まだまだ1年以上前に観た演目の感想が続きます。 その場の空気を感じながら観るのと、決められたカメラワークで画面越しに観るのとではどうしても受け取るものが違ってくると思っていて、今まで一度も劇場で観ていない演目について配信の視聴のみで感想をまとめるつもりはなかったのですが、今回は偶然同じ配役で二回観ることになったのでいつもよりは深く作品に触れられたんじゃないかなと感じて、せっかくだし書いておこうかなと思った次第です。 大学生の“私”と、彼のもとに突如自転車で訪ねて来た、亡くなったはずの“友”が、うだるような暑さと夏休みという緩んだ空気の中でじゃれ合うような会話を繰り広げる二人芝居。 出演者は、稲…