航空機の狭い座席などに長時間同じ体勢で座り続けることで、足の静脈流が鬱血し血栓が生じる(深部静脈血栓症)。着陸後、席を立つと血栓は血流に乗って移動し、肺の血管などに詰まって呼吸困難や心肺停止をもたらす(肺塞栓症)。*1
飛行中の航空機内では湿度が低く水分が失われやすいため、血栓ができやすい。
飛行中にできるだけ席を立って歩くことや、水を飲むことが予防策といわれる。
また、アルコールやカフェインなどの摂取も血栓をできやすくする原因となる。
エコノミークラスに限らず、ビジネスクラスでも、また車や電車の座席、劇場、PCの前などで長時間座り続けると同様の症状が出るので、要注意。別名旅行者血栓症。