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今日もあっついねー・・・
赤々丸
こんな時は*1、これヽ( ´ー`)丿
- 作者: 内田美奈子
- 出版社/メーカー: 新書館
- 発売日: 1992/11
- メディア: 単行本
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赤々丸 2(ISBN:4403610765)
- 作者: 内田美奈子
- 出版社/メーカー: 新書館
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- メディア: コミック
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価格:各巻 ¥473(税込)
こないだ図書館で借りてきた本の息抜きに。
「BOOM TOWN」、最後の1編っての、読みたいものだ・・・
*1:どんな時だっての
企業戦士ばっかりじゃないけどさ。
結局のところ、あくせく働き続けないと生活ができないという、この点が最大の問題なんじゃないだろうか。
少しでも多く働く、すなわち残業・休出を辞さず、稼がないと生活できない。
家も建たないし車も買えない、子供をいい学校に入れていい就職先にも入れられない、おしゃれな服も買えないしおいしいものも食えない、温泉にも行きたいし海外旅行にも行きたい。
なんだ、結局贅沢ばっかりジャン、と思うけれど、所詮これらが(程度の差はあるにしても)庶民の生活だったりもする。
せっかく共稼ぎで少し余裕もあったし貯金もできたのに、子供が生まれたら霧散してしまう。
だったら元の生活を取り戻すためにまた共稼ぎをするために保育園を・・・
なんだなんだなんだ、堂々巡りジャン。
最近切実に思うのは、昔お父さんはズボンの後にタオルだか手ぬぐいだかをぶら下げて、川の土手を夕日を浴びながら鼻歌まじりで自転車で帰ってきたよな。*1
あれ、ホントにいいな。
のんびりした生活だな。
あくせくしないでいいし、うちに帰って子供がすっ飛んできてよじ登ったりしても「こらこら」とかいいながら笑って遊んでやれるしな。
CMでもこんなシーンは流れるわけだし、例えば木造の平屋で縁側に腰掛けてお茶を飲むとか、「ものよりおもいで」なんて、けっこうみんな「ホントはこうなりたいよね」なんて思ってるんじゃないの?
戦前の話だよね、きっと。
戦後は産めよ増やせよ高度経済成長だもの。
最初はやりがいもあったサ。
給料も増えるしさ、たまにはスキヤキも食べられるようになったかもしれない。
でも、そのうちどんどん、残業残業休みも返上しないと生活できないようになっちゃった。
なぜ?
みんな贅沢になっちゃったからか。
給与水準が低いからか。
物価が高いからか。
そんなの、バブルも過ぎたし、少しずつ変わってるかな?
家族のために、自分のために時間を確保する。
できるだけ残業をしない、休出をしないで済むように工夫する。
個人じゃなかなかできないけど、雇用者側にも意識をするところが出始めてない?
「働きたいから子供を預けたい」だけじゃなくなってきてない?
どうだろう。
*1:きたろうがやってたな。
お父さんの自転車
さて、お父さんは自転車に乗って夕日を浴びて帰ってくる。
お母さんは?
お母さんはうちで取込んだ洗濯物を子供にたたませながらご飯の支度をしてるでしょ。
あるいはそこらで遊んでる子供に「そろそろお父さんが帰ってくるからね、ご飯だよっ!」なんて言うんだ。
逆ならどう?
お母さんは自転車に乗って夕日を浴びて帰ってくる。
お父さんはうちで取込んだ洗濯物を子供にたたませながらご飯の支度をしてるでしょ。
あるいはそこらで遊んでる子供に「そろそろお母さんが帰ってくるからな、ご飯だぞっ!」なんて言うんだ。
どちらかが主に外で働いたり同じくらいだったり、分担したり。
北欧のどこだかでは、夜が長いこともあるんだろうけれど、家にいる時間を使って家を建てることもあるらしい。
難しいところや力がいるときは近所の人や友達が手伝ってくれるのサ。
家族のために使う時間がない社会というのは必然的に歪むでしょ。
夫と妻、子供と親の接点がなければ、お互いに信頼も尊敬もない。
ご近所や友人関係もおんなじだと思うな。
昔から「オトコは外で働きオンナは家を子供を守る」と言われてきたけれど、誰がそんなことを決めたの?
「歴史的事実だからゆるがせにできない」とかバカなこと言わないでサ。
儒教が入ってきた頃からなのかな。
それよりもっと前からあった?
例えば、昭和二年発行の「尋常小学修身書巻六 児童用」(甲南女子大学 菊池真一氏のサイト)には次のような一文がある。
第二十一課 男子の務と女子の務
男子も女子も人として国民として行ふべき道に違はありません。男子が世の繁栄をはからねばならぬと同じ様に、女子もそれをはからねばなりません。また女子が身もちを慎まねばならぬと同じ様に、男子もそれを慎まねばなりません。
かやうに、人として国民としては違はありませんが、男子と女子とによつて、それ/゛\実際の務はおのづから別れて居ります。
男子と女子とは生まれながらにして身体も違ひ性質も違つてゐます。それで見ても、その務がおのづから違ふことは明らかであります。強いことは男子のもちまへで、やさしいことは女子のもちまへです。国・社会・家を安全に保護していくやうなことは男子の務で、家庭に和楽を与へ、また子供を養育するやうなことは女子の務であります。
我等の父母が家庭で実際に行つてゐる事は、すなはちこの男子の務と女子の務との主なものであります。父は一家の長として家族を率ゐ、家計を支へ、また外へ出ていろ/\な仕事をして働いてゐます。母は主婦として内にゐて父を助け、家をとゝのへ、我等の世話をしてゐます。
男子と女子とがよく調和して各その務を全うしていけば、家も栄え国も栄えます。
こうして「父親・母親のあるべき姿」だとかそういうものを押しつけられてきた歴史が逃げ場をくれる。
高度成長を背景に、父は「仕事」を「していればよい」ことになっちゃったんじゃないの。
何しろ汗水さえ垂らして働いていれば*1、それが如何に自分や家族のためにならなくても、いくらでも言い訳ができてラクだし。
母には「家をきちんと守れ」なんて言っていればよかったかもしれないし。
妻も子供も顧みなければ、そのうちいないのと同じになっちゃうよね。
何かあって「どうしましょう」と言われたって、なんだなんだオレは知らないぞなんてウロたえるばかり。
それじゃ何の役にも立たないばかりか尊厳も何もあったもんじゃない。
お父さんだからもお母さんだからもなく、仕事が終わったらいそいそと帰ってきて一緒にご飯食べようよ。
おいしいよ。
*1:本当は「付き合いだっ!」と飲んだくれたりゴルフばっかりでも
「お互いに尊重し合う」ということ*3
さて。
どうしたら川の土手を自転車乗って夕日を浴びつつ鼻歌まじりで帰って来られるようになるか。
あるいはまた路地で遊ぶ子らに「ご飯だぞー」と声を掛けつつ暮らせるようになるか。
ホントはね、あんまり働かなくても生活できるのが一番ですね。
だから、「オンナだってオトコとおんなじようにやりがいのある仕事を持ってバリバリ働きたい」ってのはよくわかるんだけど、例えば結婚したら、子供が出来たら、これは父も母も隔てなく、家族が向き合って生きていけなくちゃ意味がないと思う。
家族がどうあるか、夫が妻が母が父が子がどうあるか、これはそれぞれの家族が考えること。
人に教えてもらったり理想を提示してもらったりする問題じゃない。
家族のあり方もそれぞれの役目も立場もいろいろだけど、そもそも人そのものもそれぞれいろいろ。*1
いろんな人がいていろんな生き方があるわけでしょ。
どれがホントの生き方だとか人間としてあるべき姿だとか決められることじゃない。
それぞれがそれぞれをできれば認め合って、仲良くできるところは仲良くして、そうじゃないところは残念だけど出来るだけお互い邪魔にならないようにして生きていけるといいな。
結局のところ、この「お互いに尊重し合う」ということはやはり根本になるんじゃないのかな。
「個の尊重」をきちんとしたカタチで啓蒙する。
たぶん今まで、これに失敗してるってことだろうと。
戦後の民主化なんて言ったって、いろんな経緯があって憲法も教育基本法も疎かにされてきたんだもの。
「個人の尊厳」がちゃんと守られているとは到底思えない社会になっちゃった。
ここはひとつ踏ん張って、何とか道筋を付けて行かないと大変なことになっちゃうかもしれない。
「個人の尊厳が行きすぎると生徒が殺し合いをするようになる」なんてことをおっしゃるお方のいる自民党は「『基本的人権の尊重』については行き過ぎた利己主義的風潮を戒める必要がある」とか言う。*2
「婚姻・家族における両性平等の規定」を見直すとも言う。
「社会連帯、共助の観点から社会保障制度を支える義務・責務のような規定を置くべき」なんてことまで言う。
民主党にしても、憲法は「国民一人ひとりがどのような価値を基本に行動をとるべきなのかを示すもの」だと言っている。*3
憲法九条を何としても護ることも確かに大切なんだけど、そこにばかり目を向けていて「何とかうまいこと改悪してやろうとする精神」に目眩ましされちゃいけないぞ。
ヘタをすると本当に「国民憲法審査」なんてのを実施して、「憲法に沿った国民であるかどうか」を審査されちゃうかも。
やっぱりね、きっと一人ひとりがなんとか踏ん張らないとね。頑張るよ。
経団連「武器禁輸再考を」 防衛予算減に危機感(asahi.com)
このご時世に、いくら商売とはいえこんなことを言い出す。
「一律の禁止ではなく、国益に沿った形で輸出管理、技術交流、投資のあり方を再検討すべきだ」
何が国益か、それをよく考えようとしないアタマ。
武器三原則見直しを批判 経団連提言で河野議長(北國新聞 - 共同通信社)
河野洋平衆院議長
「もっと武器を輸出できるようにしようとの提言が出てくるのは、安易に看過できない」
「経済界だけの話なら経済界の人に反省を求めたら良いが、政界と連動して(見直し提言が)出てきたとしたら非常に由々しき問題だ」
いちおうの良心がいることはいる。
東洋水産「麺づくり 合わせ味噌」
暑いときこそ熱いものを(笑)。
ノンフライ麺も、「麺づくり」というだけあるかどうかは別にして、こういうシッカリした味のスープには違和感が少ない。
後入れの「赤・白合わせ味噌」は袋を開けたとたんに味噌の香りがして好ましいが、味噌味はどうもニンニクになってしまうのが残念。
それはそれでおいしいと思うが、そこまでしなくてもいいジャン、と感じてしまうのだ。
「たっぷりのキャベツ、にんじん、玉ねぎ」は、オッケーです。