「ワンダフルライフ」「ディスタンス」の監督、是枝裕和が初プロデュースする「是枝プロジェクト」、伊勢谷友介監督の「カクト」に引き続き、第2弾の「蛇イチゴ」は、28才の新鋭、西川美和の初監督作品である。
西川のオリジナル脚本に是枝自らが惚れ込んで映画化が実現した本作品は、正義感の強い妹と、インチキを絵に描いたような兄という、対照的な兄妹の関係を軸に、ある平凡な家庭の崩壊と再生のきざしを描くユニークなホームドラマである。
西川美和は、日本の映画監督・脚本家として、独自の視点と深い人間洞察を持つ作品で知られています。彼女の映画は、社会問題や人間の内面を鋭く描き出し、多くの観客に感動を与えてきました。ここでは、西川美和の映画作品を公開の時系列順に紹介し、それぞれの作品のあらすじや見どころ、世間での評価をまとめます。 西川美和について 西川美和は、1974年に広島県広島市で生まれ、早稲田大学第一文学部を卒業しました。大学在学中に是枝裕和監督の「ワンダフルライフ」にスタッフとして参加し、その後フリーランスの助監督として活動しました。2002年にオリジナル脚本の「蛇イチゴ」で映画監督デビューを果たし、以降も数々の作品を手…