okatakeの日記

2018-09-21

本牧には鉄道がない、と書いたが、かつて本牧通りの路面を市電が走っていた。興味ある方は、いろいろ検索していただきたいが、昭和40年代に随時路線が廃止され、ついに全廃となった由。そういえば、カナキンで山本周五郎展を見た時、山周が市電を使って、映画館へ行ったりしていたというようなことを読んだ気がする。知識分散し、いざという時、役立たないのが悔しい。その終点が「池袋」で、横浜に「池袋」という町名があり、いまもあると知る。

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2018-09-20

なんとか、昨日、サン毎原稿送付。島尾伸三小岩へ』をメインに。夕方から大相撲見ながら飲み始め、夕食後に倒れ込むように眠る、深夜起きる、という悪いパターン。深夜、また飲み始め、録画した本多猪四郎監督「この二人に幸あれ」を見る。小泉博・白川由美主演。ほかに志村喬三船敏郎津島恵子藤原鎌足と出演者を並べたら、黒沢映画みたいだが、いずれも東宝映画黄金期の常連である。小泉が会社から帰るシーンで、「東京駅田園調布」と表示された東急バスで、「若葉町一丁目」というバス停で下車する。若葉町は、調布市京王線仙川」駅南にある町。駅にも近いはずだが、小泉が通勤する丸の内か銀座あたりへ、電車なら乗り換えが必要だが、バスだと当時、直通で行けた、ということか。映画「サザエさん」でも、あれは田園調布付近が舞台という設定のはずだが、マスオはバス通勤。「この二人に」で、バスから降りた小泉を追いかける白川のシーンで「小川書店」という古本屋の大きな看板がかかる建物が映る。「おおっ!」と声が出て写真を撮る。小川書店は、いまでも魚蘭坂下(白金高輪三田店)にあるが、戸越銀座にもある。戦前から東京に二店舗あり、現在三代目とHPにある。ただ、映画の中の看板を見ると「出張所」と見える。もちろん、いくつかの町をロケして合成した可能性もあるが、千川に二人が住む、ということにこだわれば、調布市に「出張所」があったとも考えられる。ほか「セレス書房」という看板も、同じ建物の並びで見える。

調べたら、現在、田園調布から東京駅へは、直通はなく、乗り換えが一回必要で、1時間半ほどかかる。

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2018-09-19

なるべく、欠かさず見たい「じゅん散歩」。今日は本牧へ。本牧、知らないなあ。クレイジーケンバンドだ。高田純次が例によって、出会った女性に声かけて、本牧のこと聞いたら、「電車がない。バスがたくさん出ていて、山手やみなとみらいへ出る」と言っていた。地図を見ると、本当だ。しかし、大きな道路が張り巡らされていて、クルマの町だなあ。神奈川臨海鉄道というのがあるが、これは貨物だろうか。古本屋がいかにもなさそうな町だが、ブックオフがあり、そして「古書けやき」(横浜市中区本牧間門11−7)という店がある。古ツアさんは今年早々とツアー済み。山手までは足跡をつけたが、本牧へ行く手はありか。番組に登場した、屋上にでかい自由の女神像を頂いた、古いホテル「ヨコハマ ロイヤルホテル」に泊まってみたい。

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2018-09-18

ちょっと遅れた、古通連載の原稿を送付。今回、「青春18きっぷ古本旅」取材で、あちこち古本屋を巡っていたため、足元が手薄になっていた。「リズム&ブックス」へ行けたので、これをベースに書く。次回はどうしよう。秋と銭湯、ということで大田区を攻めるか。

16日夜、高円寺ペリカン時代」での「ふちがみとふなと」ライブはよかったなあ。このコンビが作る音楽の世界観とエンターテインメント性に、ほとほと感心する。店は満杯、立ち見の盛況であった。久住卓也くんの隣りに座り、始まるまで、あれこれ喋る。卓ちゃん、映画をよく見ているのなり。見終わると、SNSの映画好き仲間で、感想のやりとりをするのが楽しいという。その中の強力な鑑賞者が、中川五郎さんのパートナーだという。オドロキ、オドロキ。

「ささま」で買った、小杉小二郎『巴里ゆらゆら』を大切に読む。夕べのスキヤキの残りで、昼は牛丼だ。少し涼しくなって、また、あちこち歩きたくなる。スケッチブックを持って行こう。

9月29日「新潮講座」の文学さんぽは、林芙美子探訪で中井を歩く。あれこれ調べるのが楽しい。岩波文庫林芙美子随筆集』をつねに傍らに置く。尾崎翠松本竣介吉屋信子尾崎一雄の話もしたい。上高田の功運寺に芙美子の墓がある。これは記念館とともにマストのポイント。記念館の先、土筆堂書店というのが気になる。営業していたら、立ち寄りたい。2時スタートです。帰りは落合駅から高田馬場へ。ここでブックオフへ寄り、どこかで打上げ。担当のMさんと、ちゃんと事前にこのコースを下見して回りますので、ご安心を(大森でご迷惑をかけた教訓)。妙正寺川沿い三の輪湯という銭湯が健在で、創業は1932年というから、記念館の住居に移る前、近くで2度引越しした芙美子が利用した可能性がある。

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2018-09-16

「中川フォーク・ジャンボリー」22のゲストは、シンガーソングライターにして、マルチプレイヤー佐久間順平さんです。これは楽しみ! BSのフォーク番組などで、必ずといっていいほど、いろんなアーティストのサポートとしてバッキングしているのが佐久間さん。「1953年(昭和28年)9月30日神奈川県逗子市うまれ

早稲田大学卒業後、高田渡氏等と、『昼トップ・ストリングスバンド』結成。フォーライフ・レコードより「バーボンストリートブルース」リリース。ソロシンガーとして活動する中、高田渡なぎら健壱友部正人中川五郎森田童子、等のレコーディング、ステージを共にする」(及川恒平さんのHPをお借りした)。ギターはもちろん、バイオリンマンドリンバンジョーと、弾ける楽器の幅がすごいですね。当日、どんなステージになるか、五郎さんとどういうからみを見せて下さるか、そしてオリジナル曲の披露も。

11月1日(木)と「1」並びの日、平日ですが、夜に国立「ビブリオ」で開催されます。詳細は、http://d.hatena.ne.jp/banka-an/20180915へアクセス下さい。

涼しくなって、長くなった夜をしみじみとベッドであれこれ読書。島尾伸三小岩へ』は、著者が幼い頃、島尾敏雄・ミホを両親に、短い期間だが小岩に住んでいた、その記憶を断片でたどる。子を省みず、夫の不実で責め合う修羅に、幼い兄妹は生きた。記述から、小岩駅南側のわりと駅に近い場所に住んでいたようだ。今度、意識して歩いてみたい。

小山清『落穂拾ひ・聖アンデルセン』は、平成6年の新潮文庫復刊シリーズの一冊。旧かな正字。少女が営む三鷹古本屋を描く「落穂拾ひ」は、何度読んでもいい。「わたしはわがままだからお勤めには向かないわ」と、独力で古本屋を営む優しい娘。この古本屋の均一を漁り、おしゃべりをして、憩う「僕」。作品の一節にある「その人のためになにかの役に立つということを抜きにして、僕達がお互いに必要とし合う間柄になれたら、どんなにいいことだろう」を手帳に書き写す(引用は新字新かなに改めた)。「人には誰でも、人から忘れられてしまったような、ひそかに生きねばならぬ時間というものがある。そういうときこの作品集は慰めとなるであろう」と、亀井勝一郎(名解説)。亀井は、小山夫妻の仲人でもあった。

上原隆さんの紹介で贈っていただいた、茂本和宏さんの新詩集『いわゆる象は縁側にはいない』(思潮社)は、いい詩集。「遠くから来ました/その人は 涼しい足裏を見せて/国境を越えた/外つ国の柔らかな眼差し/その入り口に立って/私たちは初めて息をする」(「足裏」)、「もうそろそろ/あの角に近くなるから/父よ/人生のように/あなたの背中を曲がる」(「うつむく電車」)と、言葉遣いが正確で、イメージがきれい他者への働きかけが、逃げないで円還して、自分の方へ帰っていく感じとか、詩を読み慣れていない人にも届く作品群だ。外出する時、カバンの中に入れて持ち歩きたい。秋に似合うはずだ。

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