インド最強w旅行記その3 神様編

そうなんですよ。神様ですよ。
これを忘れちゃいけませんね。インドは神様の国です。とっても神様大事の民族です。
日本だって、八百万(やおよろず)の神のおわす国ではありますが、もう、扱いがぜんっぜん違います。
インド人は、いつなんどきでも、神様と一緒♪ なんです。
なんせ、子供の名前に神様や聖者の名前を貰うことなんて超普通w





ちなみに、インド国民の80%はヒンドゥー教徒
ヒンドゥーには、3億3千万の神様がいらっしゃるそうですw
と言っても、これは正確に数えたわけではなく、『ものすごくいっぱい』の意味だと思います。
3のゾロ目って、仏教でも言われているけど、把握できないほどいっぱい、
みたいな意味があるんですね。
例えば、京都の三十三間堂。あの33の意味は『世界中に満ち満ちた仏』という意味もあるそうです。
ヒンドゥーのビシュヌ神も、その性格を受けた観音様も33変化身をお持ちだそうですが、
ま、ようするに、無限に変化する、という意味だと思います。
それに、3億3千万の数には、ダブってるというか、化身としての姿も含まれているし、
混合されているものもあるので、数にこだわる必要も無いと思いますが。




さて、その中でも、元を正せば宇宙創造にかかわる3神、ブラフマー・ヴィシュヌ・シヴァが、
いわゆる三大神様として重要な位置におられます。
宇宙の創造説もいくつかあるんですが、広くは、ブラフマーが宇宙を創生し、
その維持にヴィシュヌ、破壊と再生にはシヴァがあたっている、というお話が主流のよう。
今回行った範囲(デリー・ハリドワル・リシケシ)では、シヴァが圧倒的な人気。
地方ではそれぞれ崇拝する神様が違ったりするけど、多くはシヴァが人気なのではないかな。
南インドはよく知らないけど。




ブラフマーはほとんど見つけることが出来なかったなぁ。寺院も少ないらしいし。
ビシュヌは少し見かけたけど、画像が撮れなかったw 
ちなみに、よくヨガで言われるハリ・オームのハリはヴィシュヌのことだそうで。




↑手元の本から。わかりにくくてすみません。
左からブラフマー・ヴィシュヌ・シヴァ。スター勢ぞろいw
とりあえずブラフマーは顔がいっぱい。ヴィシュヌは右手に円盤。
シヴァは頭から水。コブラのネックレスと覚えて下さいw





もちろん、この3柱の神だけではないですよ。町中にいろんな神様がおられますもん。
それぞれの、由来というかお話しは、キリがないので今回は説明しませんが、
いつか改めて書きたいと思います。






↑特に人気なのはガネーシャ
縁起ものというか、商売繁盛とか学問の神様でもあるので、やたら見かけます。
日本でも、インド料理屋とかによくおわすw





ハヌマーンもよく見かけた。お猿の神様。
西遊記孫悟空のモデルと言われている。ティラキタ さんのプレゼントカードから。





↑左シヴァ。右ドゥルガー
ドゥルガーはシヴァの妻のパールバティーの変化とも、土着信仰の女神とも言われます。
戦いの女神様。同じくパールバティーの化身と言われる破壊と殺戮の女神カーリーってのもいますが、
今回は見かけなかったなぁ。もっと南の方で人気なのかな?






↑クリシュナー。
親しまれ愛されているいたずら好きな神様。ヴィシュヌの化身とも。





ラクシュミー
仏教では吉祥天。手から金貨がザラザラ出てますね。幸福と美を司る女神。





サラスヴァティー
日本では、七福神でお馴染み、琵琶を持った弁財天。弁天様ですね。





↑白鳥に乗っている女神さまガーヤトリー。
ヨガ大学や、シバナンダアシュラムにおられたの。
そう言えば、よくガーヤトリーマントラって聞くよね。ヨガ関係で。




車内のバックミラーには、日本ではよく交通安全のお守りがぶら下がってますが、
それと同じように神様がプラーン。今回はガネーシャハヌマーンを見た。




もちろん、神様を讃えるお祭もいっぱい。


↑これはハリドワルだったかな? 
聖なるガンガー(ガンジス河)のお祭があって、夜にはすごい人出。
ガンガーを讃える歌を歌いながら、お花と蝋燭を乗せたお皿みたいなのを流してました。
精霊流し(灯籠流し?)みたいですね。




もちろん、ヒンドゥー以外の宗教も、迫害されることなく共存しております。
イスラム寺院だって、キリスト教会だってあるし、ちょっとびっくりしたのが、
ま新しくバカでかい仏教寺院があったことかな。
最近、インドでも仏教が復興しつつある、というのは聞いていたのですけど。
ダライ・ラマの影響とかあるのかなぁ。それとも、この5年10年の激変によって、
必要が出てきたということなのかなぁ。たしか、仏陀はヴィシュヌの化身のひとつで、
邪教を伝えて悪鬼を地獄に落す役目だったはすだけどwww
ちなみに仏教では、ブラフマー梵天(釈迦に布教を勧めた人)、
ヴィシュヌは聖観音菩薩、シヴァは十一面観音らしい。もっと他にあるかもしれない。




もう、宗教や神様については、ホントにキリがないのでこの辺にしておきますねw
とにかく、インドでは、信仰が人々の生活に生きているということです。
ムンバイとかは、もう、それも薄れてきてるのかな、とも思いますが。




【インド最強w旅行記その4 スタァ編】に続く。