浅沼ヒロシの書評ブログ 晴読雨読日記 RSSフィード

2016-05-22 泣くのはいやだ、笑っちゃおう

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副題:「ひょうたん島」航海記

著者:武井 博  出版社:アルテスパブリッシング  2015年12月刊  \1,944(税込)  277P


泣くのはいやだ、笑っちゃおう 「ひょうたん島」航海記    ご購入は、こちらから


雑誌は発売されたときに買わないとなくなってしまうけど、本はあとでも買える」と思っていた。


でも、それは間違い!


よほどの定番書籍にならないと、本はあっという間に書店の棚から消えてしまう。版元に問い合わせても「品切れ重版未定」とか「絶版」という答えがかえってくる本が多いのが現実だ。

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2016-05-18 怖いクラシック

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著者:中川 右介  出版社:NHK出版(新書)  2016年2月刊  \886(税込)  283P


怖いクラシック (NHK出版新書 481)    ご購入は、こちらから


『怖いクラシック』というタイトルを見て、すぐに中野京子著『怖い絵』を思い浮かべた。


中野氏の『怖い絵』は、西洋絵画にくわしくない人に絵の見かたをやさしく手ほどきする内容で、2007年出版された。よく売れたようで、このあと『怖い絵2』、『怖い絵3』、『怖い絵――泣く女篇』とシリーズ化されたほか、同じ著者による『名画の謎』、『残酷な王と悲しみの王妃』など西洋絵画の解説本がコンスタント出版されている。


『怖い絵』を参考にした、とこの本に書いてはいないが、よく売れた本にあやかるのは、出版社として大切な戦略なので悪いことではないと思う。

ぼくの勘ぐりが当たっているかどうかはともかく、本書『怖いクラシック』の企画意図は「怖〜い作品クラシック音楽世界から集めて紹介する」というものだった。


しかし、著者の中川氏は「異色の音楽ガイド」という方針がしっくりこなかった。モーツァルトからまりベートーヴェンロマン派マーラーを経てシェスタコーヴィッチに到達するという時間の流れにそってしか書けない。


そこで、企画を「『怖い』をキーワードとした異端・異色の音楽史」という方向に転換して書き上げたのが本書である

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2016-05-17 勉強せずに英語力

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書名:月に残業150時間! デスマーチに追われるIT技術者勉強せずに英語力を身につけてキャリアアップした方法

著者:鈴木 信貴  出版社秀和システム  2016年3月刊  \1,620(税込)  327P


デスマーチに追われるIT技術者が勉強せずに英語力を身につけてキャリアアップした方法    ご購入は、こちらから


出版社さん、編集者さん、著者さんから書籍をお送りいただく機会が増えましたが、せっかくお送りいただいても、僕の読書スピードが追いつかず、レビューしきれません。

せめて、書名と内容の概略を紹介させていただきます

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2016-05-16 暇と退屈の倫理学(10)

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著者:國分 功一郎  出版社:太田出版  2015年3月刊  \1,296(税込)  437P


暇と退屈の倫理学 増補新版 (homo Viator)    ご購入は、こちらから


前回からのつづき)


浅沼ヒロシの「結論」


「暇と退屈の倫理学」の結論を理解するには、この本をはじめからきちんと読まなければならない、と國分氏は言っていた。

「結論だけを読んだ読者は間違いなく幻滅するであろう」と念押しされては結論を紹介するわけにいかない。


國分氏の結論を紹介できない代わりに、ぼくがこの本を読んで考えたことや読んで良かったと思ったことを書くことにした。

國分氏の本を読んだ人は必ずこういう考え方に導かれる、というわけではなく、あくまで個人の感想であることをおことわりしておく。

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2016-05-15 暇と退屈の倫理学(9)

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著者:國分 功一郎  出版社太田出版  2015年3月刊  \1,296(税込)  437P


暇と退屈の倫理学 増補新版 (homo Viator)    ご購入は、こちらから


前回からのつづき)


第七章 暇と退屈の倫理学


ハイデッガーの退屈論を「批判的に検討」しおわった國分氏は、いよいよ本の題名と同じ「暇と退屈の倫理学」を展開する。

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