前回、南北朝時代の度量衡論争、とくに黍の数の基準の話をcかきました。今回、五代〜北宋の経緯を追います。小島先生の論文や、丘光明氏の著書の関係しそうな部分をピックアップし、一次資料は、南宋の類書の『玉海』巻八を中心にみています。 gejikeiji.hatenablog.com gejikeiji.hatenablog.com 唐まで 五代 北宋のはじめ、和峴 北宋の仁宗の時代、李照 李照の後、阮逸・胡瑗 李照の後、鄧保信 丁度・韓琦による評価と総論 房庶 范鎮と司馬光の論争 蔡元定 感想 参考文献 唐まで 南北朝が統一し、隋を経て唐になると、ひとまず音律と度量衡は統一され、尺は宋氏尺と同じ長さ…