懺悔しなさい。 この話を読んでしまったことを。 我妻俊樹『忌印恐怖譚 みみざんげ』(竹書房 2019年)の話をさせて下さい。 【あらすじ】 幻惑の名手・我妻俊樹が描く、日常のすぐ横に口を開けた常世の深淵ーーーーー。 記憶の底にある家を探していると、祖母に異変が起きる「ヒロエおばさん」、 バス停で出逢った身の毛もよだつ異形とは・・・「待合室」、 バスで得ていたラ知らぬ間に五回に迷い込んでいた「深夜バス」、 40歳を境に突然、命を脅かす怪異に見舞われ始める「ガタガタ」など、 48篇の実話恐怖譚を収録。 黄泉からの声があなたにも聞こえるーーー。 【読むべき人】 ・不思議系の怖い話が好きな人 ・厭な話…