散歩をするようになって、水辺にはさまざまな案内板があることを知りました。 それを読むだけで、まるでそこが歴史資料館であるかのようにその地域の歴史や地理が浮かび上がるように見えてきます。 これもまた博物館制定法以降1950年代から60年代ごろの各地に多彩な博物館ができた時代の熱意とか、あるいは地方分権と郷土を見直すという流れによるものでしょうか。 それともその後の公共事業は無駄という世の中の雰囲気への地道な警鐘だったのでしょうか。 備前渠用水路についての案内と石碑を後にして、ひとつ目の備前渠橋から土手の方を眺めました。 土手を貫通した通水路に利根川の水が引き込まれている場所が見えます。その様子を…