中等部のボーカルレッスンでは独壇場であった手毬が高等部では紗希というライバルを得る話。 中等部時代の授業では手毬しか挙手せずトレーナーも困っており結局は手毬が全てやった。 手毬は自分の存在が周囲を委縮させているとは考えも及ばずクラスメイトたちを見下していた。 だが高等部に進学すると手毬の独壇場とはいかなくなる。学年首席の稀咲が台頭してきたのだ。 これにはボーカルトレーナーもニッコリ。手毬は入学したばかりなのに度胸があると評価する。 だが手毬と同じで咲季もやりたがり症候群であったため二人は競合するようになっていく。 何事も一番でなければ気が済まないと宣言する稀咲に手毬はワガママであると喧嘩腰で挑…