久しぶりに雑誌『現代思想』を隅々まで読みまっせ(「隅々」は言い過ぎだけど)。「〈計算〉の世界」という興味深い特集があったので。私は線形論理という計算機科学の文脈から出現した論理を研究しているわけだけど、論理の哲学というと言語との関連から語られがちで、計算の哲学というのはあまりない。その出発点として読みたい。あと情報的・計算的な宇宙観(?)みたいなのに漠然とした興味がある。 現代思想 2023年7月号 特集=〈計算〉の世界 作者:森田真生,細谷曉夫,近藤和敬,フリードリヒ・キットラー,ユク・ホイ,谷村省吾 青土社 Amazon 一つ一つの論考の感想を書いていきます。 森田真生「計算から修復へ」 …