長い午睡の後、雨上がりのフィールドへキジの様子を見に行く。後部座席からカメラや三脚を取り出していた時、背後からブッブッと警告ホーンを鳴らされ、軽トラが止まった。田んぼ道へ入るすぐ横に車を停めていたから邪魔だと言われるのではと思い顔を上げた。軽トラから降りてきたのはキジの情報をよくくれるNさんだった。近寄ってくるなり「内の裏の草むらにキジのつがいが居よるよ」「此処からは見えんが、あの草むらの横あたりよ、田んぼ道通って廻り込んだら見えるかもわからん」。軽トラを飛ばしてわざわざ教えに来てくれたのだ。お礼を行って雨上がりの水溜りが点在する田んぼ道を急いだ。目的の場所にたどり着き草むらを探し回したがキジ…