2007年 第14週。 【右目の神経痛?治療/東京淡々/仙台足で回る/桐野夏生読む/桜と黴】

帰還



黒猫戻る。/もう製造されていない♪トーフィーの「宮本ラッパ」/《威風堂々》のエルガーのことは、アイルランドの音楽家はどう見ているだろう。/午前の新幹線。「ふれあい動物園」以南、栃木・埼玉あたりもなかなかきれいな春景色。/仙台でも「選挙カー」走り始める。/3月末から右目の周囲に痛み。三叉神経節の帯状疱疹ウィルスの再活性化。早期治療。わかっているのに、仙台の皮膚科で余計な写真を見せられる。/明け方寒くて目覚める。/外山恒一さんのユー・チューブでの(問題視されはじめた)都知事政見放送高円寺駅、百人町のライブハウスでの座談会、いろいろなブログで見かける。
「仙台細見」「アラハバキ」と書くが「アラバキ」とも発音する「荒吐」/東北の漆器探査。「さくら野百貨店」の「飽きない」シリーズ。高くね。「会津塗り」は手ごろ。/「藤崎 大町店」2階。山田平安堂。代官山本店って総合小売店かよ。小売店にもブランドがあるのか。/「お昼行こう」と行ってから30分位あれこれ駄弁ってぐずぐずしている我社の男性社員。本当に不思議。/04/05 (Thu) 若林区卸町南側。大和通り沿線に営業で出かける。宮城野駅下車。フルキャストスタジアムの東側。JR貨物の「宮城野跨線人道橋」(約300m)を渡る。宮千代の古い住宅街。「国分尼寺」白萩町のきれいな住宅街。道路拡張買収の途中で歩道が広くなったり、無くなったり。帰りがけ。ルーキー田中投手のホーム初登板戦に集まる群衆を見る。平日デー・ゲームに家族連れがいっぱい。仕事休んでいいらしい(?!)。晴れたり曇ったり小雨が降って突風が吹いたりの変転ある天候の日。/宮城野運動公園では、一部「桜」がほころんでいる。仙台開花宣言は04/06 (Fri)。/アルバイトの女の子が「お待ちくださいました、ませ。」。
「ラジオ(仙台/首都圏)」『悠優音楽』は聞けなくなったか終了。/TBS『エネルギッシュトーク』。札幌の沢則行(人形劇)。/『キック・ザ・官九郎』宮城のお母さん出演で最終回。/『四番中山』『カフェ・ド・カミュ』も最終回。アシスタントの高校生位?の女の子(秋山奈々)のしゃべり方が妙に大人びてる。/植木等死去で昔の歌がかかる。『ハイそれまでヨ』(1962) あたりはいいが、笠置シヅ子に負けていると思う。
「ホルモン探訪」阿佐ヶ谷「ホルモン友ちゃん」。いっぱいで入れない。/仙台サンモール一番街 野仲神社ワキ「BKハウス」のホルモン野菜炒めランチ¥780-。ホイコーローみたいな感じに仕上がっている。赤いパウダーかけて食べた。/『東北都市事典』で「牛タン」の項目読む。塩コショウだけというのはここから来ているのかも。


  

桐野週間。/大岡信「折々のうた」連載ラスト。

「古書」桐野夏生『グロテスク』(2003) 一気に読了。...黒い笑い。頭のオカシイ人の手記という設定は乱歩譲りか。裁判所の場面あたりから、だんだんノリノリになってくる。細かいところにケチは幾らでもつけられそうだが、傑作です。一貫校の内部事情。和恵の手記(細部ノンフィクション参照)。裁判所周辺でのミツルとのやり取りがたまらん。オウム事件まで笑いのめしている。結末もいいんじゃない。「怪物」という表現を繰り返した時点で、この小説のレトリック(世界観?)に取り込まれている。...既存の小説の暗黙の型を少しだけ壊す手法、複数の視点、ある種本能の発達したヒロインが特徴的。/桐野夏生『OUT』(1997)...読了。テレビドラマや映画にした経過があるけれど、トチ狂っていたとしか思えん。原作は改変して当然という程度なんだろう。/...ちなみに『希望格差社会』(2004/11)。/『グロテスク』(03) 『残虐記』(2004) 『アイムソーリー・ママ』(2004)で三部作とか。『OUT』『柔らかな頬』だけでは惹かれなかった。『グロテスク』まで行かないと。実は『ファイアーボール...』「ミロ」ものの最初の作品は挫折してます。/『ラブ&ポップ』『夏の炎』。/ジョイス《ダブリナーズ》...ダブリンの実際の地理。住民。その「共同体」やある「社会階層」にとって意味ある日付。宗教的な習俗が連発。生活感覚では通じるものはあるのだが、「半分位」は分からないといっていいだろう。
「新刊」インドネシアの伝奇小説?《美は傷》(メモだけ)。/嶋中文庫。/新訳《アレキサンドリア四重奏》第一巻〈ジュスティーヌ〉¥2,500-。(メモだけ)/文芸春秋「はじめての文学」全十二巻。よしもとばなな、ダブル村上、宮本輝宮部みゆき浅田次郎川上弘美小川洋子重松清桐野夏生山田詠美林真理子。...宮本、浅田、林はいらないでしょ?/『STEEL BALL RUN Vol.11』。/折口信夫のかぶき論。/フラナリー・オコナー桐野夏生ジョイス・キャロル・オーツという訳にはいかないか。/春秋社の「トーク・オンデマンド」シリーズ。/ちくま学術文庫。民俗学関係けっこうある。
「朝日書評」(メモのみ)『評伝 星新一 〜 1001話をつくった人』『ベンヤミンの迷宮都市』『謎のマンガ家・酒井七馬伝』《排除型社会》『氷上の光と影』《黒人ダービー騎手の栄光》『広告会社は変われるか』『工場萌え』。/広告。《来るべきデリダ》。