今日1月9日は、語呂合わせ(1月9日⇒一・九⇒一休)から室町時代の禅僧・一休宗純禅師(1394~1481)に因み、「とんちの日」とされる。実際に、一休禅師は風狂の禅僧であり、勿論、頓知(とんち)も効いた人であったと思うのだが、現代にまでイメージされる頓知の問答に長けた人というのは、室町時代後期から作られ始め、江戸時代以降に人気となった『一休噺』などの説話集に依拠したもので、史実上の話と決められるものは少ない。 ということで、今日見ていく話も史実ではないと思うが、一休禅師の「とんち」を楽しんでみたい。 ○一休石火問答の事 白川の辺りにいと江師に才なる男有しが、千本まで来て、いや是よりむらさき野一…