okatakeの日記

2018-01-18

一日フライングした戸山生涯学習センターの「講座」へ出かける。忙しくて来られなくなった夏葉社・島田くんの代打なり。今年、もう一回、登板する。一日間違えて行った昨日はギリギリだったので、今朝はそれより30分早く家を出たが、しばらく経験したことがないような濃霧の朝で、中央線は徐行運転早稲田から結局早足で、となる。戸山は「山」とつく如く、小高い丘で、ずっと上り坂。広い教室で60名くらいの人(すべて高齢者)を前に、読書について一生懸命話す。みなさんに喜んでもらえたようで、よかった。

帰り、せっかくだから戸山に上る。大きな富士塚、ぐらいの感じか。数名の人が頂上で憩っていた。見晴らしもいい。途中見た教会もよかった。このあと穴八幡まで歩いて早稲田へ。ひさしぶりに早稲田古本屋街を歩く。某店店頭均一に、一冊100円で岩波文庫が並び、それを熱心に選び4、5冊抱えた若い女性がいた。ちょっとうれしくなる。早稲田の均一は、文庫2冊100円の店が増えた。それでも、見向きもせず、通り過ぎる若者が多い。

「安藤書店」で2冊、「古書現世」で1冊(奥野他見男の『おへその宿に泊るの記』は、あいかわらずいい加減なタイトル)買う。古書現世の向井くんと、短い時間だが言葉を交わし、いろんな情報を得る。向井くんの話し方は無駄がなく、適確に情報をコンパクトに伝える力がある。頭がよほどいいんだ、と思う。そうして話していたら、岡島くん登場。なんだ、身内ばかりじゃないかと言ってたら、数冊、均一の本を選んだ御老人が入ってきた。古書現世の均一は、筋目があり、満州、引き揚げ、戦後史、労働とけっこう揃っていて、この均一から20冊も買えば、一つ論文が書けそうだ。けっきょくこのあと高田馬場まで歩いたが、後半、足がガクガクする。これでは、低山であってもハイキングはできないぞと思う。早稲田古本屋街では、さいきん「谷書房」さんが閉め、だんだん淋しくなってきた。ぼくが上京した頃、よく通っていた時の半分くらいではないか。

単行本『人と会う力』再校ゲラが届く。いよいよ固まってきた。2月発売、とケツが決っているから、素早く戻す必要がある。

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2018-01-17

早起きして早出して、通勤満員電車で(中央線15分遅れ)早稲田へたどりつき、夏目坂からテクテク坂を上り、戸山公園内の生涯学習センターへ。受付で、本日の講師の岡崎です、と名乗ると、「あれ? 今日ですか。明日のはずじゃ」と言われ、もらったハガキを確かめると、本当だ、明日だった。あちゃあ。スケジュール帳への転記ミスなり。長いライター生活で、この一日間違いは3度目か4度目。まあ、仕方ないですねえ。どこへも寄らず、さっさと帰宅。

昨晩はnegi邸で、木村紅美応援団8名ぐらいで、ニコ動の実況を見ながら、吉報を待つ。7時に早々と発表があり、木村さんも宮内くんもダメだったと知る。ああ残念。編集者や身内と発表待ちをしていた木村さんから電話が入り、それぞれ電話を代わりながら慰めと激励を言う。しかし、本当は慰めようがない。結果は残念だったが、こんな臨場感のある芥川直木賞発表は、角田光代さんが候補になり受賞した時、取材築地新喜楽に詰めてた時以来。ワインをけっこう飲んだのがいけなかったか、ぼくとしては非常に珍しく泥酔一歩手前で、帰りは駅からタクシーで帰還。

ひさしぶりに「王将」でギョーザ定食(720円)。午後、午睡。「さらば冬のかもめ」の録画、途中まで見ていたのを最後まで見てしまう。無実に近い罪で(ただし盗癖あり)8年という重刑に処せられた18歳の海兵を、はみだし者海兵二人がポーツマスまで護送する話。ジャック・ニコルソンは、ちょっと真似手のない、独特な演技。般若心経を唱えるグループが出てくる。

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2018-01-16

10時間ぐらい眠ってしまい寒い朝を迎える。猫に餌やり(ミャアミャア待っている)、ストーブに火をつけ、自分の朝食。作って置いて、目の前にすると、まったく食欲起きず、しばらくコーヒー飲んでボーッとしていたら、結局食べつくすことに。年齢のせいならん。ゲラ数種の処理。今週、戸山生涯学習の講座の準備。先日、平塚で聞いた荒川洋治さんの講演、大いに参考にする。具体的な作品を挙げ、紹介しつつ、味わいどころを解説する。その作品が読みたくなる。ユーモアまじえ、リズミカルに、感動的にガイドするあたり、荒川さん、読書界の淀川長治ではないか。学びたい。

寝床で、未読だったブローティガン『鳥の神殿』、数編ずつ読んでいる。詩を読むように読む。あいかわずヘンテコなストーリィ。牧野伊佐夫さんたち、美術の仲間で作っている会員雑誌「四月と十月」(年に数回、不定期)で連載を持つことになり、これは牧野さんの案で、「『四月と十月』にないジャンルが『彫刻』で、岡崎さんに『彫刻』について書いてほしい」という依頼。まったくこれまで自分の頭になかったテーマで、逆に「おもしれえや」と思う。第一回は、「西郷どん」で話題の西郷隆盛像を。近々、上野へ調査、見物に行く。

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2018-01-15

寒い朝である。一月ももう半分過ぎた。今週は芥川直木賞の発表あり。月末には大阪へ。大阪で、どこか古本屋をチェックしたい。どこがいいだろう。呑み鉄旅の再放送、弘前鉄道などを見ていると、冬の東北へ行きたくなるが、雪で立ち往生、というのも困る。あと、町歩きもままならぬことを考えると、二の足を踏む。

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2018-01-13

新潮講座」のオカタケ文学散歩は、3月24日(土)早春の大森山王へ。6月16日(土)は幸田文流れる」の読書会をやって柳橋さんぽと洒落込むつもり。いずれも古本屋へ立ち寄り、打上げ付き、であります。ご興味のある方は「新潮講座」へアクセス下さい。秋には田端を歩こうと思う。あと、トキワ荘跡「松葉」でラーメンを食べて椎名町「春近書店」というコース、中落合「林芙美子記念館」から新井薬師というコースもある。なんだ、いくらでも作れるじゃないか。http://www.shinchosha.co.jp/blog/chair/

今日は午後から、「古書通信」新春第一発原稿、昨日巡ってきた「目黒」弘南堂について書く。たくさん歩いて、盛りだくさんの内容になった。立ち食いソバ「田舎」「目黒シネマ」「弘南堂」「読み聞かせ母子像」「梶井下宿跡」「寄生虫館」「目黒競馬場跡」「目黒エンペラー」「行人坂」といったアイテム。けっこう楽しく2時間ぐらいで書いた。そろそろ連載分が3年分くらい溜ってきた。ここいらで一度本にまとめたいが、どうだろう。付随する古本エッセイなどもからめれば、悠々一冊分ぐらいありそうだが。

目黒西口駅前の立ち食い「田舎そば」は汁も好みの味。天ぷらのかき揚げが、揚げたてカリカリのサクサクではなく、作り置きでしなっとなっているやつ。ぼくはこっちの方が好き。カリカリサクサクは汁にしみて広がると、そばにからまって、重たくて箸で持ち上がらなくなる。油も浮くし。一度、神保町某店で、食べ始めてすぐイヤになり、8分目ぐらい残したことがある。器を返す時、まったく減ってないので、店の人が変な顔をしていた。へなへなで、紅しょうがが入っている「田舎」のやつは、汁にも合っていてうまい。370円としかも安い。目黒で降りる楽しみが出来た。

目黒の帰り、「ささま」経由、「盛林堂」で、首をいためたという小野くんを見舞う。ちょうど店に来ていたご高齢の老人が、本の買取の相談をしていたが、度肝を抜く話が出てきた。店にいてよかった。いい話が聞けた。

家内が風邪でダウンし、買い物等、ぼくがする。お野菜が高いんで困ってしまいますの、ほんと。白菜なんて、4分の1で160円超え(税込み)なんざんすよ。それじゃあなた、ひと玉買えば600円ってんでしょ。イヤになっちまいますわよ。宅は安月給でざんしょ、やりくりで頭が痛いですわよ(沢村貞子の口調でお読みください)。

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