okatakeの日記

2018-12-13

昨日は西荻。盛林堂で「オカタケ・古ツアの 古本ガレージセール」チラシを受け取る。12月23日(日)11〜18時。場所は盛林堂の前の道を北にさらに数分歩いた左側「銀盛会館」。うんざりしている蔵書を、バカバカ放出して、安値でお待ちして居ります。店内で、作家の芦辺拓さんと遭遇。少しお話しをする。芦辺さん、花の1958年生まれ組で、今年還暦。セカセカと落ちつきなく喋りっぷりが、ああ芦辺さんだと思う。共通の友人、中野晴行さんの話もする。千葉に引っ込んだかと思うと、忙しそうですねえ、と。このあと「QB」で散髪。来年の2月だったか、から値上げするそうである。この日、最短の5分ぐらいで終わった。でも、10分かけても、あんまり変わりないんだなあ、ぼくの頭。散髪すると、いつも、ああ白髪が増えたなあと思う。お年頃である。

夜は、高橋「白い扉」秀幸さんと国立で待ち合わせ。どこへ行こうか。「王将」で餃子と決める。これはぼくの希望。個展修了後にも、残した絵を熱心に売ってくれて、その売上げをもらう。「白い扉」でのすべての業務が終わる。個展の図録を兼ねた『風の穏やかな日を選んで種をまく 岡崎武志素描集』(盛林堂書房)1200円はまだ発売中です。在庫が切れたら、もうそれで終わりです。

王将」で、 しこたま餃子を食べて、二人で「望月」へ向うも、あれ、やってないや。じゃあ「レッド・トップス」へ。マスターが病気とかで、女性一人できりもりしている。すぐカウンターが満席になる。ぼくは、嵐山さん一行と来て、これが二度目。落ちついた、大人のいい酒場なり。ウイスキーソーダ割を二杯飲んで1000円と、勘定の安さにも驚く。もちろん、高い酒もたくさんあるのだが。1959年創業で、同じ店主が立つ店としては国立最古、という。「邪宗門」「ロージナ」は少し古いが、代が変わったり、変化がある。「レッド・トップス」は、マスターも、内装もそのまんまとのこと。ぼくが知らないだけで、国立には、たくさんいい店がある。

ぶじ、今年のスケジュール帳が、崩れた本の山から出てきて、ほっとする。これがないと、来年一月の予定も、住所録もお手上げだった。

そうそう憶い出したこと一つ。盛林堂で表の均一を見てたら、先客が前にいて、3発、オナラをかまされた。これが何というか、とても臭い。店内に退散して、「いま、客におならをかまされた」と告げて事態を説明すると、芦辺さんが、「なんだ、最初『おならをかまされた』というから、何か、古本界の隠語かと思った」というので笑う。さすが、作家ですねえ。

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2018-12-12

雨、やんで、日が射して来た。「サンデーレギュラー書評をなんとか昼過ぎに送付。メインは創元社書物のある風景』、津野海太郎『最後の読者』。「本」つながり、である。短い版で、正岡容『月夜に傘をさした話』も。『書物』が4200円、正岡容が5500円と値が張るが、年末のボーナス時期だからいいだろう、と押し込んだ。ふだんは、ちょっと躊躇する。

今週、「赤旗」試写室取材で、NHKで来年の大河「いだてん」の試写をひと足早く見る。ビートたけしが「志ん生」をやる、というキャスティングはあり、だと思うが、頭に毛が残っているのがどうも。剃るか、禿頭のカツラをつけてほしい。

今年も押し詰まってきたが、この気分はキライではない。しかし、全力疾走ではなく、ゆっくり駆け抜けたい。一年いちねんが勝負で、濃くなってきた。これだけどうしようもない怠け者が、よくここまでやって来れたと思う。尾辻克彦のような小説の書き方は、もちろんマネできないが、方法としてはまだ有効かもしれない。

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2018-12-11

仕事をしたら、それを書くため、忙しそうだが、まったくヒマである。長期連載となる教育誌「高校教育」の「名言・名セリフ」は、北村薫『秋の花』から。99回目となる「古通」の「古本さんぽ」は伊東「岩本書店」について書く。サン毎用の読書。佐々木譲『砂の街路図』を早読みで読了。黒川創鶴見俊輔伝』、津野海太郎『最後の読書』、坪内祐三『テレビもあるでよ』、亀和田武『雑誌に育てられた少年』、大岡昇平小林秀雄』を並行して読み始めている。ムチャ読みだ。亀和田さんの『雑誌に』は、タイトルを読むと雑誌論みたいだが、単行本未収録の原稿を集めたヴァラエティブック。楽しさが詰まっている本の弁当箱(このフレーズ、いいな。原稿で使おう)。今週、都心へ出る用事あり。晴れていたら、東京さんぽをしよう。散髪もしなくちゃな。ネコが太ももの上で丸まって、ゴロゴロ言いながら爪をたてている。だから、痛いって。

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2018-12-10

もうずいぶん前のこと。地下の照明は天井にあり、そのスイッチへは、荷物をのりこえていかねばならぬので、よくやるように、紐を吊るして、それを上げ下げして点灯していた。有る時、不自然な姿勢でそれを引っ張った時、体重がかかり「ガツン」と音がしてスィッチが壊れてしまった。まったく、どういうつもりだろう。それから、ソファ横の灯りと、ほかデスクとベッドの灯りをつけ、まるで間接照明みたいにして暮らしている。心は鎮まるが、行動意欲は欠如するため、部屋がひどいことになっている。CD、本、雑誌、紙、衣服が散乱し、それを片付ける気力もない。どうしてこうなってしまうのか。

牧野邸にこないだ泊まった扉野くんと話していて意見が一致したのだが、牧野さん家は、リビングに本棚が4本ぐらいあり、そこに、じつに整然と、はみださず、もうこれだけ、という蔵書がしっかり収まっている。毎回、およばれするたびに見るのだが、そのたび、「ああ、もうこれだけあれば、いいんじゃないかな。凝縮した蔵書だな」と思う。扉野くんも同じことを、向うから言って、そうだなあと同感したのだった。こっちは物書きだから、4本とはいかないが、たとえば本棚10本(棹)。そうならないものか。いや、残り人生を考えたら、そうしなければいけない。それでまかなう読書生活に切り替えていかねばならない。ぼくの、現在の、蔵書生活は、まったく自慢にならない体たらくであります。いや、本当です。

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2018-12-09

okatake2018-12-09

前から計画していた畏友・岩田和彦くん(今年還暦)の地元・東松山を訪問し、岩田くんと地元観光、そして古書店「あふたーゆ」へ行って、東松山名物やきとりで締めという巡行を敢行。駅前まで軽自動車で迎えに来てくれたので、ガイド付きで、「吉見百穴」などを巡る。「吉見百穴(ひゃくあな・ひゃっけつ)」は「埼玉県比企郡吉見町にある古墳時代後期の横穴墓群の遺跡1923年3月7日に国の史跡に指定された」、岩山に蜂の巣のように穿たれた横穴の光景は、まさに奇観。入場料300円の価値はある。敷地にはお土産物店、茶店ふう飲食店もある。ピース又吉くんも、朝日新聞取材で来ている(サイン色紙あり)。

岩田くんは演芸、音楽(ジャズ)の造詣深く、その方面で、こっちも興味があるから話が合う。あれこれふんだんに喋りながらの道中だった。ほか秩父巡礼札所、周囲がジョギングコースにもなった湖など訪ねる。観光終えて、駅前へ。「あふたーゆ」を訪問。フォーク関係の本が充実しているのに驚く。ご店主とも話をして、これは次次号の「古通」に書くつもり。ビンテージギターにも寄り、岩田くん所縁の焼き鳥屋へ。ここはカウンター中心で、奥に座敷もある広い立派な店で何より静かである。昨日に引き続き「トマトジュース割り」焼酎を飲み、この二人が揃えば最後はカラオケ。12月ということで特別料金に設定されていた。アルコールを熱唱で吹き飛ばし(二人で「明日に架ける橋」を歌ったりなんかして)、帰途につく。東松山は遠かった(行きは快速で早かった)。でも、また温泉もあるということで、別メニューで岩田東松山へ行こうと思う。ちょっと連日遊び過ぎた。札が羽が生えたように、どんどん消えていく。自重の12月後半戦である。

「水中書店」がイラスト入りの可愛らしい「中央線井の頭線 たのしい古本屋マップ」を作って、掲載店各店で無料配布している。網羅されているわけではないが、わりと若い人向けに、ここを回ればどうかしらん、というガイドになっている。「古本 ほん吉」は「ごはんの炊き方から人生の危機まで」がキャッチコピー。巧いもんだなあ。

12月に入る前から、今年のスケジュール帳(ぼくは大部分をここに依存している)が見当たらなくなり、原稿締め切り、人に会う予定など(カレンダーに転記しているのもある)、わからなくて困っている。使い足ししてきたアドレス帳も、ここに挟み込んであるから、まったく困った。古本市をするのに、大整理をしなくちゃいけないから、そのとき見つかればいいが。

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