タイトル『よるのばけもの』 著者 住野よる 〈あらすじ〉 夜になると僕は六つの足に八つの赤い目を持った真っ黒な化け物に変身する。 真夜中に人を驚かせるのもそろそろ飽き、忘れ物をとりに学校へ忍び込んだ化け物姿の僕は、教室で一人の少女と出会う。 彼女はクラスでいじめを受けている矢野さつきという少女だった。 彼女は化け物姿の僕に怯えることなく、笑顔で「また明日」と言って去っていく。 毎夜毎夜、彼女と顔を合わすたび、僕の心境は少しずつ変化していって… 〈ひとこと〉 僕は今年、某外食産業の会社に入社して、新入社員として店舗に配属された。 驚くことに僕の職場はアルバイトの6〜7割が外国人労働者である。 ほ…