イソギンポ

和名：カモハラギンポ（イソギンポ科） 学名：Meiacanthus kamoharai Tomiyama, 1956 英名：Sawtail blenny（鋸歯状の尾を持つギンポ） 分布：伊豆～沖縄 撮影日時：2024/12/06 撮影場所：川奈(ビーチ) 撮影器材：Canon EOS7D MarkII + シグマ17-70ズーム x 2倍テレコン（フルサイズ90mm相当） 撮影協力：ジェスター jester.jp 青黒い体と、目立つ白の縦縞から、他種との区別は容易です。 ギンポの仲間ですが、穴に入っているのを見たことはなく、大抵は、壁の際や海底近くを遊泳しています。 一応、英名はありますが、分…

イソギンポ科のニジギンポは全長約10cmになり、下北半島以南の西部太平洋に分布している。目から尾柄部まで黒帯とそれを挟むように白帯が入っているのが特徴。黒帯は、個体によって茶色の場合もあり、温帯域に生息するものにその傾向が強い。通常は海藻の近くにいるが、人工物を利用するケースも多い。 ブイのロープに群がるニジギンポ（奄美） ブイやロープのそばにいるのは、何かがあればすぐに隠れることができるからだ。繁殖期になると、巣穴が必要になるが、普通ならば貝殻や生物が開けた穴を利用する。しかしそう簡単には見つからない。そこで人間が捨てた空缶や空ビンを利用することも多い。 空缶を利用するニジギンポのオス（座間…

ミナミギンポ 73.6mm SL 和歌山県産 Plagiotremus rhinorhynchos (Bleeker, 1852) 分類：イソギンポ科テンクロスジギンポ属 分布：インド・西太平洋の熱帯域から亜熱帯域．日本国内では房総半島以南の太平洋沿岸，南西諸島． 備考：前後に細長い体形と体側の縦帯が特徴的なイソギンポ科魚類．同属のテンクロスジギンポによく似るが，テンクロでは体側中央の縦帯が点列模様をなすことで識別できる．ほかの魚の鱗やひれを齧りとって食べてしまうスケールイーターとして知られており，またその特徴的な縞模様はホンソメワケベラへの擬態と考えられている（いわゆる攻撃型擬態）． 岩礁域…

イソギンポ科のイシガキカエルウオは全長約6cmになり、奄美大島以南の西部太平洋、東部インド洋に分布している。サンゴ礁域の浅瀬に巣穴を持ち、その中で暮らす。時折巣穴から出て、岩肌に付着している藻類を食べる。目の周りの縞模様と、喉のあたりの黒線、エラ蓋付近の逆V字の模様があることが特徴。1954年に石垣島から得られた標本を基に新種記載された。 イシガキカエルウオ（石垣島） 39年前、初めて紅海に行った際、カイメンの上にイシガキカエルウオがいたのでビックリした覚えがある。特徴から見て間違いないが、図鑑の分布には入っていない。学術的に正すには標本を基にする必要があるため、こういうことはよくあるのだろう…