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レスター伯の躁鬱 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2012-12-27

冬コミで二次創作の最前線を感じ取ろう ―サークル敷居亭コピー本『敷居の部屋の最前線(予告編)』のすすめ

 すっかり告知が遅れてしまいましたが、今回の冬コミもサークル敷居亭で参加します。

 コピー本だけですが、新刊もでます。タイトルは、

 『敷居の部屋の最前線(予告編)―「咲ワールド」の魅力に迫る』

 です。詳しい内容等は、限界の方の記事をご参照ください。

 ・サークル敷居亭冬コミ参加情報 - レスター伯の限界

 

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 ブースは3日目(31日)東ノ46aです。今回もど真ん中あたり。

 よろしくお願いします。

2012-12-06

はてブロはじめましたーレスター伯の限界のすすめー

ガッツリ更新する余裕がないので、ライトな更新用にはてブロ別館をはじめました。

一週間に一回くらいのペースで更新できたらとおもってます。

レスター伯の限界

2012-08-05

敷居亭の新刊はまさにソーシャル ―敷居亭夏コミ新刊『敷居の部屋の運命(さだめ)』のススメ

主催以上に更新ペースがヤバいことになっているレスター伯です^^

生存報告ではないですが、今回の夏コミもサークル敷居亭の新刊がでます。

今回はモバゲー版の『アイドルマスター シンデレラガールズモバマス)』を特集した、

『敷居の部屋の運命(さだめ)』(3日目 東2 T-46b)

が出ます。

くらふとさんによるインパクトのある『課金騎兵モバマス』ネタの表紙が目印です。

*りんざPのブース( Par@dox M@ster )でも委託販売してもらえることになりました(3日目東リ-39a)

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関連:敷居亭夏コミ新刊はモゲマス本――『敷居の部屋の運命』 - 敷居の先住民


ソーシャルゲームを特集したソーシャル同人誌

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今回の新刊はモバマス特集となっている訳ですが、

サークル敷居亭のメンバーが中心となって立ち上げられた、

『敷居亭プロダクション』の活動を通じてモバマスの魅力を伝える内容となっています。

具体的には、GiGiさんによる「ソーシャルゲーム史におけるモバマスの歴史的意義」から始まり、

ハバネロ君ぶーさんによる「無課金」、「課金」それぞれの立場からのモバマス楽しみ方、

そして拙稿の「イベント(プロフェス)」のドキュメンタリーと、

ゲームの解説に加えて、ソーシャルゲーム体験を共有してもらうことを目的とした内容になっています。

他人との協力や共有が楽しむための鍵になってくるソシャゲをテーマとして扱うからには、

こうした記事が中心になってくるのは必然なのかなと編集しながら感じています。

また、ソーシャルという意味では、今回は新たな試みとして裏面から縦書きで読めるようにした、

モバマス用語集」がまさしくソーシャルなコンテンツとなっていて、

敷居亭プロ(+ゆかいプロ)社員がGoogle Documentsで作業を共有しながら書いた項目をまとめています。

僕も実際に何人が書いたのか正確に把握していないくらい、

多くの社員が用語集の編集に関わっており*1

まさしくプロダクション総出で制作した同人誌に仕上がっています。

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関連:夏コミ宣伝!― サークル敷居亭新刊「敷居の部屋の運命(さだめ)」 - シャングリラ激辛紀行

   課金兵はかく語りき、夏コミが近くてむせる - 日々の御伽噺


課金といえばスロマスもあるよ

という感じで、まさしくソシャゲに関するソーシャル同人誌になっているわけですが、

その中に一つ異色なコンテンツとして、

敷居社長による『パチスロアイドルマスター(スロマス)』の解説記事が挟まれています。

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こちらはアイマスだから打ってみたいけど、パチスロ良くわからないなあという初心者向けに、

パチスロ自体の基礎から、スロマスの特徴まで解説してあるので、

興味がある人にはマストな記事になっています。

普段は「記事に書くことが浮かんでこない」とよく愚痴っている敷居さんが、

「書きたいことが多すぎて困る」とやる気満々で書いた記事という意味でも貴重な記事となっております*2


アニメにおける音響の重要性:アニメルカ特別号『反=アニメ批評 2012summer』

なお、今回の夏コミではいつものように敷居亭の編集に関わったのに加えて、

いずみのさんの誘いで、

アニメルカの特別号『反=アニメ批評 2012summer』の座談会にも参加しています。

関連:アニメルカ公式ブログ  アニメルカ特別号『反=アニメ批評 2012summer』 目次


こちらの内容はアニメにおける音響についてで、

いずみのさんに加えて、マクロスEの監修や歌い手さんのmixなどで活躍されているWindressさんと色々としゃべってます。

音響というのはなかなか注目されないジャンルだと思いますが、

Windressさんという実際にニコニコで音響を手がけている音屋さんの実体験を踏まえて、

映像演出と音響演出の関係性や、『坂道のアポロン』など最近の注目アニメにおける音響のあり方

また、今後のアニメにおける音響演出の進化の可能性についてなど濃い話が展開されているので、

是非是非読んでみてください。

参考:マクロスEとは (マクロスイーとは) - ニコニコ大百科

   日本語⇒韓国語⇒日本語吹き替え版『マクロスE』 - 敷居の先住民

ブースも敷居亭と同じ三日目の東T-15bとなっているので、

両方に足を運んでもらえるとうれしいですね。



余談というか私信

ここ半年ブログを更新していないことからも察してもらえるかなとも思いますが、

ここ最近は仕事が忙しいこともあり、

個人的な同人誌活動に関しては今回で一区切りかなと思っています。

今後もサークル敷居亭の活動には何らかの形で関わることにはなると思いますが、

編集やDTPなど中心的に活動するのは厳しくなるかなと思います。

その分、余裕を見つけてちょこちょこブログの記事を書いて行けたらとは思いますので*3

今後ともまったりお付き合いください。


あっ、後、たいとくさん結婚おめでとうございます♪( ´θ`)ノ

結婚記念♪( ´θ`)ノダジャレ集が欲しいという奇特な人がいたら、ブースに来たときに声をかけてください^^*4

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追記:コピー本も出ます

先日発表されたトレード制限

突発のコピー本ではこのトレード制限について扱っています*5

実はこのトレード制限はバハムートで先行導入されていたものとほぼ同じということで、

バハムートのヘビープレーヤーでもある敷居亭の犬ころさんをゲストに招いて、

バハの実例を挙げながら、トレード制限がモバマスに与える影響について対談を行いました。

モバマスだけでなく、そしてバハプレーヤーにも注目のコピー本になっているので、

ぜひ、『敷居の部屋の運命』とあわせてどうぞ。


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コピー本『どうなる?シンデレラガールズトレード制限!?』

頒布価格:100円(予定)

*100冊しか刷ってないので売り切れちゃったらごめんなさい。

*1:過去に出したアイマス用語集にも多くの人が執筆してくれましたが、あちらは誰がどの項目を書いたか分かる形なので、少し性格がことなるかなと。

*2:とはいえ、今回も最後に記事を上げたのは敷居さんなわけですけどw

*3:書きたいネタ自体は大量にあるので

*4:酔狂で20部ほど追加でコピー本にしました。たいとくさんがいるときに来たら、一筆入れてくれるかもね

*5:あまりに突発すぎて、対談⇒編集⇒印刷/製本まで24時間以内にすませるという……

2012-01-27

ハードさとロマンが絡まり合う極上のSFを体感せよ ―小川一水『天冥の標』のすすめ―

前回記事を書いた『碧の軌跡』をクリアした後、

空の軌跡』にも手を出しておりますが、

その合間に積んであった小説を少しずつ崩して行っています。


特に次巻で完結を迎える『サクラダリセット』6巻は、

こちらの期待を通りの展開を見せてくれており、

完結に際してはあらためて記事を書きたいと思っております。


それに負けず劣らず素晴らしかったのが小川一水の『天冥の標』5巻

これまでの氏が書いてきた作品の集大成とも言えるシリーズ『天冥の標』

前回は10年代初頭を代表する骨太のRPGを紹介した訳であるが、

今回は同じく10年代初頭を代表する大傑作SFシリーズを紹介していきます。

天冥の標?: 羊と猿と百掬(ひゃっきく)の銀河 (ハヤカワ文庫JA)

天冥の標?: 羊と猿と百掬(ひゃっきく)の銀河 (ハヤカワ文庫JA)



1.メニーメニーシープから始まる物語

『天冥の標』シリーズは29世紀の植民星メニー・メニー・シープを舞台に幕をあけます。

メニー・メニー・シープは中世的な総督に支配がまかり通る厳しい世界で、

医師を務めるカドムが一巻の主人公を務めます。


植民船シェパード号からもたらされる配電に制限がなされる中、

突如発生した謎の疫病と謎の怪物

カドムは友人で「海の一統」のアクリラとともに疫病を追いながら、

メニー・メニー・シープに秘められた謎に迫る事になります。


このように一巻は移民世界における支配構造との逃走といった趣のSFで、

正直個別の物語としては惹き付けられる要素も少なく、

単体としてはそこまで飛び抜けたSF作品とはいえないかもしれません*1


しかし、作中に出てくる個性溢れる多様なキャラクター達は魅力的ですし、

後半の戦闘シーンは非常に見応えがあります。

そして何より1巻の最後で明かされる正体不明の敵の存在と、

それぞれのキャラクターが帯びている属性が、

後の巻で描かれる壮大な歴史的伏線である事が明かされます。


1巻のあとがきには以下の様に書かれています。

当時のSFマガジンの編集長と(中略)決めました。

「小川さん、次の話、できること全部やっちゃってください」

「あ、はい」

「十巻くらいで」

「おお、すごいですね」

ひとごとか俺。

   (『天冥の標』 メニー・メニー・シープ 下 359-360頁)

つまり、1巻はこれから始まる壮大なSF物語の要素を紹介する序章にすぎないわけです。


この時点で、今後展開されて行くであろう物語にドキドキが止まらないわけですが、

実際に読み進めて行くとその期待は間違いでなかったと思わされる事でしょう。

天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)

天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)

天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈下〉 (ハヤカワ文庫JA)

天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈下〉 (ハヤカワ文庫JA)



2.メニーメニーシープに至る人類の歴史

2巻以降は人類が太陽系へ展開して行く際の個々のエピソードについて、

時代と場所を変えながらハードな筆致で描かれて行きます。


2巻では地球における人類史上最悪ともいえるパンデミックの発生が、

天冥の標 2 救世群 (ハヤカワ文庫JA)

天冥の標 2 救世群 (ハヤカワ文庫JA)


3巻では「海の一統」に繋がる宇宙軍と宇宙海賊と宇宙冒険活劇が、

天冥の標 3 アウレーリア一統 (ハヤカワ文庫 JA)

天冥の標 3 アウレーリア一統 (ハヤカワ文庫 JA)


4巻では娼婦アンドロイド*2の話がそれぞれ描写されるわけですが*3

天冥の標?: 機械じかけの子息たち (ハヤカワ文庫JA)

天冥の標?: 機械じかけの子息たち (ハヤカワ文庫JA)


そのどれをとっても同じ作家が同一シリーズとして書いているとは思えない

バラエティにとんだ、単作として読んでも魅力溢れたハードSFの名作群となっています。


こうしたハードな部分は『復活の地』『老ヴォールの惑星』『第六大陸など、

ハードSFの傑作を産み出してきた小川一水の技量の確かさを感じさせる出来になっています。

復活の地 1 (ハヤカワ文庫 JA)

復活の地 1 (ハヤカワ文庫 JA)

第六大陸〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)

第六大陸〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)


しかも、劇中で詳細な描写がなされて行く、

救世群、ロイズ酸素いらずといった勢力は、

1巻に出てきたキャラクター達の先祖達であり、

読み進める事で、メニー・メニー・シープを取り巻く状況の詳細が徐々に明らかになっていくのです。


このように『天冥の標』シリーズは各巻がハードSFの傑作であると同時に、

それらがゆるやかに繋がって行く事で、

10巻を通じて人類の宇宙展開の歴史を1000年単位で描く一代歴史物語となっているのです。



3.背景で展開される全宇宙規模の覇権争い

『天冥の標』は人類の宇宙展開史のハードSF的な描写だけにとどまりません

人類の歴史の背景では、全宇宙規模で繰り広げられる覇権争いが展開しているのです。


それは、それぞれの巻に断章として挟まれる「ダダー」の物語として描かれます。

ダダーは被展開体として人類のネットワーク、そして地球太陽系の生態系に入り込み、

多様な方法で人類とコミュニケートしながら自らを展開して行く、

太陽系の外からやってきた一種の知性体です


特に最新の五巻ではダダーの物語がこれまで以上に詳細に描かれ、

人類の宇宙展開の歴史の背景で、

ダダーとその敵たるとある存在の戦いの歴史が繰り広げられていたことが明らかになっていきます。

4巻まで読んできた読者ならば、この5巻の展開にうならされること間違いなしでしょうし、

一巻の最後で描かれた正体不明の敵の秘密に迫る事になるのです。

天冥の標?: 羊と猿と百掬(ひゃっきく)の銀河 (ハヤカワ文庫JA)

天冥の標?: 羊と猿と百掬(ひゃっきく)の銀河 (ハヤカワ文庫JA)


ちなみに未知なるものとの出会いに関しては、

最新の短編集である『青い星まで飛んでいけ』で描かれたテーマですし、

壮大な時間的・空間的スケールで展開される圧倒的な敵との戦いという部分は、

『時砂の王』を思い起こさせます。

つまり、ロマンの部分に関してもこれまで小川一水が描いてきた物語に土台があるのであって、

編集長の言葉通り「できることを全て」ぶつけたシリーズだといえるでしょう。

青い星まで飛んでいけ (ハヤカワ文庫JA)

青い星まで飛んでいけ (ハヤカワ文庫JA)

時砂の王 (ハヤカワ文庫JA)

時砂の王 (ハヤカワ文庫JA)


このように、『天冥の標』とはメニーメニーシープにいたる人類の宇宙展開史という、

宇宙規模でみれば(時間的にも空間的にも)局地的な歴史のレイヤーと、

ダダーとその敵の間で繰り広げられる、

全宇宙規模での覇権争いというレイヤーからなりたつ、

ハードSFの緻密な描写と壮大な宇宙の歴史ロマンが

きわめて高いレベルで融合した壮大なスケールのSF物語なのです。



おわりに

2000年代の日本SF界を支えてきた小川一水による、

ロマンとハードさがこれ以上ない高いレベルで絡み合った至極のSF物語『天冥の標』


現在構想の半分まで到達したところであり、

今なら一気読みすることでそのスケールを体感出来るチャンスです。

間違いなく2010年代を代表する名SFとしておすすめです!

*1:よりキャッチーな2巻から入るのもありで、2巻を読んで楽しめそうだと思ったら1巻に戻ってくるのがいいかも

*2:正確には性別は関係ないのですが

*3:4巻の前半は下手な官能小説も顔負けのエロさを誇るw

2012-01-18

君(の時間)は俺がもらう! ―『零の軌跡』『碧の軌跡』のすすめ―

コミケ(+コミトレ)も無事に終わりました。

予想よりも多くの人に『敷居の部屋の混沌』を手にとってもらえて

非常にうれしい限りで、ありがとうございました

近いうちに通販の案内も出来ると思いますので、

現地で買えなかったという方は今しばらくお待ちください。

参考拡張されるエンターテインメント ―サークル敷居亭冬コミ新刊『敷居亭の混沌(カオス)』のすすめ― - レスター伯の躁鬱


さて、そのコミケが終わってから二週間強がすぎた訳ですが、

その間ずっと十数年ぶりにRPGゲームをやっておりました。

大学入学以降アマガミアイマススパロボ以外のゲームとなるとシュタゲ位しかやってない僕でも*1

それらのゲームと同じ位熱中して楽しめたゲーム、

ファルコムの『零の軌跡』&『碧の軌跡』(以下「零碧」)の魅力を紹介したいと思います*2

英雄伝説 零の軌跡 (通常版)

英雄伝説 零の軌跡 (通常版)

英雄伝説 碧の軌跡(通常版)

英雄伝説 碧の軌跡(通常版)



1.壁を突き破る支援課メンバー達による熱いストーリー

零碧は『イース』などでおなじみのファルコムの『英雄伝説』シリーズの最新作です。

僕もファミコン世代なので、初代『イース』なんかは小学生の頃に楽しんだ口ですが、

同世代の人がはまったであろう『英雄伝説掘戮覆鵑は全く手を出してない、

言ってしまえばファルコム初心者でしたが、零碧はそれでもとても楽しめました

もちろん、『軌跡シリーズ』として設定を共有する『空の軌跡』三部作をプレーしていた方がより楽しめると思いますが、

ファルコム初心者を取り込む事を意識して作ってあるので本作からプレーしても問題は全然ありません*3

参考英雄伝説シリーズ - Wikipedia


『軌跡シリーズ』の舞台となるゼムリア大陸は導力革命によって、

一種の「科学的」な文明が花開いた世界です。

同時に過去のファンタジー古代文明錬金術なども存在しており、

ここら辺の半科学、半ファンタジー的な世界観は、

アラサー世代的にはFF6-8的な文明を思い出しました*4

参考英雄伝説 零の軌跡 世界観


そうした導力文明が栄える大陸には帝国や共和国など大小の勢力が入り交じっているわけですが、

空ではリーベルという王国がメイン舞台になったのに対して、

零碧ではクロスベルという交易を中心とした自治州が舞台になります。

これまたアラサー世代に説明するならより銀英伝フェザーンを思い浮かべてもらえればいいかなと*5

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そんなクロスベルにおいて主人公ロイド達が属するのは、

クロスベル警察に新設された『特務支援課』と呼ばれる組織です。

空の主人公エステルヨシュアが所属していた民間の遊撃士協会とは違って、

大国や各種勢力の間で板挟み状態のクロスベルの公権力警察に属し

しかもその警察の中でもはみ出し物の組織である支援課に属しているので、

ロイド達は常に様々な思惑に振り回されることになります。


実際に支援要請(本作におけるクエスト)もペット探しや図書館の本の返却の手伝いなど、

「それ警察がやることか?」みたいな些細な事から始まる訳ですが、

そうした小さな事から積み上げて行く中でクロスベルを取り巻く恐るべき状況を理解し、

最終的にはクロスベル、そして大陸全体を揺るがす大事件を解決する事になります


つまり、零碧は主人公たちが前に立ちふさがる大小の「壁」を取り乗り越えて行く物語であり、

一件地味だけれども、その分最終的には非常に大きなカタルシスを得られる、

非常に熱い物語になっているのです

クロスベルの人々たちと織りなす何気ない日常の描写もいいですし、

碧の後半に次々と襲い掛かってくるシリアスな展開は非常に熱くて

気付いたら零碧の物語に引き込まれて行く事でしょう

参考特務支援課とは (トクムシエンカとは) - ニコニコ大百科


零の軌跡とは (ゼロノキセキとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
零の軌跡とは (ゼロノキセキとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

「英雄伝説 碧の軌跡」予告ムービー ‐ ニコニコ動画(原宿)
「英雄伝説 碧の軌跡」予告ムービー ‐ ニコニコ動画:GINZA



2.世界観を体現する丁寧に作り込まれたシステム

そうしたミクロからマクロに展開するストーリーを支えるのが、

システム面の完成度の高さです。


零碧ではストーリーの最初から最後まで基本的にクロスベル自治州の中から出る事は無いのですが、

ファルコム特有の全員名前付きで、進行度によって台詞がかわるモブNPCたちが非常に魅力的で、

クロスベルマラソンといわれる街歩きが何より楽しいのです。

参考クロスベルマラソンとは (クロスベルマラソンとは) - ニコニコ大百科


しかも、やりこみ要素である本集め*6や隠しクエストなどは、

そうしたNPCとの何気ない会話によって発覚するので、

ついついロイド達と一緒に街を回ってしまうのです。

ヤリコミ要素といえば、これまた定番の釣りや料理などのミニゲームも楽しく*7

難易度*8によってはクリアするだけならば適度にこなすだけでも大丈夫なバランスになっており、

プレーヤーの腕や費やせる時間、周回に応じたスタイルが選択できるのもいいです*9


一方で戦闘システムも独自のアーツ、クラフトシステムのカスタマイズが楽しいです。

アーツはRPGで言う所の「魔法」に該当するもので、

ゲームを進めると得られるクォーツの組み合わせによって色々とカスタマイズ出来ます

ここらへんはFF7マテリアシステムに近いです。

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一方で「必殺技」にあたるクラフトはゲージを溜める事で使用する事が可能のですが、

その際に鍵となるのがキャラクター間の「絆」になります。

イベント時や普段街を回ってる時の会話の選択に応じて、

主人公ロイドと他のキャラとの間の「絆」を強める事が出来るのですが、

絆を高める事で、より強力なコンビクラフト(2キャラが共同で使うクラフト)を使う事が出来るようになります

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このように日常、戦闘ともに自由度が高く、

NPC含めてキャラクターとのやり取りをする事でパーティーが強化されるシステムを採用している事で、

やればやるほどに零碧の世界にはまって行く設計になってるのが素晴らしいと思います。

英雄伝説 零の軌跡 デモムービー ‐ ニコニコ動画(原宿)
英雄伝説 零の軌跡 デモムービー ‐ ニコニコ動画:GINZA


3.魅力的なキャラクターと「攻略王ロイドの軌跡」

零碧を語る上で書かせないのは、やはり魅力的なキャラクター達ですね。

とある事件に巻き込まれてなくなってしまった兄の意志を継ぎ捜査官となった主人公ロイド

軟派だけど、熱い兄貴分、通称「ラニキ」ことランディ

お嬢様だけど強い意志を感じさせる射撃の名手エリィ

ジト目がたまらない導力技術の申し子ティオ

この四人に謎の幼女キーアを中心とした支援課が物語の中心になります。

ちなみに僕はエリィ派ではなくティオ派です^^

零の軌跡 ロイド目覚ましイベント集 ‐ ニコニコ動画(原宿)
零の軌跡 ロイド目覚ましイベント集 ‐ ニコニコ動画:GINZA

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それに加えて、パートタイムでPTに加わるサブキャラ達もとても巧みに作られていて

個人的にはTwitterアイコンにしてる警備隊のノエル*10

ツンデレメガネエリート警察官という零碧最大の萌えキャラダドリー(♂)など*11

もう全てのキャラが愛おしくてたまりません。

参考英雄伝説 零の軌跡 キャラクター

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空から引き続き出てくるキャラや敵キャラなんかもいいですね。

結社や教会のキャラなんかはクリアすると空をやってもっと知りたいと思うはずです。

後、サービスイベントも盛りだくさんです。

英雄伝説 碧の軌跡 水着姿お披露目イベント ‐ ニコニコ動画(原宿)
英雄伝説 碧の軌跡 水着姿お披露目イベント ‐ ニコニコ動画:GINZA

(動画自体はネタバレではないですが、コメントにネタバレがあるので注意)

英雄伝説 空の軌跡FC PSP the Best

英雄伝説 空の軌跡FC PSP the Best


キャラ単体でもいいのですが、

零碧の絆システムと連動したキャラクター同士の交流が更にたまらんのです。

主人公のロイドは男女を問わず無意識にフラグをたてては、

歩くだけで次々とキャラクター達を落として行くので「攻略王」と呼ばれ

エリィやティオからは危険人物として警戒されています。

特に年上の女性に強い「弟貴族」「弟ブルジョワジーであり、

とあるキャラからは「弟系草食男子を装った喰いまくりのリア充野郎」と呼ばるなどするわけですが、

その罪なまでに無自覚なところがロイドのかっこよさと表裏一体になっているので、

「攻略王まじぱねえっす^^」としか言いようがないのです。

警官だから「おまわりさん、こいつです!」ともいえないですしねw*12

参考こいつおまわりさんです - ニコニコ大百科


僕も全員の絆イベントを見るために気付いたら二週目をはじめてましたし、

特に碧後半とのノエルとのイベントはたまらないです。

キャラクター達のやり取りをみるだけでも零碧はやる価値があるゲームだと思います。

参考攻略王ロイドとは (コウリャクオウロイドとは) - ニコニコ大百科

   君は俺がもらう - ニコニコ大百科


まとめ

零碧はRPGを久しぶりにプレーした僕からみても特にストレスが無かった良ゲーであるだけでなく、

徐々に明かされてスケールの大きな話に圧倒される良質の物語です。

軌跡シリーズとかよくわからねえって人も、零碧をプレーすることで、

ずっぽりと軌跡シリーズの世界にはまる事間違いなしです。

PSPとしては最大級にグラフィックも頑張ってますし*13

ボリューム的に一作60時間程かかってしまうのですが、

まだプレーしてない人は攻略王に、

「君(の時間)は俺がもらう」とされちゃえばいいと思いますよ!

今なら零碧セットパックもおすすめです^^

エリィ&ティオのねんぷち付き限定版が今なら半額以下でamazonに在庫ありなので急げ!

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日本ゲーム大賞W受賞記念 零&碧の軌跡ゴールドセット

日本ゲーム大賞W受賞記念 零&碧の軌跡ゴールドセット

*1:ごくまれにかつて廃人プレーしてたみんゴル2とPSダビスタを思い出したようにプレーしてた事はありましたが

*2:多分まっとうな「すすめ」記事は半年は書いてなかったですねw

*3:その証拠に英雄伝説シリーズで初めてPC版を発売せず、初めからPSP一本で制作されている

*4FFに比べると中二分が低いかなと思いますが

*5フェザーンに比べるとパワーバランスがより繊細ですが

*6英雄伝説シリーズでは作品ごとに特定の本を全巻集める事で強力なアイテムを獲得出来るのが恒例になっている

*7:この両者ともにコンプリートする事で強力なアイテムをゲット出来る。料理に関してはアイテムとしても非常に使える効果を持っている物も多い

*8:開始時にEASY, NORMAL, HARD, NIGHTMAREを選択出来る

*9:ちなみに僕は零:EASY、碧:NORMALでプレー

*10:ノエルは本人が体育会系で鈍い所もいいんですが、お姉ちゃん大好きな妹フランとセットなのが更にポイント高い

*11:料理時のとある台詞が面白く、冬コミではダドリー本が量産されたらしいw

*12:捜査時には兄譲りの鋭い嗅覚を発揮するのがまたニクいw

*13:クリアした後にOPを見直すとたまらんのですよ