10万円の商品券配布問題で四面楚歌の石破茂総理だが、かつて野に下っていた政調会長時代、「一日も早く職を辞すことが国家のためだ」とバッサリ斬り捨てたのが、菅直人第1次改造内閣で法務相兼拉致問題担当相の職にあった柳田稔氏である。 柳田氏は2010年9月発足の菅内閣で初入閣。 就任直後の記者会見では、拉致議連に参加するなどの目立った活動がなかったことで、拉致被害者家族会からは「面識がない、拉致問題について見識はあるのか」といった疑いの声が上がった。 そして就任後には、検事による証拠改ざんや尖閣諸島沖の漁船衝突事件など、法務・検察が矢面の立たされる懸案が続出。 ところがこの柳田氏、10月の衆院法務委で…