オジギビト

先日、北海道の釧路町にあるイオンのゲーム売り場で、久々にこの人に出会った。もはやお馴染みの人でもあるのだが、しばらく店頭では見ていなかったので、少しばかり懐かしさも覚えつつ少々遠方から撮影。 釧路郡釧路町のイオン内でオジギ中の女性（2025年5月） ちょっと（かなり？）横幅が増えたようだが、今現在も現役で活躍中で何よりである。（デジタル感もスゴいが、まあそこは敢えてツッコむことはしない……） この女性はいつ頃から活動しているかであるが、記録では2007年の時点で、家電量販店での活動が確認されている。恐らく2000年代中頃から、活動開始していると思われる。ということは、既に20年前後は活躍してい…

以前の記事で、素材集出身と思われる現場オジギビト衆には、あの有名な「いらすとや」出身の人は案外多くはない様子、と述べた。 ojigibito.hatenablog.com 先月、素材集出身であろう直立不動オジギビトの報告を、北海道支部から受けたが、やはり「いらすとや」所属とは思われない人であった。それがこの人。 北海道釧路市の直立不動オジギビト（2025年4月/北海道支部報告） 目を開けばあるいは……という人であるが、やはりいらすとや所属ではない感じである。あるいはこの人、素材集を参考にした、掲示作成者ご本人による「手作り」の可能性も、ほんの少しながら漂わせているような……。 まあ恐らく何らか…

これまで２回に渡り、オジギビト衆の中の「犠牲者型」について紹介してきた。 ojigibito.hatenablog.com ojigibito.hatenablog.com 今回は少しだけ、犠牲者型の仲間……しかしカテゴリー的には犠牲者型ではない例を、紹介しておきたい。 １つ目はこの人々。 東京都北区滝野川の見得切り人と犠牲児童（1999年6月） メッセージの内容は、犠牲者側と同じで、現場内への進入について警告している。現場作業見得切り人が、フキダシ内で「ここで遊んだらこういう目に遭いかねないよ！」と示してくれている。この見得切り人が遭遇した「回想場面」かもしれないが、恐らく「こうなる可能性」…

先日は、現場に無関係な人が入らないように警告する「犠牲者型」という現場看板について紹介した。犠牲者型は大きく分けて二つのタイプ、すなわち「フキダシ回想タイプ」と、「無回想タイプ」に分けることができる。 ojigibito.hatenablog.com 今回は、「フキダシ回想タイプ」について紹介してみたい。 まずはこの児童から。住友不動産建物サービス専属の、犠牲少年である。 東京都渋谷区代々木の犠牲少年（1999年6月） 彼の頭が凹んでいるのは最初からであり、資材にぶつけて頭蓋骨が陥没したわけではないようである。立入禁止の記載が見えなかったのかハナからガン無視なのか、大喜びで現場敷地内に進入して…

北海道支部から、労働動物の写真の報告があったので、早速紹介したい。 北海道札幌市北区麻生駅近辺の労働動物（2025年4月/北海道支部報告） 角などの特徴から見て、どうやらこの動物は鹿らしい。北海道なのでエゾシカということになるだろうか。但し、身体の柄（額部分の暗い色の部分）が実際のものに即しているかどうかは何とも言えないところがある。 保護帽にはしっかり鹿島建設のマークが入っている。胸に何か白い文字で書いてあるが、判読は残念ながら困難。感染症対策なのか、この労働動物は白マスク着用である。 身体の横から出ている物体は、安全帯であろう。安全帯に関しては、北海道支部から釧路市内の現場に関する報告があ…

現場で見られる動物たちの中では、ウサギは「例外的」と言って良いほど、働いていない（以下の過去記事参照）。 ojigibito.hatenablog.com しかしたまには、少しは働くこともあることを、先日紹介した。 ojigibito.hatenablog.com また、このウサギもどうやら現場の作業に勤しんでいた模様（記事後半）。 ojigibito.hatenablog.com その後、他の写真のプリントをスキャンしている最中に、「やはり働かないのか……」と嘆息させるウサギたちの写真を見つけたので、ついでに（？）スキャンしてここで紹介しておきたい。撮影地は鳥取県の倉吉市、干支二回り分も前の…

以前、工事現場の看板上にはいるが、他の動物たちと違って現場労働をしていないウサギたちについて紹介した。 ojigibito.hatenablog.com その後、いただきものの写真の中に、一応労働中のウサギたちの掲示があったので、紹介しておきたい。2011年3月、岡山県岡山市北区の天満屋（デパート）の改装工事の現場である。撮影はK.Y.氏によるものである。 岡山県岡山市北区・天満屋の労働ウサギ（2011年3月/K.Y.氏提供） 向かって右のウサギは、伝統的直立不動ポーズを取っている。左側のウサギは、大喜びで（？）脚立を運んでいる最中である。これらは、先に紹介した「何もしていない」ウサギたちとは…