横浜信一・他「マッキンゼー ITの本質」

マッキンゼー ITの本質 情報システムを活かした「業務改革」で利益を創出する (The McKinsey anthology)

マッキンゼー ITの本質 情報システムを活かした「業務改革」で利益を創出する (The McKinsey anthology)

 副題に「情報システムを活かした『業務改革』で利益を創出する」。ITを経営に活かす時代といわれるけど、実際に、どう効果的、効率的にITを活用するかというと難しい。何か役に立つように思えるんだけど、カネだけ食ってしまうということが少なくない。投資効果が本当にあるのかどうか、適正な金額の投資かどうかもわからない。ITそのものの技術革新も激しいだけに、さらに評価が難しい。てな問題意識で、勉強してみました。結局、ITのためのITになってしまう愚をどう避けるのか。現状のITコストを「見える化」したうえで、5年後、10年後の経営、業務をどう考えていくのか、という認識をきちんと持っていないとダメということね。

上杉隆「官邸崩壊ーー安倍政権迷走の一年」

官邸崩壊 安倍政権迷走の一年

官邸崩壊 安倍政権迷走の一年

 あまりに面白くて、あまりに情けなくて一気に読んでしまった。しかし・・・。これを読むと、安倍前首相は著しく政治リーダーとしての資質を欠いていた。結局、復古主義を許してしまい、官僚天国、利権政治天国となってしまった。官邸崩壊は参院選敗北までだが、その後、首相退陣、福田政権となった今、事態はもっと悪化している。「戦後レジームからの脱却」を叫んだ安倍前首相は、その「憂国の情」にもかかわらず、結果として国家崩壊に近い惨状を生み出してしまった。続編はどこで書かれてるのだろう。

福田内閣も支持率急低下

日本経済新聞社が14?16日に実施した世論調査で、福田内閣の支持率が43%と11月の前回調査より12ポイント低下した。不支持率は13ポイント上昇の46%で、9月の内閣発足以来初めて支持を上回った。海上自衛隊によるインド洋での給油活動に関しては「再開すべきでない」が44%を占め、39%の「再開すべきだ」と逆転した。

 福田内閣の不支持率が支持率を上回る。とぼけた味は、親しみやさ、包容力とみえるときもあれば、ごまかし、無責任とみえるときもある。前者から後者へとイメージが移行してきたのかもしれない。内閣の方向性が定まらず、官僚主導を崩せないという点では、安倍政権と変わらない。こんな調子が続くと、問題はあっても、一度、民主党に政権を渡した方がいいのではないかという空気が世の中を支配してくるのではあるまいか。

サッカーのクラブ杯、ACミランが優勝。浦和が3位

サッカーのクラブチーム世界一を決めるトヨタクラブワールドカップ(W杯)(読売新聞社協賛)最終日は16日、横浜国際総合競技場で行われ、決勝では欧州代表のACミラン(イタリア)が南米代表のボカ・ジュニアーズ(アルゼンチン)を4-2で破り、初優勝を飾った。クラブW杯での欧州勢の優勝はこれが初めて。

 ACミランが首位というのは当然という感じがするが、浦和が3位に入ったのはすごいなあ。ミランと1点差だったのは、ホンモノだったのかも。

フィギュア、女子・浅田、男子・高橋ともに2位

フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルは最終日の15日、当地のパラベラ競技場で全4種目のフリーがあり、女子はショートプログラム(SP)6位の浅田真央(愛知・中京大中京高)がフリーで1位になり、計191.59点で2位となった。前々回優勝、前回2位で3年連続の表彰台。SP4位の中野友加里早大)は計172.96点で5位に下がった。SP首位の金妍児キム・ヨナ、韓国)が計196.83点で2連覇を飾り、カロリナ・コストナー(イタリア)が178.93点で3位。男子SP首位の高橋大輔(関大)はフリーで2位となり、計238.94点で2位。日本男子初の優勝はならなかった。高橋も前々回3位、前回2位に続き3年連続のメダル。

 女子の浅田はショートプログラムでは6位だったわけだから、急追。高橋はSPでトップだったが、首位を守りきれず。ただ、攘夷に絶えず日本勢が食い込むようになったのは大したもの。