集英社が持つ巨大IP(イメージ) 「最近、あの文芸誌の出版社がウェブトゥーンを始めたらしい」 「ビジネス書の会社が、マンガレーベルを立ち上げたって?」 ここ数年、出版業界で静かに、しかし確実に進行している大きな潮流があります。それは、これまで書籍や雑誌を主戦場としてきた中堅出版社たちが、続々とマンガ事業およびIP(Intellectual Property:知的財産)開発へと本格的に舵を切り始めている動きです。 集英社、講談社、小学館といったマンガの巨大な版元だけでなく、文藝春秋、新潮社、ダイヤモンド社、SBクリエイティブ、マイナビ出版といった、それぞれの分野で確固たる地位を築いてきた出版社た…