東台湾の歴史を語る上で、必ず登場してくるのが原住民族。 花蓮には、6部族が暮らしており、台東には、3部族が暮らしています。台湾国内でも花蓮に住む原住民は最も多く、その文化、習慣、慣習、そして言語も各部族によって異なります。 日本が台湾を統治するまでは、台湾には共通語というものが無く、台湾人は台湾語(閩南語)、北京語を話し、客家人は客家語、原住民は其々の部族の言語を話していました。今でも、花蓮には、台湾語、中国語、客家語、6部族の部族語と9つの言語が話されています。この中で、唯一、文字が存在するのは、中国語だけで、他は、文字はなく、発音のみとなっています。そのために、原住民の間では、自分達の部族…