを以前の状態に戻すことができる
 「システムの復元」にはそういう機能はありません。
名前だけを見るとそんな印象をうけますが、単に決められたファイルだけを過去のものと置き換えるだけですので、行ったからといって復元ポイント作成時の「システム」が復元されるわけではありません
機能の違いは
 「システムの復元」はその機能が定めた特定の拡張した特定の場所にあるファイル群に対し、復元ポイント作成時点のものをコピーしておいて、復元実行時に強制的に現在のものと置き換える機能です。
当然ファイル同士やファイルとレジストリの間に不整合が発生しますが、その不整合に気付くのは不整合を起こしているファイルや機能にアクセスしたときに初めて気付くことになりますので、元に戻すとか修復するとかの手段が不可能になってしまっていることが多く、完全な修復にはOSの再セットアップを必要とすることが多いです。
対して システムイメージの作成
 システム全体を一つのイメージファイルとしてまとめてバックアップして書き戻す機能ですので、システムの復元のような不具合は発生しません(ただし、イメージ作成時にすでに不具合が発生している時はイメージを書き戻しても不具合を持ったままになります)。

  • Windows Update は、基本的にはファイルの書き換えだから、復元のポイントでいい訳だ...
§Windows7/8のシステムイメージからの復元とバックアップの違いについてメモ (動画エンコとフリーソフト ぼくんちのTV 別館)

もう少し詳しく書くと・・・
 上で書いた内容で直感的に理解できていれば読む必要なし。

  1. システムイメージには Windows が動作するために必要なドライブが含まれる。
  • 例えば Cドライブを選択した場合、ドライブの中身全てがバックアップされる。(マイドキュメントが Cドライブにあれば、当然その中身もバックアップ対象になる)
  • イメージの復元作業を行うと、現在のプログラム、システム設定、およびファイルは、システムイメージの内容ですべて置き換えられる。
    • イメージの復元をするとマイドキュメントが Cドライブにあれば、当然その中身もバックアップした日付のモノに差し戻される
    • 通常、マイドキュメントの内容は「バックアップ」機能で保存しておく。「システムイメージの作成」と「バックアップ」が分けてあるのはこの為。
  • システムイメージ作成後にドライブのパーティションサイズやドライブ構成を変更した場合は、OS上から復元作業はできない
    • システム修復ディスクからの起動が必要。(インストールディスクでも可)
    • この場合、復元を行うとハードディスクは再フォーマットされ、パーティションの再構築が必要になる場合がある。
    • Cドライブにマイドキュメントがあった場合、この作業でマイドキュメント内のデータは全てイメージ内のモノに置き換えられる(マイドキュメントを Dドライブに移動していても、作成したイメージに Dドライブを含めていた場合なども同様)
  • システム修復ディスクを使えば、新しい HDDを買って来てそこにイメージを復元する事も可能
    • 元より小さい HDDには復元出来ない。 大きい HDDに復元した場合、未割り当て領域が作成される。

あとがき
 私のPCは、マイドキュメント他ユーザーデータを全て Dドライブに移していたので、システムイメージの復旧のみで助かった感じ。こうやって色々と調べてみると我が家のメインPCをシステムイメージから無事復旧できたのは偶然としか言い様がない。


原文は箇条書きになっているが、都合上、段落番号に変えた。

  • 2. は「え、え〜っ?」と云う感じ。その結果、3. となるのは解る...
  • と云うことは、通常は、システムイメージとDドライブのバックアップを採れば良いということか...
     私のように、マイドキュメンとのみをDドライブに移してあると、バックアップの設定がややこしくなるなぁ〜
  • 先日もあったが、「ファイル(実際にはフォルダー)が消えちゃった」‥‥ とかいう理由で、安易に復元させると、とんでもないことになる可能性があるなぁ〜 っと感じた。(毎日、バックアップしていれば被害は最小限で済むが...
§復元ポイントを作成する (Microsoft Windows

 復元ポイントは、コンピューターのシステム ファイルの過去の状態を保存したものです。復元ポイントを使用して、コンピューターのシステム ファイルを過去のある時点の状態に復元できます。復元ポイントはシステムの復元によって毎週自動的に作成され、プログラムやドライバーのインストールなど、コンピューターに対する変更操作が検出された場合も、その直前に自動的に作成されます。
 システムの保護によって作成された復元ポイントと同様に、ハード ディスクに格納されているシステム イメージのバックアップもシステムの復元に使用できます。システム イメージのバックアップにシステム ファイルと個人用のデータの両方が含まれている場合でも、ユーザーのデータ ファイルはシステムの復元の影響を受けません。システム イメージについての詳細は、「システム イメージとは」を参照してください。次の手順に従って随時手動で復元ポイントを作成することができます。

システム イメージとは
 システム イメージとは、ドライブを正確にコピーしたものです。既定では、システム イメージには Windows が動作するために必要なドライブが含まれています。また、Windows とシステムの設定、使用するプログラムやファイルも含まれています。システム イメージを使用すると、ハード ディスクまたはコンピューターが動作しなくなった場合でもコンピューターの内容を復元できます。システム イメージからコンピューターを復元する場合、コンピューター全体が完全に復元されます。復元する項目を個別に選択することはできません。現在のプログラム、システム設定、およびファイルは、システム イメージの内容ですべて置き換えられます
 この種類のバックアップには個人用のファイルも含まれていますが、そのようなファイルは Windows バックアップを使用して定期的にバックアップし、必要に応じて個別に復元できるようにしておくことをお勧めします


§今日の結論
  1. システム イメージの作成は、新しいアプリをインストールする場合等で、「失敗したら元に戻したい」場合に有効なのだろう。(システムの復元より確実)
  2. 上記の続きで、数日経って「元に戻したい」時は、ユーザーデータのバックアップを採り、システムイメージの復元後、ユーザーデータを復元する必要がある。
  3. 「パソコンが不調になった」「修理に出したい」状態になった時は、ユーザーデータのバックアップを採る。システムイメージの作成は「手遅れ」なので不要だ。
  4. 例えば、システムイメージは「パソコンが快調に動いている」時に採り、ユーザーデータは、「毎日」は難しいだろうから「週一」でバックアップを採っておけば、3. のケースでも戻せる可能性がある。
  5. 何れに似ても、HDDがおかしくなったらダメだ。バックアップは DVD(容量の問題がある)か外付けの HDDに採る必要がある。