芸術学概論1 第7回
コメント返し
講義
- マンガのヴィジュアル・リテラシー
- マンガとコード
- マンガのレヴェル構成:作品全体→見開きページ→コマ
- コマの構成要素:イメージ・記号・テクスト
- 形喩、音喩、吹き出しとセリフ
- コマの統語法
- ウェブとマンガ
- 韓国のウェブトゥーン:TBSラジオ ときめくときを。
- ムライ「鳥の眼」電脳マヴォ:ムライ作品集 トリコの本棚 鳥の眼/ムライ(『電脳マヴォ』)
- いま縦スクロールマンガを読むことは時代の生き証人になることだ | マンバ通信
- 東村アキコ『偽装不倫』
芸術学特論1 第6回
コメント返し
講義
- イメージと視線
- 観者を見つめるイメージ:はたらきかける「視線」
- ジェンダーと視線
- ティントレット《スザンナの水浴》
- ストーリー:「美しい若妻スザンナが沐浴しているときに、長老二人が近寄り、言い寄った。しかし、スザンナは拒絶した。逆恨みした長老たちは、スザンナを姦通罪で訴え、スザンナは死刑になってしまいそうになる。そこで、預言者ダニエルは二人の長老を尋問し、矛盾を暴き、スザンナの無実が実証された。二人の長老は死刑となった」(旧約聖書ダニエル書外典より)。
- 3つのまなざし
- スザンナを「覗き見」る長老たちのまなざし=見返されることのない「非対称」のまなざし
- 鏡を見るスザンナのまなざし=自らを見る:男性のまなざしを内面化したまなざし
- 絵を見る観者のまなざし=メタ・レヴェルのまなざし:ポルノグラフィ?
- ジェンダー=社会的、文化的に定められた性差(男らしさ/女らしさなど):生物学的な性差(セックス)とは区別される。
- 男性優位のジェンダー構成においては、男性は見る主体であり、女性は見られる対象となる。
- 視線の主体である男性は、「見る」という行為によって女性という「他者」を性格づける。
- 男性(主体)は、女性(他者)に付与したそれぞれの性格(受動的、露出、イメージ、感情、神秘、自然…)の反対語(能動的、窃視、言語、理性、好奇心、文化…)を自らに付与する。
- 「主体」とは先験的に存在する物ではなく、「他者」との関係の網目のうちに構築される物である。
- 「男は行動し、女は見られる。男は女を見る。女は見られている自分自身を見る。これは男女間の関係を決定するばかりでなく、女性の自分自身に対する関係をも決定してしまうだろう。彼女の中の観察者は男であった。そして被観察者は女であった。彼女は自分自身を対象に転化させる。それも視覚の対象にである。つまりそこで彼女は光景となる」(ジョン・バージャー『イメージ: 視覚とメディア (PARCO PICTURE BACKS)』)。
- マネ《オランピア》の視線
- 「オリエンタリズム」と視線
- オリエンタリズム=ヨーロッパのオリエントに対する支配的言説の様式
- オリエントは…ヨーロッパ人の心のもっとも奥深いところから繰り返したち現れる他者イメージでもあった。そのうえオリエントは、ヨーロッパ(つまり西洋)がみずからを、オリエントと対照をなすイメージ、観念、人格、経験を有するものとして規定するうえで役だった(E・サイード『オリエンタリズム 上 (平凡社ライブラリー)』)。
- 視線の内面化
芸術学概論1 第6回
講義
- 記号とコミュニケーション
- C・S・パースによる指示対象との関係に着目した記号の3クラス:アイコン/インデックス/シンボル
- アイコン/インデックス=有契的記号、シンボル=恣意的記号
- パース(Peirce)の記号の種類:icon(アイコン)、symbol(シンボル)、index(インデックス)│旅する応用言語学
- フェルディナン・ド・ソシュールと記号学
- ヤーコブソンによるコミュニケーション図式
- C・S・パースによる指示対象との関係に着目した記号の3クラス:アイコン/インデックス/シンボル
- マンガのリテラシー
- マンガとコード
- マンガのレヴェル構成:作品全体→見開きページ→コマ
- コマの構成要素:イメージとテクスト
演習I 第5回
発表の順番ぎめ
講義
- 資料の調べ方
- 図書館を探る
- 日本十進分類法(NDC)区分表
- OPACで図書館の蔵書を調べる=DOORS(同志社大学図書館)
- 【本】他大学の図書館を利用する=CiNii Books - 大学図書館の本をさがす - 国立情報学研究所、【論文・記事】CiNii Research
- library.doshisha.ac.jp_リダイレクト設定
- 図書館共通閲覧システム | 公益財団法人 大学コンソーシアム京都
- カーリルで調べる=カーリル | 日本最大の図書館蔵書検索サイト | カーリル
- 図書館の契約データベースを検索する
- 図書館を探る
-
- 公開されているデジタル・アーカイヴを探る
- 図書館のアーカイヴ
- 大学のアーカイヴ
- 美術館のアーカイヴ
- デザイン・ミュージアムのアーカイヴ
- アーカイヴをつなぐ
- ヨーロピアーナ EU加盟諸国のアーカイヴ横断検索
- Digital Public Library of America (DPLA) アメリカ合衆国のアーカイヴ横断検索
- ジャパンサーチ
- アーカイヴ/アーカイヴズとは何か?
- 佐藤守弘・連載「巨大な書庫で迷子になって」『AMeet』ニッシャ印刷文化振興財団
- 座談会 アーカイヴと表象文化論の現在 阿部崇×佐藤守弘×田口かおり×土屋紳一 | 小特集:アーカイヴの表象文化論 | Vol.33 | REPRE
芸術学特論 第5回
コメント返し
講義
「世界中から集められたあらゆる種類」の「屋内の見世物」であるパノラマは、「周囲の風景」を用いて、人工的などこか別の場所をパノラマ鑑賞者のために作り出した」。アン・フリードバーグ『ウィンドウ・ショッピング: 映画とポストモダン (松柏社叢書 言語科学の冒険 10)』
-
- 万国博覧会
- 「万国博覧会は商品という物神〔フェティッシュ〕への巡礼所である。……万国博覧会は商品の交換価値を美化する。博覧会が作る枠組みのなかでは、商品の使用価値が背景に退く。博覧会は幻像〔ファンタスマゴリー〕を繰り広げ、人間は気晴らしを求めてそのなかへはいってゆく」(ベンヤミン『ベンヤミン・コレクション (1) (ちくま学芸文庫 ヘ 3-1)』)
- 百貨店の誕生
- パサージュとマガザン・ド・ヌーヴォーテ(流行品店)→スペクタクルとしての商品
- 世界初の百貨店、ボン・マルシェ=「現代商業のカテドラル」(ゾラ)
- 薄利多売、現金正価、入店自由、返品可
- パリ大改造と視覚的都市の誕生
- 1853〜1870:セーヌ県知事、オスマンによる。
- 万国博覧会
芸術学概論 第5回(オンライン補講)
コメント返し
講義
- 動物の知覚・人間の知覚
- 動物と環世界(Unwelt)
- 動物の行動や知覚について知るためのおすすめ文献
- 人間は本能の壊れた動物?
- アルジャーノンに花束を - Wikipedia
東京理科大学 教養概論
食マンガと食事の行為論(佐藤守弘)
参考文献
- 石毛直道「食事作法と食事様式」、『講座食の文化 第5巻』
- 井上ひさし『吉里吉里人(下) (新潮文庫)』
- 南信長『マンガの食卓』
- エリアス、ノルベルト『文明化の過程・上 〈改装版〉: ヨーロッパ上流階層の風俗の変遷 (叢書・ウニベルシタス 75)』
- おおひなたごう『目玉焼きの黄身 いつつぶす? 1 (ビームコミックス)』
- 牛次郎、ビッグ錠『包丁人味平 〈14巻〉 カレー戦争1』〜『包丁人味平 〈18巻〉 カレー戦争5』
- 熊倉功夫『文化としてのマナー (岩波人文書セレクション)』
- 杉村啓『グルメ漫画50年史 (星海社新書)』
- 夏目房之介『夏目房之介の講座 (ちくま文庫 な 13-4)』
- 日本記号学会編『食の記号論—食は幻想か? (叢書セミオトポス)』
- 畑中三応子『ファッションフード、あります。 (ちくま文庫)』
- 檜垣立哉『食べることの哲学 (教養みらい選書)』
- レヴィ=ストロース、クロード『食卓作法の起源 (神話論理 3)』
芸術学概論1 第4回
コメント返し
- カクテルパーティー効果
- 字体と書体
- 目立つ色
- 色覚
- 「ピンク」とジェンダー:色と「コード」
講義
- 動物の知覚
- 動物と環世界(Unwelt)
芸術学特論1 第4回
講義
- 展示の歴史
- 教会の聖遺物、献納品コレクション
- 日本の場合:開帳(居開帳、出開帳)
- 驚異の部屋(珍品陳列室)
- ジョン・ソーンのミュージアム Homepage | Sir John Soane's Museum
- 「世界という散文」=アレゴリーとしてのコレクション
- ミシェル・フーコー『言葉と物〈新装版〉: 人文科学の考古学』
- クシシトフ・ポミアン『コレクション: 趣味と好奇心の歴史人類学』
- 「世界という散文」=アレゴリーとしてのコレクション
- 博物学のまなざし
- 可視的なものに名を付ける
- パノプティコンからパノラマへ
- 遊歩者と移動的視覚
- 万国博覧会
- 「万国博覧会は商品という物神〔フェティッシュ〕への巡礼所である。……万国博覧会は商品の交換価値を美化する。博覧会が作る枠組みのなかでは、商品の使用価値が背景に退く。博覧会は幻像〔ファンタスマゴリー〕を繰り広げ、人間は気晴らしを求めてそのなかへはいってゆく」(ベンヤミン『ベンヤミン・コレクション (1) (ちくま学芸文庫 ヘ 3-1)』)
- 百貨店の誕生
- パサージュとマガザン・ド・ヌーヴォーテ(流行品店)→スペクタクルとしての商品
- 世界初の百貨店、ボン・マルシェ=「現代商業のカテドラル」(ゾラ)
- 薄利多売、現金正価、入店自由、返品可
- パリ大改造と視覚的都市の誕生
- 1853〜1870:セーヌ県知事、オスマンによる。
- 教会の聖遺物、献納品コレクション
英書講読 第4回
翻訳の順番決め
コメント返し+α
- 翻訳文の提出方法について
- 顔と表情と感情
- Robert A. Sobieszek, Ghost in the Shell: Photography and the Human Soul, 1850-2000
- 美容整形
- アヴァター
- 人形論
- 増渕宗一『人形と情念 (現代美学双書 4)』
- 菊地浩平『人形メディア学講義』
演習I 第3回
講義
- ゼミのスケジュール/発表の順番ぎめ
- 卒業論文の書き方
- さまざまな教科書・入門書の紹介
- 資料の調べ方
- 図書館を探る
- 日本十進分類法(NDC)区分表
- OPACで図書館の蔵書を調べる=DOORS(同志社大学図書館)
- 図書館の契約データベースを検索する
- 図書館を探る
-
- 公開されているデジタル・アーカイヴを探る
- アーカイヴ/アーカイヴズとは何か?
- 佐藤守弘・連載「巨大な書庫で迷子になって」『AMeet』ニッシャ印刷文化振興財団
- 座談会 アーカイヴと表象文化論の現在 阿部崇×佐藤守弘×田口かおり×土屋紳一 | 小特集:アーカイヴの表象文化論 | Vol.33 | REPRE
- アーカイヴ/アーカイヴズとは何か?
- 大学のアーカイヴ
- 図書館のアーカイヴ
- 美術館のアーカイヴ
- デザイン・ミュージアムのアーカイヴ
- アーカイヴをつなぐ
- ヨーロピアーナ EU加盟諸国のアーカイヴ横断検索
- Digital Public Library of America (DPLA) アメリカ合衆国のアーカイヴ横断検索
- ジャパンサーチ
- 公開されているデジタル・アーカイヴを探る
芸術学特論1 第3回
コメント返し
講義
- 展示の記号論
- 佐藤守弘「眼視の力——コミュニケーションとしての商品展示」
- 展示の意味作用
- クシシトフ・ポミアン『コレクション: 趣味と好奇心の歴史人類学』
- ロマン・ヤコブソン「言語の二つの面と失語症の二つのタイプ」(『ヤコブソン・セレクション (平凡社ライブラリー)』)
- 隠喩/メタファー(月見うどん)と換喩/メトニミー(きつねうどん)、そして提喩/シネクドキ(親子丼)
- →C・S・パースによる指示対象との関係に着目した記号の3クラス:アイコン(イコン)、インデックス、シンボル
- ロラン・バルト「記号学の原理」(『零度のエクリチュール』旧版)
- 展示の諸機能
- 指示的機能
- 主情的機能
- 動能的(働きかけ)機能
- 交話的機能→交感的機能
- メタ言語的機能→メタ展示的機能
- 詩的機能→触知的機能
- 岸文和による「イメージの諸機能」(岸、島本編『絵画のメディア学: アトリエからのメッセージ』)