1905-1982。シナリオライター、劇作家、小説家、思想家。
ロシアに生まれ、米国に亡命。 著書は『水源』 (1943 翻訳本は2004年ビジネス社から刊行) 、『肩をすくめたアトラス』 (1957)等で、熱狂的な愛読者を持つ。 彼女の作品は、リバタリアニズムの思想的根拠のひとつとされる。
「赤狩り」の時期の非米活動調査委員会(HUAC)で、ハリウッド映画界における「共産党の浸透」について証言したことでも、知られる。
こんにちは、読者の皆さん。今回はアイン・ランドの代表作「肩をすくめるアトラス」について語りたいと思います。ランドの固有の哲学であるオブジェクティビズムが織り交ぜられたこの作品は、個人の自由と責任について深く考察させられました。ランドの思想とこの物語の展開には引き込まれ、自我と社会の関係について新しい視点を提供してくれました。この本は非常に衝撃的なものでしたが、得るものは多かったです。どのようにしてこの作品に辿り着いたのか、そしてこの本の具体的な内容と、それが私に与えた印象について、詳しく展開していきたいと思います。 読んだきっかけ: 私の読書の旅は多岐にわたるテーマとジャンルを探求してきました…
先週、無印良品のカレーをまとめ買いした。種類が豊富で選ぶのが楽しい。昼食にストックや残り物が無いときに食べている。 無印良品の公式サイトに人気投票結果が載っている。 www.muji.com 私が美味しいと感じたのは、以下のクリーミーでコクのある味付けのもの。辛さが足りないときはガラムマサラを掛けてもいい。 パニールマッカニー(カッテージチーズのカレー) プラウンマサラ(エビのクリーミーカレー) マッサマン 今日はいつもより頭が重たかったので、大人しく紙の本を読んでいた。 アイン・ランドの著書『SELFISHNESSーー自分の価値を実現する』と『アンセム』。『肩をすくめるアトラス』を先に読んで…
先週あたりから、梅の花が目に付き出した。寒い日が続くけれど、春の気配を感じる。どん底で迎えた年明けだったが、落ち着いた気持ちで二月を迎えられることに感謝したい。 数日おきに、会社のスマートフォンでメールやメッセージを確認している。ささっと既読にしているが、昨日は職場の方々の活躍を見て少し寂しく感じた。心に浮かんできたのは、これから先に 得意なことで活躍できるか。 稼いでいけるのか。 キャリアが閉ざされたりしないか。 といったこと。なぜそう感じるのか考えてみた。 人と比較して、自分は駄目だと思っている。 稼いでいる・出世している人が偉いと思っている。 会社で働く以外の選択肢がないと思っている。 …
立春を過ぎて春の陽気だ。ダウンを着て歩くと汗ばむくらいだった。 休職から1ヶ月と少し経つ。業務無しの日常生活であれば、問題なく過ごせるまでに回復した。先週は身体の違和感が残っていたが、今週はサクサク動ける。 そして、自然と明日は何をしようか楽しみに考えていることに気付いた。あの本読もうとか、カレー食べたいとか、妹の誕生日プレゼントを探しに行こうとか。ほんの些細なことだ。無理のない予定を組んで、気分転換のように行動する。自然と好きなように過ごしている。 うつ状態に陥っているときは、全てがしなければならないことに思えてしまう。今まで楽しかったことが何にもしたくなくなる。明日なんてきてほしくなくなる…
Goddess of the Market: Ayn Rand and the American Right (English Edition)作者:Burns, JenniferOxford University PressAmazon 「アメリカ市場の女神:アイン・ランドとアメリカの右派」を読む Jennifer Burns著『Goddess of the Market: Ayn Rand and the American Right』(Oxford University Press, 2009) 20世紀のアメリカで最も影響力のある思想家の一人、アイン・ランド。彼女の代表作『水源』や『肩…
共和党のドナルド・トランプ前大統領が勝利を確実にし、喜ぶ支持者=米南部フロリダ州ウェストパームビーチで2024年11月6日、ロイター 「自国第一」の風潮が国際社会に広がっていくのではないか。「選挙イヤー」をほぼ終え、そんな懸念が強まる。 1月の台湾総統選から11月の米大統領選まで、世界人口の約半数に当たる37億人が住む国と地域で主要な選挙が実施された。 世界中を襲ったインフレが人々の生活を直撃し、欧州と中東での二つの戦争が国際秩序を乱す中で問われた民意である。 目を引くのは、政権や与党の敗北、苦戦が相次いだことだ。 日本や南アフリカの総選挙では長年政権を維持する与党が過半数割れした。フランスや…
パワハラ、おねだり疑惑の斎藤前知事が当選した兵庫県知事選の余韻が続いています。様々な報道がなされています。それだけ大きな衝撃だったということなのでしょうか。国政、国会議員たちにも少なからず影響があるようです。 兵庫県知事選のSNS影響に与野党が危機感「党全体でネット対策を」「既得権益への嫌悪」 - 産経ニュース 「民主主義の根幹として表現の自由がある中、有権者に多様な情報の中から自らの意思に基づき判断をしていただくことが重要だ」、政府 林官房長官もそう述べる事態です。 この選挙で示された民意を読み解き分析し、危機感をもって、国政に活かす努力があるといいのかもしれません。そうすればこの国の苦境も…
アゼルバイジャンで開催されているCOP29 国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議で、G7 主要7カ国が「化石賞」を受賞したそうです。 「会議の進展を妨害」 日本などG7に「化石賞」 COP29 | 毎日新聞 「会議の進展を妨害している」、それが理由といいます。COP29では途上国の地球温暖化対策への資金支援が主要テーマになっていますが、その解決策を携えずに会議に参加していることを批判しているようです。「自分たちが引き起こした気候危機を解決するのに、他のすべての国に同等の責任を負わせようとしている」と、化石賞を授与した「気候行動ネットワーク(CAN)」は指摘したそうです。 G7 欧米民主主義…
2024/11/05 衆議院解散受けた、自民大敗と野党の続伸で日本の政治が大きく変わろうとしているこの頃、アメリカの選挙も近く政治も相場も目が離せない そんなこんなで、先月はこちら sibasenn.hateblo.jp 今月はこちら 1.Wealthnavi 円高方向になるかと思ってたらなんと石破政権誕生で円安方向に、円安の影響もじわじわでてきており、日用品も目に見えて値上がりしてきました。とはいえそれ以上に資産も爆増してるようにも見えます。やはり、アメリカ強し! やはり今時点は物価の安い日本でアメリカに投資するのだ正解なのかもしれないですね。 そんなこんなで、アメリカの選挙も開票が進んでそ…
『北日本新聞』二〇一八年八月一二日ほか ベン・ブラット『数字が明かす小説の秘密 スティーヴン・キング、J・K・ローリングからナボコフまで』坪野圭介訳、DU BOOKS AIによる小説の執筆の可能性も議論される昨今、小説を読む上でもコンピュータを用いた試みに注目が集まっている。モレッティによる大量の小説を分析する『遠読』や、アーチャー、ジョッカーズによるベストセラー小説の法則を調査した『ベストセラーコード』など翻訳出版も相次ぐ。 本書もそのようなコンピュータと統計を用いた新しい小説の読みかたを提供するものだ。たとえば、本書で検討される疑問は次のようなものだ。英語では一般に副詞が少なければ少ないほ…
一条真也です。『デジタル生存競争』ダグラス・ラシュコフ著、堺屋七左衛門訳(VOYGER)を読みました。「誰が生き残るのか」というサブタイトルがついています。著者は、1961年生まれ。米国ニューヨーク州在住。第1回「公共的な知的活動における貢献に対するニール・ポストマン賞」を受賞。『サイベリア』『ブレイク・ウイルスが来た!!』『グーグルバスに石を投げろ』『ネット社会を生きる10ヵ条』『チームヒューマン』など多数執筆。『「デジ散主義」の時代へ』という論考が翻訳されています。 本書の帯 本書のカバー表紙には、眼鏡をかけたアジア系のような青年のイラストが描かれ、帯には「何のための、誰のための、デジタル…
ずいぶん時間が空いてしまったように思う。実生活の方が若干バタバタしていたので、償いの意味をこめて長めの記事を書きたい。ということで、最近めでたく読破したアイン・ランドの「肩をすくめるアトラス」について感想を書きたい。ネタバレがどうのという内容でもないと思うが、一応ミステリ要素が入っているのでwikipediaを緩衝材として貼っておく。その下にはネタバレゴリゴリの感想文を書く。 ja.wikipedia.org まず、全体の内容としてはオブジェクティビズムなる思想が結実しているらしいが、確かに新自由主義者に支持されるよなという内容だった。作中ではフランシスコ・ダンコニアやジョン・ゴールトの演説の…
デジタルの皇帝たち――プラットフォームが国家を超えるときみすず書房Amazonプラットフォームが大きな力をふるう時代である。アマゾンで日々の必需品を買い、ウーバーで食事を配達してもらう。海外では配車アプリの方で生計をたてている人も多い。Appleのアプリストアでは何十万ものアプリが公開され、その売上がメインの企業も多い。アマゾンのサービスのひとつ「メカニカル・ターク」は、希望者にタスクを分配する仕様で、世界中のリモートワーカーの資金源になっている。こうしたプラットフォームが存在することは、利点ではある。メカニカル・タークのような巨大なオンライン労働市場はそれだけ仕事を振る人も多く、人のいないサ…
(8/2)ひとまず100点選書。第一弾の選書なので推薦本には頼らず。蔵書とアマゾンのブックリスト、これまでの読書経験と知識を駆使して、読みたい本を直感で選んだ。 今のところ順番はランダムだ。3500の選書リストが完成するまでには適切な分類法を見つけようと思う。その際、選書やリスト作成におけるルールも付記する(表紙画像は載せない、アマゾンや出版社ページへのリンクは貼らない等)。 (8/3)200点選書。 (8/4)300点選書。 (8/5)400点選書。そろそろ分類しないとね。日本十進分類法を参考にする予定。 (8/9)500点選書。 (8/10)600点選書。 (8/11)700点選書。 (8…
7月初めにやって来る独立記念日を迎えると、我が家は毎年恒例で、アーミッシュの人達が住むカントリーサイドへ車を飛ばす。 お目当てはこちら。 フレッシュ・ピーチパイ アーミッシュの人達の住むコミュニティーは、全米で32州にまたがって存在していると聞いた。 主に東部や中西部に多いのは、彼らが建国間もないアメリカに移民として入って来て、住み着いたのがペンシルバニア州で、当時のアメリカの政治や文化はほぼヴァージニア州周辺で活発だったから、東部エリアに広がっていったのは自然なことと思う。 緑が濃いほどアーミッシュ人口率が高い 私達がちょっと遠出をして出掛けるアーミッシュ・コミュニティーは、今でも黒い馬車で…
リバタリアニズム 右派リバタリアニズム ・デービッド・ノーラン ノーランチャート ・森村進 ・ケイトー研究所 ・ミーゼス研究所 ・リバタリアン党 最小国家主義 ・ロバート・ノージック アナーキー国家ユートピア 無政府資本主義 ・マレー・ロスバード オーストリア学派 古典的自由主義 消極的自由 非侵略の原則(NAP) 非介入主義(孤立主義) 徴税と窃盗の同一視 金本位制 貨幣発行自由化 仮想通貨 関連 ジオリバタリアニズム テクノリバタリアニズム リバタリアン保守主義 ・ロン・ポール シビルリバタリアニズム オブジェクティビズム ・アイン・ランド ・オブジェクティビズムとリバタリアニズム 主意主…
三宅香帆 集英社 2024.4.22読書日:2024.6.16 仕事を始めると本どころかあらゆる趣味をする時間的余裕がなくなってしまう、という著者が仕事に全身全霊を捧げることを止めるよう主張する本。 読んでいて困ってしまった。 著者はとても真面目な人らしく、就職すると仕事が頭から離れず、時間があってもじっくり本を読むことができなくなり、スマホで動画を見て暮らすようになったんだそうだ。そしてそれをつぶやくと多くの賛同が得られたのがこの本を書くきっかけになっているのだという。 な、なんて真面目な。 なにしろ自分の過去を振り返ってみると、残業はまったくせず、仕事中も仕事していない時間が多かったからな…
こんにちは、さっちゃ~んです。 最近はアニメとスマブラSPに忙しくてブログの方が疎かでしたけど、 ストックだけたまってて、たまには、編集して投稿するかなという気分で今回やっていきます。 今回は、「精神科」特集やります。 主に「生活保護」における受診対策ですが、 一般の人も「精神科」の使い方というのをマスターしていってほしいなと思います。 くれぐれも一般人の甘っちょろい考えには引っかからないようにして頂きたいですし、絶賛薬漬けの方もここからやり直し頂ければ幸いでございます。 当ブログでは、薬は飲んではいけないという趣旨なのでご了承ください
書痴と言うほど本を読んでいるわけではないけれど、私は分厚い本が大好きです。 一部界隈では鈍器本と呼ばれたり、レンガ本と呼ぶ人もいるような。私は早川書房さんの銀背は「レンガ本」と呼び親しんでいます。 鈍器と呼ぶのはハードカバーの分厚い本でしょうね、例えばアイン・ランドの本とかいま目についた本ではエドワード・ケアリーの「おちび」だと鈍器になりそう。 おちび 作者:エドワード・ケアリー 東京創元社 Amazon 600ページ未満の本なんですが(アマゾンのページ数の表記は間違っています。本文で588ページくらい9、上製本なので重さはしっかりある。 面白ければ薄かろうが厚かろうがべつにいいし、今どきはフ…