「婆佐羅」とも記す。十二神将の「バジュラ」が語源。 ド派手で奇妙な格好をする風俗。「風流→過差→傾寄→」の流れで一線を越えてしまった状態。「綾羅・錦繍・精好・銀剣・風流・服飾、目を驚かさざるはなし。すこぶる物狂いというべきか」と、足利尊氏も『建武式目』の第一条で記さずにはおれなかった程、室町初期には隆盛した。やがて佐々木道誉など大名たちの間にも流行し、アンシャン・レジームを嘲り、無道・無体な振る舞いをするようになっていく。傍若無人であり、もはや乱暴狼藉にまで達していった。
——夜《よ》は夜《よる》を新たにして。 と昼間、道誉が言った。 いかにもばさらないい方で彼らしい言と思われたが、 約束のごとくその晩、 城内の的場から武者廂までを容れた俄舞台と桟敷で、 新座の花夜叉一座の、田楽見物が行われた。 もちろん、高氏を主賓に。 そしてその晩は、家中一同にも陪観をゆるされ、 人影は桟敷の外まであふれたが、 とりわけ、道誉のそばには、 盛装した一と群れの女房たちが華やいで 芝居篝《しばいかがり》に照り映えていた。 また、高氏の後ろにも、数名の女性が侍《かしず》いている。 が、それは、道誉の侍女たちか、遊女の種類なのか、 高氏には判じもつかない。 彼女らはこもごもに、主賓の…
春昼《しゅんちゅう》、酒はよくまわる。 又太郎もつよいたちだが、佐々木にも大酒の風がある。 城内の大庭には、紅梅白梅が妍をきそい、 ここには杯交のうちに気をうかがい合う両高氏の笑いがつきない。 はからずも、 これこそ“婆娑羅”な酒《さか》もり景色か。 「ときに……」と、 又太郎からたずねた。 「ぶしつけなれど、御出家にしては余りに早すぎるお頭《つむり》、 いかなる発心《ほっしん》なあって?」 「ヤ、これですか」 佐々木は、酒照りも加えて、 一そう青々とかがやいている頭へちょっと手をやって。 「もとより出家ではおざらん。 いうならば、おつきあいの剃髪《ていはつ》とでも申すべきか」 「はて、異なお…
最強の婆娑羅、加布羅について考察!! どうも、非ポポタスです。 今回は実質最強の婆娑羅と言われている存在、加布羅について考察していきたいと思います。 なお、原作98話までのネタバレを含みます。ご注意ください。 最強の婆娑羅、加布羅について考察!! 加布羅とは 実力 加布羅の戦績 過去 まとめ 加布羅とは 引用元: https://www.pinterest.jp/pin/664069907533602749/ 元第3位の婆娑羅で、過去に12天将を含む100人以上の精鋭部隊を壊滅させたこともある加布羅。1位、2位がほとんど陰陽連に観測されないため、実質最強と言われている存在です。 過去に先代、蹉…
焔魔堂ろくろにいて考察してみた!! 焔魔堂ろくろにいて考察してみた!! プロフィール 実績 ケガレ墜ちはチート!?ろくろの強さは何!? 1.双星の陰陽師特権 2.ケガレ墜ちによる特殊効果 3.主人公補正 最新話で明かされていく、ろくろの正体 まとめ プロフィール 双星の陰陽師に選ばれた少年。 馬鹿で無鉄砲で陽気な性格、無礼が過ぎる言動から一部の陰陽師からは非難を受ける一方、土御門有馬や鸕宮天馬といった最上位陰陽師からは過剰な期待を受けている。 過去に”ひなずきの悲劇”と呼ばれる事件に巻き込まれており、この事件をきっかけに、ろくろは”ケガレ墜ち"と呼ばれる呪装に目覚めている。また石鏡悠斗との因縁…