国語辞典サーフィン

国語辞典サーフィン - NHK

 

 

番組ページ|読むらじる。|NHKラジオ らじる★らじる

 

 

 

サンキュータツオ氏のことは、午前中のNHKラジオ「すっぴん」のときに楽しく聞いてて、お笑い芸人のイメージは無く、国語辞典の先生!というイメージ。

すっぴんアンカー?のアナウンサー藤井綾子さんにびしびし仕切られながらも、たまには「アヤコ!しっかりして!」みたいに、反逆ではないが、他の曜日レギュラーは絶対しない呼び捨てをしたりして、藤井アナも結構喜んでいたと思う。

 

そして新しいこの番組、ずっと聞いているがめちゃくちゃ楽しい!

街頭インタビューで「国語辞典になったつもりで○○という言葉を説明してください」というコーナーでは街の人の説明を受けてのサンキュータツオ氏と柘植恵水アナの掛け合いも楽しい😀

それを踏まえてサンキュータツオ氏の「前」についての説明をきいて、目からウロコ!

わかって何気なく使い分けていても人に説明できるのとは別だな。

空間を表す時は「自分の目👀のある方」が前、前方だが、

時間を表す場合は過去から未来への時間軸の中で「いま自分がいる時点よりも過去のこと、つまり後ろ!?」

これは、外国人が日本語を学習する場合に混乱するだろう。

たが私自身、英語で最新ニュースのことを

「the latest news」つまり、1番遅れてやってきたニュースと言うと知った時になるほど!と思ったことを思い出し、きちんと説明を受ければ腑に落ちるものかなと。

 

読むらじる、で文字起こしもありますよ!

成瀬は天下を取りに行く 成瀬は信じた道をゆく

宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく』特設サイト | 新潮社 (shinchosha.co.jp)

 

2024年 本屋大賞受賞作

 

2作ともとても楽しかった~ハマりました。成瀬と成瀬周辺のひとたちに!

「成瀬は天下を取りに行く」、を軽い気持ちで聞き、ずっとこちらに記録しそびれていたら続編の、「成瀬は信じた道をゆく」、も配信が始まり聞いた。

(なお朗読を聞いているため、人名、地名などの表記が不明なものはカタカナで書くことがあります。検索などして書くこともあります。。)

 

先月だったか、大竹まこと氏がラジオでこの作品のことを話しておられた。メモも取らなかったのであやふやだが、

『この作品はすでに読んでいるが、オーディブルにもあると知り聞いてみた。

しかし本で読んだ時に自分の脳内で登場人物の声で再生済みなので、人の朗読では違和感がある。

大好きな漫画(タイトル聞いたが失念)がアニメになった時にも、同じように、この声じゃない!笑、と違和感を持った』そうで。

あーそれは思い入れのある作品ならそういうことになるかも。つらー。

 

私はそこは問題なく聞けた。関西弁については気になるアクセントが無くもなかったが、関西と言っても地区や人によって違うだろうし、特に引っかからず。

 

続編ともに成瀬の動じなさがすごい。

同じマンションで生まれ育った成瀬あかりと島崎みゆき。

幼稚園ではなんでもできる成瀬はすご〜い!とみんなにもてはやされていたが、小学生で学年が進むと成瀬の独特さ加減に周りが引いている感じ、小学生女子の空気を読む感じ(いじめ寸前、というかほぼいじめ)などの描写がきめ細かい。

後にゼゼカラ!でコンビを組みM1グランプリに出場するなど公私共に仲良しの島崎でさえ、「成瀬さんって変わってるよね」的なことを言う女子に話を合わせてしまうに等しいようなこともあるなど(言い回し、、)。

文化祭やM1での漫才が、うまくできていてすごい!

お笑いはあまりわからないけど、作者はかなりお笑い好きらしい。

 

 

 

西武大津店の閉店前からはじまり、成瀬とはまったく接点のなさそうな人々がゆる~く関わりながらそれぞれのドラマが展開し、楽しめました!続編読みたい。

 

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新潮読書クラブ第一回 山田詠美「蝶々の纏足・風葬の教室」

Audible版『新潮読書クラブ 第一回 山田詠美『蝶々の纏足・風葬の教室』 』 | 瀧井 朝世, 村田 沙耶香 | Audible.co.jp

 

瀧井朝世氏、村田紗耶香氏の対談(公開対談?)

最近Amazonオーディブルで村田紗耶香著「コンビニ人間」を聞き(出版当初に単行本で既読)、既読なのだが、すごく楽しめた。忘れていることもいっぱいあった。

前に読んだときもとても楽しめたことを思い出す。

 

男のひとを「飼う」みたいに「結婚」するとき(説明は省きます)、お互いの利害が一致してウィンウィンだ!みたいな展開も斬新だけどなるほど!と単行本を読んだ当時も思った。

そしていま再読(聞いて)これがまるで、いま放送中の朝ドラ「虎に翼」と同じじゃん!とおもったのだ。

周囲からの「結婚」への圧力がすごくて、結婚したら周囲が鎮まる、みたいなところ。

状況やその後の展開は全然違うけど。。

 

で、ほかになにか村田さんの作品はないか?検索したらこの読書クラブ(編集者との公開対談?)がヒットしたので聞いた。とてもいい!

これは村田紗耶香氏の作品ではないが、彼女のしゃべり方が好きなので、オーライ!満足~

以前、テレビで「僕らの時代」だったか?で出演されたときのおしゃべりが本当に正直な感じでものすごく好感をもった。

その時と変わらない印象で誠実に言葉を選び、まあまあ早口で一生懸命説明する。

同じ本を何度も読むタイプで、あまり数は読んでいないとのこと。

山田詠美さんの作品を数冊常にカバンに入れて何度も繰り返し読み、そのたびに新鮮。発見もある。と。

言葉の選び方、字の選び方も完璧で素晴らしい。

何度も読んでいて、内容も知っているはずなのに忘れていて「どうなるんだろう」とドキドキしながら読む。ほんとですか!笑

 

私自身も、たまに、既視感があるなあ?とおもいながらかなり読み進んでから「あ!やっぱり前に読んだわ。」ということがあるので、村田さんが堂々と発表されて(ちょっと、いやかなり違うけど笑)すごくほっとした。

山田詠美さんの作品、何冊か読んだが、この2作品は未読なのでぜひ読みたいです。

読んでないんか~い。すいません。。

流浪の月 Amazonオーディブル 映画

https://www.amazon.co.jp/%E6%B5%81%E6%B5%AA%E3%81%AE%E6%9C%88-%E5%87%AA%E8%89%AF-%E3%82%86%E3%81%86/dp/4488028020

 

 

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2020年本屋大賞受賞時、2022年映画公開時にも

気になりながら触れてこなかった作品。

タイトルが何かさみしげで(個人の感想です)深くは内容を調べたりもしなかった。

オーディブルにあると知り、これなら受け身だし、無理なら止めれば良いと聞いてみた。

とても聞きやすく、情景を脳裏に描きながら聞く。

心配していた悲惨なシーンも出てはくるが抑制がきいており、それよりも物語の続きが知りたくてどんどん聞き進む。

親戚に預けられている小学生女子「更紗(さらさ)」が、学校帰りにその家に帰りたくなくて、雨の日に公園で声をかけてきた男子大学生「ふみ」のアパートについていって数ヶ月暮らす。更紗が行方不明者になっているとニュースで報じられ、2人で出かけた先で通報され、「更紗」は元の親戚の家に戻され「ふみ」は誘拐犯(小児性愛者と報道される)として捕まる(19才なので補導?)。

 

それから15年後くらい?に話が飛ぶ。

更紗はどこへ行っても、「小児性愛者に誘拐されたかわいそうな女の子」という目で見られ同僚にも心配してるふうを装い好奇の目で見る人もいる。当時のニュースや野次馬がアップした保護された時の動画などが出てくる、という苦しみ。。

同棲中の彼氏がいて、彼もそれを承知なのであるが。。親にどう話そうか考えているし、でも更紗の性格や家事を一生懸命していることなどを知ればきっと許してくれるはず。と言う。。許す?。。。

上司は更紗に、正社員登用にチャレンジするように勧めてくれる。彼氏からDVを受けているのではと察し、本気で更紗が経済的に自立できるようにと心配してくれていて親身になるとはこういうことだと救いを感じた場面。

 

そんな時に再会する更紗とふみ。

あの2人がまた会っている!彼女は誘拐犯に洗脳されている!

と、週刊誌にさらされ、過去の事件が蒸し返され、正社員登用の話は無くなる。。

容赦なくふたりを苦しめることが次々とおこるが、今回のふたりは負けないのだ!勝ち負けじゃないけど。

(と、急にまとめてしまった笑)

 

 

まったくこの作者、凪良ゆうさんのことを存じなかったのですが。

続けて聞いた作品「汝、星のごとく」にも通じるものがあるように思った。

報道やデジタルタトゥーなどに苦しむ人。

周囲(職場、親戚)の無理解、無神経、思い込み。

そんな中にいるひとにぎりの理解者に救われること。

作者はこのものがたりの中に様々な思いをこめたのかな。

私自身が中高生の頃にこれを読んだらどう考えたかな。とも思った。

 

続けて映画も見た。

原作に沿っていて、抑制の効いた映像の美しい作品でした。

子役の女の子が良かったな。

 

 

男女7人夏物語

bs.tbs.co.jp

BSTBSで再放送中と知り、第3話をTVerで追っかけ。

さらに後日第4話鑑賞。

時代を感じる笑。

電話機のコードを部屋中引っ張って移動しながら電話する。

留守番電話をつけたから、いまから電話かけて試しになにか吹き込んでくれない?的なことを頼む(大竹しのぶからさんまへ)

会社から相手の会社へ私用電話をする(あったあった笑)

グランドピアノの周りにカウンター?が設置されていて、そこで飲んだり食べたり。バブル真っ只中か。

タバコスパスパ、煙モクモクも時代。。

セリフもテンポよく、みんなパワフル!

さんまがモテるのも納得、大竹しのぶ可愛い😍

 

1986年7月〜9月TBS系金曜日21時〜ドラマ

脚本 鎌田敏夫

 

(不適切にも程がある、にドンピシャの時代?)

離婚なふたり

https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%80%8E%E9%9B%A2%E5%A9%9A%E3%81%AA%E3%81%B5%E3%81%9F%E3%82%8A%E3%80%8F/dp/B07QF1LJ8C

 

リリーフランキー小林聡美という、大好きな2人のドラマなのに。

アマプラでずっとオススメされていたのに。

2019年、テレ朝系で深夜に1時間ドラマの前後編で放送されていたのを知らずにスルーしてたようで、自分のアンテナに引っかからなかったもんだから知らんぷりしてたのかな。

何故か見ることになり、見始めたら面白い🤣

というか冒頭数分にリリーフランキー演じる脚本家の仕事現場と家でのふるまいの様子を見ただけで、小林聡美演じる妻が離婚を切り出す瞬間に「そうだそうだー当然よ~!」と共感してしまう(笑)

セリフのテンポが心地いい。

渡辺真起子小林聡美の掛け合いサイコー。

「なんかあった?」

「今だ、っておもっちゃったんだよね」

「ネットオークションじゃないんだから」

(中略)

「ブーツ脱いだら靴下も一緒に脱げちゃったかんじ?」

岡田将生(弁護士)くんのキチキチした感じもめちゃ良い。

ドラマ後編で劇中劇が少しだけ出てくる。そこで夫婦を演じる小澤征悦松本まりかの芝居がとてもよくて!松本まりかさんいいわ~

リリーさんが脚本書いてるドラマチームスタッフ若い女性がスラっとしてキレイでセリフがとても自然で気になって調べたら、長井短(ながい みじか)さんだそうで。名前のインパクト!

脚本・樋口卓治

監督・吉田大八

 

5/5追加・アマプラにおすすめされても見なかったのは、サムネイルの写真が映画「ぐるりのこと」と被ってたから。かな?たぶん(^^)

ぐるりのことではリリーフランキー木村多江と夫婦役で金屏風名前に立ってる写真。

離婚なふたりでは小林聡美とトロフィー持って立ってる。

 

異人たちとの夏(映画)

 

いま楽しみに聞いているラジオ、NHKFM「朗読の世界」。

異人たちとの夏(朗読の時間) - yukkeko’s diary (hatenablog.com)

篠田三郎の淡々とした朗読に脳内で映像を作り上げながら毎回うっとりと聞き惚れている。

すでに映画になっていることは途中で知ったが、さらにAmazonprimeで視聴可能と気づく。

ということで見て先に結末を知ってしまいました。

放送はまだ数話残っている時点で。。。

ひでおの両親が住む浅草のアパートは想像とは違っていたが、アパートの外階段が画面に向かって左下から右上に向かって付いていて、登りきった角を左に曲がった先に白いのれんがふわふわ見える感じがファンタジックでとてもよかった。その手すりから片岡鶴太郎秋吉久美子演じる両親が「また来いよ」と手を振って見送る場面も。

いいおはなし、いい映画だった~

 

篠田三郎

異人たちとの夏

山田太一

#朗読の時間

amazonのリンクを貼れない~~