okatakeの日記

2017-10-21

それにしてもよく降るなあ。昨日、ちょっと雨が上がったすきに国立さんぽ。「ブ」の108円棚で珍しく講談社文芸文庫2冊。「ド」で関川夏央『水のように笑う』を読む。再々々読ぐらいか。

その後、雨にとじこめられてヨムヨムの日々。「サンデー」用に、川上弘美の新刊『森へ行きましょう』を読み始め、あっというまに惹き込まれる。同じ年、同じ日に生まれた留津とルツ。同じ母親の元に生まれたが、ただし、双子でもなく、二つの「もしかしてありえたかもしれない」別世界で別の人生を歩む。それを編年体で交互に描く。いや、巧いなあ。あっというまに半分読んだ。

昨晩は私特製のオコノミヤキ。今日の昼は何を食べようか。傘さしてでも、一度くらい、外へ出たい。

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2017-10-18

秋の長雨、というのではないか。それにしてもこんなに雨が降る季節だとは、思いもよらなかった。昨日、雨が上がった隙を狙って、スーパーへ買い物。必ず買うのはグレープフルーツだ。これを半分に切って、包丁で切れ目を入れて、スプーンでせせり出して、毎朝、半個食べている。ヨーグルトも。

昨日、『暗夜を渉る』を読了。ううむ、ジェッシイ・ストーン読書にエンジンがかかってしまった。親に反抗し、麻薬を吸う不良少女と、ジェッシイのささやかな交流場面がいい。これが後で効いてくる。

これから「サンデー」原稿を書いて、「サンデー」本選びに向う。ちょっと東京を歩こうか。未読のカズオ・イシグロわたしたちが孤児だったころ』が、本の塔が崩れ、ぐうぜん顔を出した。「読みなさい」という啓示であろうか。1930年ロンドンから始まる。

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2017-10-17

吉村萬壱を読んだことがなかったが、書評依頼(共同通信)があり、『回遊人』が届く。芥川賞作家でタイムスリップもの、というのは珍しいのではないか。

ドラマに刺激され、さっそくロバート・B・パーカー『暗夜を渉る』を引っ張り出して読み始める。前に読んだのは2014年2月13日。奥付に記してある。妻に去られ、酒に溺れてロス市警を失職したジェッシイ・ストーンが、アメリカ大陸の反対側、大西洋に臨む小さな町パラダイスの警察署長に採用され、向う。自分で車を運転して西から東へ行くのだ。その道中のドライブの様子が克明に記され、同時に、ジェッシイの過去と現状が明かされる。巧みな展開だ。車を運転するのに「クルーズコントロール」という用語が出てくる。速度を設定したら、アクセスを踏まなくても、自動で車が進むシステムのことらしい。ロスから約7000キロ、二週間はかかる旅である。一度、アメリカの地図を脇において、ジェッシイがたどったコースを確認したい。

同じロバート・B・パーカーのシリーズのスペンサーは饒舌だが、ジェッシイは無口。コトバ少ないのを指摘されると「口を閉じていてトラブルに巻き込まれた記憶はない」と言う。なるほどな。パラダイスを支配するワルどもが、悪事を隠蔽するため、御しやすい、とるに足らない人間と認定して、ジェッシイを警察署長に据えたのだが、これがとんでもない間違いだったことがわかってくる。シリーズは全9巻。そのうち、ぼくはどれだけ読んだか。

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2017-10-16

秋の長雨である。一年ぶりぐらいに「スーパー源氏」登録の本に注文が入り、うろたえる。どうすればよかったんだっけ。とりあえず、本を探し(いちおう、登録した本は一カ所に集めてある)、伝票を書いて、ゆうメールで送る。沖縄からの注文であった。無事、届くだろうか。あまりに稀れなことに、恥ずかしいぐらい、とまどう。

古通」原稿は、「大人の休日」パスによる東北行き第二弾「弘前」。仙台に招かれてのトークについても書く。ゲラ2本返し。ちょっとバタバタする。いろんな、答えのでないことを考える。考えたら10月も半ばで、今年も終りが見えてきた。もう少しがんばらないと、と思いつつ、夜は酒で消えていく。60歳って、こんなものか。

「ジェッシイ・ストーン」は、いちにちスコッチを二杯と決めている。つまみはやらない。ジェッシイは飼い犬に「そんな目で俺を見るな」なんて、話しかける。シリーズ4、5、6と見てきた。テレビも見ない、本も読まない、映画も見ない、音楽もあまり聞かない。長い桟橋でつながれた湖上(海?)の家に住む。心は淋しき旅人、である。6では署長職を解かれ、ボストンの州警察の友人に頼まれて事件の捜査をする。ボストンスペンサーがいる街だ。

「あの夏の数かぎりなきそしてまたたつた一つの表情をせよ」(小野茂樹)

小野は1970年に自動車事故で、34歳で急死している。『第三 折々のうた』より。

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2017-10-15

雨に閉じ込められた日曜日、「https://ja.wikipedia.org/wiki/警察署長ジェッシィ・ストーン」の何作目か、録画したのを見る。これはロバート・B・パーカーが原作。原作も読んでいる。妻に去られ(大いに未練がある)、アル中になった元大リーガーの刑事が、飛ばされて、小さな町の警察署長になる。その事情を町の人は知っていて、ジェッシイが車を走らせていて、老女が横断するので車を停めると、彼女は「ブラームス」と、何度か呼びかける。名前を間違えている? 錯乱? 違う。酒に溺れる警察署長に、椅子に座りブラームスを聞くの、そうすれば癒されるとアドバイスするのだ。そしてジェッシイは仰せに従い、レコードブラームスをかけ、深々と大きな椅子にもたれるが、落ちつかなくて、やっぱりジョニ赤に手を出す。翌朝までに一本空いてしまうのだ。主演はトム・セレック。今夜はブラームスを聞こう。

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