4.01945年、英空軍によって実際におこなわれた作戦を描いています。想像を上回る悲惨な話でした。この惨禍の認知度がひくいのは西側の過失だからだと思います。被害者の子供らはナチスの教化下にありました。戦後、枢軸が悪と定義され、連合側の失策が積極的に語られない──そのような東西バランスがこの悲劇を隠していたのかもしれません。 『デンマークで活動しているレジスタンスの救出(最悪でもイギリス空軍の爆弾によって殺されることを望んでいたと言われている)を目的とし、イギリス第140航空団のモスキートにより、コペンハーゲンのシェルハウスにあったゲシュタポ司令部を攻撃。18名のレジスタンスがこれによって脱出し…