概要 回転座標系では、遠心力とコリオリ力という慣性力が現れることが知られています。これを導出していきます。 準備 慣性系として $xy$ 軸をとり、座標を $x(t), \ y(t)$ とします。それに対し、正の方向 (反時計回り) に $\theta(t)$ 回転している回転座標系 $XY$ を取り、座標を $X(t), \ Y(t)$ とします。 以下、時刻 $t$ の関数 $f(t)$ に対して、$t$ の微分 $ \mathrm{d}f(t) / \mathrm{d}t = \dot{f}(t)$ と書くことにします。$(t)$ は適宜省略します。 導出 $2$ つの座標系の関係は以下…