浅沼ヒロシの書評ブログ 晴読雨読日記 RSSフィード

2012-02-07 酒と本があれば、人生何とかやっていける

[]酒と本があれば、人生何とかやっていける 酒と本があれば、人生何とかやっていけるを含むブックマーク


副題:本に遇うI

著者:河谷 史夫  出版社:言視舎  2011年10月刊  \2,310(税込)  326P


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書評家のはしくれを自任していると、ほかの人の書いた書評が気になる。折を見て書評集を手にとってみるのだが、なかには全く参考にならない本もある。

先月も、「翻訳家にして稀代の書評家、初の書評集」という触れ込みを見て、鴻巣友季子著『本の寄り道』を手にしてみたが、僕には合わなかった。


ない!

僕の読んだ本がほとんど出てこない。


かろうじて、アラン・ベネット著『やんごとなき読者』1冊だけが、著者と読書体験を分かち合える本だった。

唯一の収穫は、僕がいか最近外国文学を読んでいないかを確かめることができた、ということだ。


その点、本日とりあげる『酒と本があれば、人生何とかやっていける』は違う。

僕の読んだことのある本、思い入れのある本がたくさん登場するし、本の紹介のしかたも、大いに参考になった。


いつも僕のレビューを読んでくれている皆さんは、僕と興味の方向が似ているだろうから、きっとこの本も面白く読めるはずだ。熱心に読んでくれている皆さんには、特に熱心にお勧めしたい。


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2012-01-27 戦場のエロイカ・シンフォニー

[]戦場のエロイカシンフォニー 戦場のエロイカ・シンフォニーを含むブックマーク


副題:私が体験した日米戦

著者:ドナルド・キーン 小池政行/聞き手  出版社藤原書店  2011年8月刊  \1,575(税込)  208P


戦場のエロイカ・シンフォニー 〔私が体験した日米戦〕    ご購入は、こちらから


日本文学研究する米国人として有名なドナルド・キーン氏が、自身の第二次世界大戦従軍経験を語るインタビューである


自分のことを「私は骨の髄からの平和主義者」というキーン氏は、若いころから戦争に反対だった。

太平洋戦争がはじまった時も、周りの人間が「日本を叩く時がやって来た」と興奮しているのに、最後まで戦争の回避を祈っていたという。しかし、海軍日本語学校があると聞き、日本語を覚えたい一心で応募し、合格する。


海軍将校となったキーン氏は、日本軍が戦場に残していった書類を翻訳したり、捕虜となった日本兵と話をする任務を帯びて、戦地に向かう。

終戦までの3年間、毎日、何らかの形で日本語に関わったキーン氏は、「軍人なのに反戦主義者」という矛盾した立ち位置でハワイ、アッツ島、沖縄などを転戦する。


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2012-01-18 暇と退屈の倫理学

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著者:國分 功一郎  出版社朝日出版社  2011年10月刊  \1,890(税込)  400P


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年末のあわただしさが一段落し、いつものようにエアポケットのように手持ちぶさたな正月を迎えた。


正月には、不思議時間が流れている。

仕事休み。娘の学校も休み

通常番組を放送しないテレビでは、ニュースを読むアナウンサーまでいつもと違っていて、なんだかよそよそしい。


正月から読書する気にもなれなかったが、2日に近くのショッピングセンターにでかけて書店をぶらついていたとき、本書が目についた。

「やるべきこと」がポツンと無くなったお正月に「暇と退屈」について考えてみるのも面白いかもしれない。


ことし最初に買った本は、暇と退屈について考察した分厚い哲学である


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2012-01-12 ディズニーそうじの神様が教えてくれたこと

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著者:鎌田 洋  出版社:ソフトバンククリエイティブ  2011年10月刊  \1,155(税込)  158P


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わが家はディズニーランド、ディズニーシーが大好きで、このところ、年に4、5回は行っている。

ディズニーリゾートの一番の魅力は、パークの中に入ると、外の世界から遮断された「夢と魔法の国」に浸れることだ。キャストと呼ばれる従業員は親切でニコニコしているし、掃除が行きとどいた園内にはスケールの大きなお城や異国風の建物、楽しいアトラクション(乗り物)が迎えてくれる。


多くのディズニー本がこの「夢と魔法の国」の秘密を明かしているが、本書は、そうじを通じてディズニー魔法を実現した4つのエピソードを紹介している。キャストの中でも最も地味な「カストーディアル」と呼ばれる清掃担当者は、どのようにウォルト・ディズニー精神を体現しているか見てみることにしよう。


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2012-01-10 願わくは、鳩のごとくに

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著者:杉田 成道   出版社扶桑社  2010年12月刊  \1,470(税込)  371P


願わくは、鳩のごとくに    ご購入は、こちらから


著者の杉田成道氏は、国民的ドラマ「北の国から」で知られる演出家である


杉田氏は50歳のとき妻を癌で亡くすが、その後、57歳で年齢差30歳の若妻と再婚したあと、57歳で第一子、60歳で第二子、63歳で第三子が誕生する。

本書は、還暦をすぎて子育てに奮闘する杉田氏が、新たな家庭を作る物語と、前妻との別れに代表される家族親族の死の物語を交互に語る「生と死」の物語である


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