Hatena::ブログ(Diary)

okatakeの日記

2017-04-29

朝からFM「ゴンチチの世界の快適音楽」を聞きながら、玉川上水さんぽ。初夏の風が気持いい。小さな花が道ばたで出迎えてくれる。あ、ポエムをやってしまった。昨日は西部展から。じっくり見て、3冊ほど買う。帳場のがらんどう娘さん、相変わらず快活で明るい。こういう女性が飲み屋の女将をすれば、ぜったい流行ると思うな。とんぼ書林さんに声をかけられ立ち話。すでに『中央線古本屋合算地図』を手にしている。ぼくもまだ見ていないのに。「どこでそれを?」「盛林堂さんに決ってるじゃないですか」。そりゃあそうだ。東西線九段下。「サン毎」へ向かう途中、いつも曲る路地で「「しょうけい館」の看板を見つけ、企画展「戦傷をのり越えて描いた日々 水木しげる・上田毅八郎の軌跡」を開催中で、覗いてみる。無料。展示はそんなに充実、とはいかないが、無料の企画展パンフが豪華で、これは、これだけもらうために行った方がいい。滞在は5分。サン毎で、いつものように担当のSさんと軽口を叩きながら本えらび。春はおもしろい本がたくさん出るなあ。ふたたび東西線の人となり、西荻へ。「盛林堂」で『合算地図』250冊にサインを入れる。その様子を「古ツア」さんが、くわしくレポートしてくれているので、こちらをどうぞ。

http://furuhonya-tour.seesaa.net/article/449430695.html#comment

見本を2冊だけ先にもらい、音羽館へ寄って(広瀬くんはお休み中)、ユカちゃんと還暦会の打ち合わせ。還暦「赤」ちゃんちゃんこ・帽子セットというのを用意してくれるというので、あの、還暦の、いかにもの格好をすることになった。音羽館均一で、藤本和子訳というのと、「アメリカ文学の知られざる実力派」という帯にひかれて、バリー・ハナ『Dr.レイ』集英社を買う。帰りの電車では、ずっと『合算地図』を読みふける。おもしろーい。がんばった甲斐があった。自分の担当原稿ページで、いくつかミスを見つける。まあ、仕方ない。あと、各駅の周辺古本屋をすべて網羅しているわけではない、というのは、あまり離れ過ぎているところは割愛している。本日29日より発売開始であります。言っておきますが、今回関わった人が多く、贈呈分が3分の1近くあるので、あっというまに販売分は無くなると思いますよ。盛林堂販売分は限定特典つきであります。

京都・徳正寺での還暦イベント、扉野くんの「ぶろぐ・とふん」でも告知されています。http://d.hatena.ne.jp/tobiranorabbit/20170503

当日、来場者に配る整理番号つき「特製おみくじ」も作りました。この番号で、プレゼント等が当る仕組みになっております。

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2017-04-28

okatake2017-04-28

5月3日京都「徳正寺」でのイベント、あと一週間というところまで来ました。林哲夫さんが、再度、告知をアップして下さっています。こちらからどうぞ。

http://sumus2013.exblog.jp/ 受け付けてくれている「京都メリー・ゴーランド」に感謝だ。

どうもいかんなあ。5月に重なるいろいろで、頭がいっぱいになり、落ち着きがなくイライラしているようだ。やれることしかやれないんだから、と思うんだが、手と頭が追いつかない。こういう時は気をつけねばならない。思わぬポカや、落とし穴にはまってしまう。

「徳正寺」イベントについて、関西の友人に告知ハガキを出したところ、懐かしい人から電話をもらい、昔ばなしを。しかし、ぼくは覚えていないことばかりだ。記憶力がそんなに悪い方じゃない(年号とかはダメ)と思うが、記憶に刻む方向というか、アイテムが違うんだろう。「たくさん本を出されて,印税でじゅうぶん食べて行けるでしょう」などと言われたが、本や出版のこと、そんなに疎い人ではないと思うが、それでもそう思われるのか、と愕然とした。印税で食べられる頂は、4000メートル級酷寒の山岳にある。数年前に出た本で重版かかって印税が発生する、ということはまずなく、多くは最初に出た時の受け取り分だけだ。出た本の半分はすでに品切絶版で、「何もなかったように朝を迎える」(松任谷由実)。愚痴も言わずに女房の小春……のつもりで生きていたいが、つい。

中央線古本屋合算地図』(盛林堂書房)が、とうとう出来上がったようである。今日、サンデーの本選びの帰り、盛林堂へ寄って、200冊ほどのサインを入れに行く。

山高登『東京の編集者』(夏葉社)は、楽しく、付箋を貼りながら一気に読んだが、簡単には紹介できない。新潮社の編集者は、そんなに多く知らないけど、みんな品がいい。山高さんもそうだ。その「品」が、語りにも写真にも版画にも装幀にも表れている。山王書房関口良雄の横顔の文章スケッチもいい。入院中の上林暁を見舞い、そこで関口と会い、上林好きということで意気投合し、そのまま渋谷の喫茶店で四時間話し続けたという。関口は文章もうまいが、話もうまい。山高宅へ遊びに来たときも、テレビをみんなで見ていたが、いつのまにか関口の話が面白く惹き込まれ、テレビのことを忘れたという。この「熱さ」と「話の巧さ」は、長男の直人さんにも受け継がれている。昨日、NHKで山高展が紹介され、動いている山高さんも映った。90というが、喋りはしっかりしておられる。鎌倉川端康成邸へ原稿をもらいに行き、留守だったので、駅前の街頭テレビで力道山を見ていたら、カツカツと音がして、川端康成が歩いてきた。それで、また川端邸へ向かった。「なぜか、川端先生は、私のこと、嫌わなかったみたいです」と山高さんが言う。なんか、感じ、わかりますね。島田くんも山高さんと一緒に映っていた。祖父と孫ぐらいの年齢差か。

しかし、NHK、新潮社夏葉社も固有名詞だからと避けて出さない。「○○ビールは美味い。私はこればっかり飲んでます」とNHKアナウンサーが言うのはたしかに変だが、事実は事実としてちゃんと報道してもらいたい。

内田百間島村利正尾崎一雄谷内六郎小沼丹の話もいい。志賀直哉がしきりにダジャレを言ったというのも初耳。初版2000部というような、出版社が儲からず、あまり有り難がらない作家を、山高は大切にした。それは古本屋さんが好きな作家とも重なっている。

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2017-04-27

あっというまに、京都徳正寺での還暦イベント、一週間前だ。昨日、電話で善行堂と話す。6日の西ブクのイベントは善行堂も上京。東京で行きたいところ、いろいろあるらしい。

昨日は、サンデーレギュラーの仕事を終え、すぐ著者インタビュー(林望さん)の原稿にかかる。1200字ほどのインタビュー原稿が、これは何回やっても難しい。過不足なく情報を詰め込むというより(それも大事だが)、全体の流れ、リズム、そして何より、取材相手の人柄みたいなものが、匂ってこないと。とにかく槍終え、ホッとしたところに、散歩堂さんからメールあり。散歩堂さんが年間会員で席を押さえているTBS「落語研究会」が、今日(4月26日)行けないので、代わりにどうですか、と言われ、馳せ参じる。東京三宅坂にある「国立劇場」小劇場へ。なんと前から2列目の席。前から3つ目ぐらいは、昔からこの会へ通う人達が押さえた常連席らしい。後ろの80前後ぐらいの老人たちが病気の話、昔の話をしている。そのうち一人、リーダー格は4つぐらい席を持っているらしく、仲間に声をかけての参加。「今はいいけどさ、昔はこれ(年間通し席)を取るのに徹夜して並んだもんだよ、みんなで手分けしてさ」なんて話している。テレビ放映では、山本文郎アナと榎本滋民コンビの頃であろう。ぼくは、この長屋の八っあんと大家(あるいはご隠居)の風情のコンビが好きだった。いま出演されているK氏は、知識も経験も豊富だが、どうも落ち着きがなく、どこか角々しく、前者が持ってた、ふっくらとした味わいがない。

この日の出演者と演目を挙げておく。柳亭こみち「豊竹屋」、古今亭志ん陽「疝気の虫」、桂文治二十四孝」、ここで仲入り。春風亭一之輔「堀之内」、トリが柳家さん喬ひとり酒盛」。先日テレビ「プロフェッショナル」で見た、話題の一之輔を見られたのが収穫。「これが一之輔か」と堪能し、頭に刻み込む。散歩堂さんのおかげだ。ハネて、劇場の前に待機している新宿行き都バスに乗り込み遅い帰還。車中は、届いたばかりの森まゆみ『子規の音』新潮社を読んでいた。「あとがき」で担当者だった編集の木村由花さんが、若く逝去されたことを知る。2015年2月28日、享年53。「yomyom」の仕事で森さん、目黒さんと座談会をした時、打ち上げでお目にかかっている。そうでしたか。ご冥福をお祈りします。

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2017-04-26

5月6日「西荻ブックマーク」の還暦イベント、場所が変更になりました。ビリヤード山崎からこけし屋(別館2階)へ。ご注意ください。

http://nishiogi-bookmark.org/

三木卓の自伝的長編小説『柴笛と地図』を読んでいたら、静岡在住の高校時代の古本屋体験が書かれている。もちろんチェックだ。「静岡市には、駅前の赤春堂をはじめとして、きちんとした古書店らしい古書店が五軒ほどあった。ここはおそらく旧制静岡高校の教授や生徒たちが育てた店だ。/そのほかに、均一本とかゾッキ本倒産した出版社の投げ売り本)とかを中心にした、どこか俄か作りの店も数軒あった。(中略)赤春堂は、静岡市を代表する店である」とある。この「赤春堂」とは、どこか。「松尾書店」(御幸町七)は実名そのままで登場。昭和三年開業で、夜店から今日を築いた人と、1984年版『全国古本屋地図』に解説されている。ということは、三木が高校生だった1960年代に、実在した店のようである(いま、その時代の古本屋地図がすぐに見つからない)。松尾書店の描写も細かいが、くわしくは本編にあたってもらうとして、主人公・豊三(三木の分身)がここで買った小田実『明後日の手記』について触れている。小田は当時、高校二年生だったという。早熟な才能が同世代に崇められていた。

古本屋、というと、なぜ興奮してしまうのか。先日、ニュース番組で、日本のカジノ解禁で誘致を計画中として、北海道旭川スキー場が紹介されていたが、そのとき、旭川の市中で市民に是非をインタビューしていて、ちらりと「古書」の看板が写り込んだ。「あ、古本屋!」とでかい声を挙げたら、横にいた妻が「ああ、びっくりした」と言った。いまでも「古書」や「古本」の文字を町の看板に見つけると、ドキッとするのだ。まあ、一生、治らないでしょうね。

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2017-04-24

5月後半、関西入りするのに、往復「ぷらっとこだま」を使おうと、ネットで予約を試みるが、ネット予約は使用の一カ月前から、と知る。ネット予約が始まると、便が埋まってしまうのではないかと思い(期間による)、新宿東海クルーズまで出向く。昼時の昼食を求めて勤め人がうごめく西新宿へ。なんとか、希望の便を取得。今度は新宿大ガード下をくぐって歌舞伎町方面へ。『東京を写す。東京を彫る。 昭和の編集者・山高登の世界』展を見に行く。西武新宿駅脇をずっと進み、右折してすぐ「ハイジア」という施設ビル(東京都健康プラザ)へ。病院も入っている。歌舞伎町も、ここまで来たことはない。山高登展は、通路ともいうべきエリアの壁面に、版画と写真が展示されてあった。版画がいいのはもちろん、版画を彫るための資料として山高が撮っていた昭和30年代からの東京風景がとてもいい。風景の切り取り方が、すでに版画作品として生かされるような、ベストトリミング。自分の所持する本のなかで、気づかずに山高装幀本があることに気づく。夏葉社の新刊『東京の編集者』と連動した企画。こういう場所でやるのはもったいないような、あるいはこういう場所(観覧無料)であるからこそ開催できたのか。5月21日まで。美術館、博物館ではないので、月曜も開催。

帰り、サブナードで開催中の古本浪漫洲を覗く。300円均一なり。途中、場所がどこか迷っていると、前澤ジュニアに声をかけられる。「さっき、300円均一目当ての第一陣が終わったところですよ」、「じゃあ、ゆっくり見させてもらうよ」と。『中央線古本屋合算地図』のことも話す。気持ちのいい青年なり。

古本浪漫洲では2冊買う。外国人客が何組かいた。レジで「すべて300円」と言われて驚いていた。もっと、あちこち、ベタベタと「ついている値段に関わりなく本日は300円」と強調して、告知した方がいいのではないか。ポップを一枚作って、20枚ほどコピーすれば簡単なことだから。帰り、西荻下車。盛林堂は休み。音羽館へ行くが、広瀬くんも市場でお休み。均一(こちらも300円)で『京都大阪神戸「名建築」ガイドマップ』エクスナレッジを買う。5月末の関西入り、ぷらっとこだまの便の時間まで、これ片手に伏見建築巡りをするか、と考える。京都駅前では、すぐ目の前に見える「関西電力京都支店」の建物が好きだ。本書によれば、これは「旧京都電灯本社屋」で、武田五一1938年のインターナショナルスタイル。

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