蟹工船 一九二八・三・一五
- 作者: 小林多喜二
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2003/06/14
- メディア: ペーパーバック
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『一九二八・三・一五』
★9.26★
「背を向けたい逆境に、人生の深い意味を見いだせ」
歌う木
- 作者: 川崎由香利
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2005/06
- メディア: 単行本
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久しぶりにエッセイ。
短い詩だけど,生命について考えさせられる。
誰かのために役に立つことは素晴らしく,それはあらゆる生命にとって崇高なことだ。
生きるのがラクになる「忘れ方」の秘訣
- 作者: 井上暉堂
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/04/21
- メディア: 新書
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筆者はイヤなことや,楽しいことも忘れる「忘力」が大事だという。
仏陀も過去や将来のことに目を向けるのではなく,今に精一杯生きることが大事だと説いた。
そういった仏教的な視点から「ラクに生きる」生き方を紹介している。
たしかに,いつまでたっても過去の栄光にしがみついたり,将来を過剰に心配することは自らの身を自らで滅ぼすことになるだろうと思う。
ただ,人と言うのは生来将来を不安に思うように作られていると思うので,なかなかそういった悟りの境地に達するのは難しい。
人生は楽しいこともつらいことも起こる。
それをあるがままに受け止めて,身の回りに起こることはすべて正しいと考える生き方がいいのだろう。
独房・党生活者
- 作者: 小林多喜二
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2010/05/15
- メディア: 文庫
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『独房』
赤狩りをされ,独房内で過ごす生活を描く。
思ったよりも独房内の生活環境はよく,その光景を時に笑いを誘うような描写で書かれている。
政治色は薄い。アカの囚人の様子を朗らかさが伝わってくる。