WE LOVE KEIBA ~3rd Season

観戦記を中心に競馬の事を書いてます

ジャパンカップ観戦記

2001年より続いているジャパンCの観戦も今年で14年連続となりました。
今年は例年と比べても良いメンバーが揃った。
各世代精鋭が揃い、名実ともに現役最強馬決定戦。
混みそうな予感がしたので、万全を期し朝4時半起きで競馬場へ出撃した。
ところがそれでもすでに負け組ポジション。
ほぼダービーの日と同じような位置から開門ダッシュ
さすがに妥協ポジションでの観戦を余儀なくされたのだった。


今年のJC。面子はいいが、信頼の軸と言えるほどの存在もいない。
1番人気ジェンティルドンナとて、条件的に崩れる要素は少なかったが、唯一あるとすれば5歳牝馬の秋の衰え。
オッズ的にもそれが如実に表れていた。
正直、馬券を絞れなかったので、数打ちゃあたる的にいろいろ買ってみた。
もちろん一番見たいのはジェンティルの3連覇。
それもハープスターとのデッドヒートが見られれば言うことなし。
負けるとするなら若い馬か、世界のジャスタウェイか。
うーん、やっぱ、全然絞れないわ(笑)。


レースがスタートした。先行したのは大方の予想通りの馬たち。
ジェンティルはさすがの好ポジション。
だが不気味なのはやけに折り合ってその前を行くエピファネイア
いつも燃える気性を持て余していたこの馬が実に気持ちよさげ。
菊花賞の圧勝時を彷彿とさせるその姿に、ちょっと嫌な予感がした。


直線向いて一気に突き放しにかかるエピファネイア
ジェンティルドンナはライアンムーアが必死に手綱をしごくものの動きが悪い。
ジャスタウェイが大外に持ち出され伸びだしたが・・・。
時はすでに遅し。エピファネイアがまさかの大楽勝を飾った。



この馬がここまで強いとは・・・。
エピファネイアはずっと弱い弱いと言われた4歳世代においてはキズナとともに頭一つ抜けた存在だった。
それでも気性的にそのすべての能力を発揮するのが難しく、予想外の大敗を喫することも多々あった。
そんな馬をテン乗りで鮮やかに勝利に導いたスミヨン。
悔しいがさすがと認めざるを得ない。



ジャパンカップブエナビスタでの降着があるだけに、この勝利は嬉しいだろうな。



今後乗り役がまた元に戻るのかわからないけど、いつでもこんなレースができるようになれば、まだまだタイトルは積み重ねられる。
ライバルのキズナとの本当の意味での決着も来年以降に出来た楽しみの一つだな。


2着ジャスタウェイはさすがの走り。
ただ距離はこなしても、2000m前後での爆発力はなかった。
3着スピルバーグはもう本物。この日、後方から大外回した馬で唯一伸びた馬。
4着ジェンティルドンナは無念の結果。さすがに往年の力はないか。
たぶんもうこれで引退なのだろう。
2年前のJCでの牡牝3冠馬の激突はいつまでも記憶に残る熱き思い出だ。
5着はハープスター。これも距離なのかな。
ジェンティルとの最初で最後の対決、軍配は姐さんでした。
3歳クラシックホースはワンアンドオンリーイスラボニータともに掲示板を外した。
イスラボニータ古馬に混じるとクラシックディスタンスでは厳しい。ワンアンドオンリーは純粋に能力的な問題か。
こうなってくるとやはり3歳最強はハープスター
実は弱かったのは3歳世代だった?
いずれにせよ、有馬記念もまだあるけど、来年以降は群雄割拠の時代に突入しそうだな。
さて、どの馬が抜け出てくるだろうかね。
今日のところはエピファネイア&スミヨン、お見事でした!



次回遠征予定は年末の大一番有馬記念
ノーホーラに終わった今日のカリを返して、1年を締めくくりたい。