自動運転車は,アメリカのgoogleが2009年にプロジェクトを開始したことで,それまでの大学レベル,実験レベルでの開発から一気に実用化への期待が膨らんだ。何しろあのgoogleである。すでに蓄積したgoogle mapのデータを生かす意味でも,資金力の面でも実現性は高いと見られていた。しかし,2016年にプロジェクトをWaymoとして子会社化し,google本体は事業から撤退した。Waymoは自動運転タクシーサービスとして,アリゾナなどアメリカの周辺地域でのサービスを継続している。Appleも2014年のプロジェクト開始から10年後の2024年に撤退した。一方で,Teslaはトランプ政権の後…