さくら文研には、毎年多くの謝罪文のご依頼が寄せられます。 もちろん、一つとして同じ謝罪文はありません。つまり、例文を作る上では「多様性が認められる=意外に自由度が高い」と言えます。 しかし、謝罪のレベルというものは、多層化している*1ため、決して簡単ではありません。 たとえば、罪の重さ。軽いものなら「5分遅れます、ごめんなさい」というメールから、重いものでは政治家の「先の大戦における我が国の…」といった公式謝罪まで幅広くあります。 次に、可逆性。壊れたものを弁償できる場合もあれば、「焼失しました」「事故で後遺症が残りました」など、二度と元に戻せないケースもあります。 さらに、謝罪する相手の範囲…