Hatena::ブログ(Diary)

BLOG@NO/ON(避難所) このページをアンテナに追加 RSSフィード

2016-11-07

立冬。ぼちぼち、こごえる手をかじかみながらのキーパンチ

[]宇宙探偵マグナス・リドルフ 01:48 宇宙探偵マグナス・リドルフを含むブックマーク

初老の一見して物腰ソフトな紳士にして数学者、副業は銀河を股に掛けるトラブルシューターのマグナス・リドルフの事件帖ということで、ミステリー部分よりとうぜん博物誌的な部分が面白い(あと腹黒世間知合戦も)。かといって、昔ながらの推理小説の醍醐味である犯人探しの過程がつまらないかといえば決してそんなこともなく。個人的には、作家ヴァンスにここまでくだけた側面もあったのだなあと今になって感心しきり。

[]裸はいつから恥ずかしくなったか 01:55 裸はいつから恥ずかしくなったかを含むブックマーク

黒船来航の頃、日本に上陸した異国人がおどろく光景があった。それは入浴の裸体をさらしても、若い娘でさえ恥ずかしく思わないという庶民の姿。そこを基点に当時の出版物や記録書を時代とともに辿って、比較的短期間に人々の裸体への意識が変遷していった事を突きとめる。…日本人がいわゆる“外圧”に素直に弱いのは、150年前から変わらないらしいと思わず納得してしまう。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/tataki/20161107

2016-11-02

例年は食べない(というか植木の存在に気付かなかった)庭のザクロの実、その貧弱な粒を好奇心から半玉分食べたところ(かなりエグい口当たり)、一日後に腸のあたりが妙に張った。それから寝付くまで「またぞろノロウィルスだったらどうしよう」と不安でたまらなかった…

[][]セイバーキャッツ(全5巻) 04:17 セイバーキャッツ(全5巻)を含むブックマーク

この作品を知ったのは今からおおよそ20年前、角川書店マルチメディア部門がおそらく最も精彩を放っていた頃に発行されていた雑誌『コミックGENK』を立ち読みした際にだった。ヒロインであるチカが寂しさを吐露するくだりが非常に印象に残ったのは、たぶんそれまで自分が読んだことのある山本氏の作品の多くがまとっていたコメディの雰囲気と似ていなかったためかもしれない。あるいはもっと違う理由かもしれない。どちらにせよ、こうして物質の形を取らない電子書籍という機会を経て、この作品にふたたび出会えた事は二重の意味で自分には喜びとなった。独自性の高い拳法漫画であり、なによりスマートかつコンパクトな青春映画のように普遍性のある人生物語だ。成熟した大人にしか象られない世界がここにある。

[][]イティハーサ(全15巻) 04:25 イティハーサ(全15巻)を含むブックマーク

人類の性質、引いては歴史の意味をどうとらえるかという哲学的なテーマを掲げた少女漫画、あるいは日本SF史において確かな存在感を発揮する神代伝奇ロマン。水樹氏の作品の持つ特徴は良い意味でとらえどころがなく、少女漫画の正統的な趣向である繊細さをまとったかと思えば、青年漫画顔負けのドライな戦争観や人生論をみせる。それは、善悪や生死を越えた次元にやがてたどりつく内容自体とリンクしているのだ。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/tataki/20161102

2016-10-26

日中はまだあったかいというかもしかしたら暑いな…

[]帰ってきたヒトラー('15 ドイツ/監督:デヴィッド・ヴェンド) 13:52 帰ってきたヒトラー('15 ドイツ/監督:デヴィッド・ヴェンド)を含むブックマーク

ある日こつぜんと現代のドイツに現れたヒトラー。人々は当初、彼を真に迫るもの真似タレントとしてもてはやすが、最初に見出したテレビプロデューサーだけが彼の正体に気付いて… というストーリーで、コメディから序々に風刺に重心が移っていく構成の巧みさが見所。昔を知る老婆が叫ぶ「最初はみんな笑ってた。私はぜんぶ見てたんだ」という警鐘の重さが今も胸に残っている。現代でも起こっている極端な政治主張への対応が、一世紀前の忠実なリプレイだったと目の前に突きつけられたようで。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/tataki/20161026

follow tataki_noon at http://twitter.com