今日は土曜日、ずっと家でお籠りである。 牛肉と卵を焼き、ちゃんとご飯も炊いて、 それを昼食と夕食に分け、しば漬けと一緒に食べた。 吉本新喜劇を見ながら昼食を食べていると、 なんだかすっごく平和で幸せな感覚に包まれた。 しば漬け、吉本新喜劇、窓から差し込む日差し…、 それら、絶えず移り変わる夢の映像の奥に、 〝ずっと存在している何か〟の気配がある。 その気配が、僕に平和な気分をもたらしている。 僕たちは、椅子が目に入れば椅子を認識し、 近所の田中さんを見れば、田中さんだと気づく。 また、喫茶店で安室奈美恵の歌が流れてくれば、 ああ、安室奈美恵だ、と分かる。 しかし、いったい何が、ただの夢の映像に…