都心サイクリング

 秋分の日。
 昨日の真夏日から一転、今日の東京はほぼ3か月ぶりに最高気温が25℃を下回る涼しい秋らしい一日。ただし、曇り空。
 ということで、自転車で麻布の善福寺へ行き、母方の祖父母の墓参り。
 その後、都心方面を気の向くままにサイクリング。
 東京タワーの下を通り、愛宕神社へ。標高26メートルの愛宕山はかつて江戸で一番の高所であり、江戸湾や房総半島も一望できた景勝地だった。NHK発祥の地でもあり、今も放送博物館がある。当時は周囲に電波を送信するには最適の、いわば天然の電波塔だったのだろう。
 その山上にある愛宕神社へ続く急勾配の石段、「男坂」。江戸初期の寛永年間に曲垣平九郎が馬に乗ったまま、この石段を上り下りしたと伝えられ、その後も挑戦者がいたようだが、馬にしてみれば、いい迷惑だ。

 下から見上げても急だが、上から見下ろすともっと怖い。


 境内の池。

 餌に群がるニシキゴイ

 幕末の桜田門外の変の際、襲撃隊の集合地でもあった愛宕神社をあとに江戸城(皇居)方面へ向かい、日比谷公園に立ち寄る。
 芝生ではエンマコオロギなど秋の虫が賑やか。

 心字池のアオサギ

 石垣に咲く彼岸花


 おじさんが投げるパンくずに群がるスズメを草陰から狙う猫。

 日比谷公園の猫はみんな毛並みがいい。

 日比谷公園の後は皇居周辺をサイクリング。ランナーがたくさん走っている。
 桜田濠には彼岸花が咲いている。皇居の森ではまだミンミンゼミが鳴いていた。アブラゼミツクツクボウシもいる。




 桜田門井伊直弼が襲撃されたのはこの撮影地点付近か。

 東京駅。

 今度は皇居東御苑へ。ここは無料ということもあり、外国人観光客にも人気のスポット。今日も日本人より多いのでは、と思うほど外国人がたくさん来ていた。
 入口の大手門前にはお濠端にたたずむコサギ。外国人がみんなカメラを向けている。国際的スターみたいだ。

 門から入ると、桜! 十月桜だそうだ。

 二の丸庭園の池の鯉。普通の鯉と違って、ヒレが異様に長い。ヒレナガニシキゴイという品種。天皇陛下のご発案で日本のニシキゴイインドネシアヒレナガゴイを交配させたものだそうだ。

 アサザコウホネヒツジグサが咲いている。



 池にはカイツブリ。ほかにコゲラも声だけ聞こえた。ということで、今朝、自宅の窓から撮影したコゲラ

 ドングリの落ちている雑木林など散策し、また大手門から出てくると、今度はダイサギ

 そばにハクチョウもいた。

 コサギもまだ同じ場所にいた。

 ダイサギが何か捕まえた模様。



 この後、神保町、水道橋、飯田橋、早稲田と走る。
 都電荒川線


 神田川を渡る電車。

 さらに高田馬場、中野を通り、杉並区内を通って帰る。一体どんなルートを走っているんだ?!
 本日の走行距離47キロ。