ニャン太とカースケ、友達ではある。しかし、この二人の、いや一匹と一羽のどこまでもかみ合わない会話が続く。 「シンセキなんだよ。なっ、だからボクがライオンに似ていたって、おかしくないじゃないか」 「でっ、でもぉー・・・、だってぇー」 「でもぉーって、なんだい! だってぇーってなんだい!」 「ニャン太君は、りっぱなネコなんですから、なにもライオンのまねなんかすることないじゃないですか。それって、おかしくないですかぁー」 「わからないカラスだなー」 またまたあきれ顔のニャン太。 「いいかい、ネコとライオンはシ・ン・セ・キなんだよ。だから、ボクだってきっと、ものすごく強いのかもしれないじゃないか」 ニ…